島根つづき。
この大雨の中、もう一か所行きたいところがあったのでお邪魔してみました。
出雲大社から徒歩およそ5分。
境外摂社で式内社の、命主社(いのちぬしのやしろ)です。
正式名称は、「神魂伊能知奴志神社(かみむすびいのちぬしのかみのやしろ)」。
この椋の巨木に会いたくてやってきました。
御祭神:神皇産霊神(神魂命)
本殿は国指定重文・県指定有形文化財。
出雲大社からすぐの所に鎮座してるんで移動はラクラクなんですが、
なにしろ斜めに打ちつけてくる雨のおかげで、歩くのにも一苦労でした。
木々のおかげで多少は雨がしのげます。ありがたい~。
社殿の裏手。
こんなん見ると、もうワクワクしてしまう。
石祠と、その両サイドに注連縄が巻かれた樹があります。
ここは真名井遺跡といって、銅戈と硬玉製勾玉が発見された場所。
(島根県立古代出雲歴史博物館に展示されている、銅戈と硬玉製勾玉の複製品)
銅戈は、銅鉾・銅鐸などと同じく弥生時代を代表する青銅器ですが、
発見された銅戈は北部九州産、勾玉は新潟県糸魚川産である可能性が高いのだとか。
ともに重要文化財に指定され、出雲大社の宝物殿に展示されています。
雨脚がいっそう強くなってまいりました。ヽ(・ω・)ノ
写真からは分かりませんが、それはそれはものすごい斜め降りでございます。
雨にもめげず古木の周囲をうろつく。
推定樹齢が1000年とも言われる巨木は、
高さ17メートル、根回り12メートルの見事なもの。どっから見てもすごい。
今にも動き出しそうな、そんな力強さと生命力が伝わってきます。
大社からたった5分の道程が、雨のおかげで倍以上に感じましたが、
来てよかったです。
旅の最後に素敵なひとときを過ごすことができました。
さて、帰りの時間まであと1時間以上。
とりあえずどこか屋内で雨宿りしないとなー・・
と言うことで、近くにちょうどいい場所があるので移動します。
つづく・・。