水早 -mizuha- 神社と写真と一人旅。

カメラ片手にゆるり神社めぐり。
公共機関&徒歩での日帰り参拝記録をメインに綴っています。

南宮大社-4

2020-07-15 | ├ 岐阜(ひとり旅)
 
 
南宮大社ラスト。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
瓦塔の手前に、鳥居がありました。
 
 
 
 
 
 
鳥居みたら、くぐらずにはいられない(笑。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
緑深いところへ。
 
 
 
 
 
 
引常泉聖武天皇行幸曳常泉)
 
往古より、常世(神仙界)の霊気を常に引寄せる泉で、
聖武天皇が大仏建立を願い、この霊泉を汲んだとされます
 
今は水底ばかりですが、
かつては豊富な水を湛えていたんでしょうね。
 
 
 
 
神宮寺においては、この水を如法水と呼び、
これで写経した経文を塔内に納めて、
南山の寿(不老長命)を祈ることを古例としました。
 
一方、神社にあってはこの境内で古神札を焼納し、
諸神の常世帰神昇神を祈ることを古儀として来たのだそうです。
 
 
 
 
 
 
湖千海神社(御祭神:豊玉彦命
 
引常明神(手前の石)
 
 
 
 
 
 
豊玉彦命を引常明神と称えて迎え、
湖千海神社に祀ったのだそうです。
 
御神体である岩のための社殿ということかな。
 
 
 
 
 
 
さっきからそうだけど、
こちらの境内社はどれも存在が凄過ぎて、
くらくらしてしまうわ。
 
 
 
 
神社エリアおそるべし。
 
 
 
 
 
 
 
 
南天竺の鉄塔
 
 
 
 
 
 
北条政子が源頼朝公の菩提の為に建立し、
金水の和合を祈願したとされます。
 
 
 
 
 
 
なお、鉄塔の実物(重文)は、真禅院にあるので、
こちらはレプリカです。平成2年建立。
 
 
 
 
 
 
水と土と木々の力がぜーんぶ体内にしみ込んでくるような、
本当に心地いい場所。
 
このセリフ何回言ったかわかんないけど、
近所にあったら毎日通うのになーーー
 
 
 
 
 
 
再び参道に戻り、さらに西へ。
 
 
 
 
伏見稲荷大社を彷彿とさせる光景。
 
 
 
 
 
 
ニガテなお稲荷さんなんで、
果たしてどこまで近付けるかわかんないけど、
こんなん見たら、やはりくぐらずには居られないっ
 
 
 
 
いっきまーーす。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
鳥居の先の、この場所。
 
この空間めっちゃいい・・。
 
 
 
 
 
 
南宮稲荷神社(御祭神:倉稻魂命)
 
 
 
 
 
 
うん大丈夫。
こちらの稲荷社はぜんぜん平気。(※個人比)
 
しかもこのあたり、ヒグラシの鳴き声がすごくて、
ちょっと感動。。。
 
いい声だー。だいすき。
 
 
 
 
以前、新城でその声を聞いた以来なので、
人生で二度目かも。(記憶にある限り)
 
名古屋じゃ聞けないもんね。
 
 
 
 
カナカナカナ・・という郷愁を誘う鳴き声を聴いていると、
癒されるとともに超リラックスできる。
 
いいよね、ヒグラシ。
 
いっそここで眠りたいと思ってしまった。
 
 
 
 
 
 
帰りは、鳥居横エリアを通ります。
 
 
 
 
 
 
袖神と書かれた碑。
 
 
 
 
 
 
 
 
この光景は、
たぶん一日中見ていても、飽きない。
 
 
 
 
 
 
仏さんエリアと、神さんエリア。
 
明治よりここは神社となりましたが、
両者は不可分のものとして、
今なお共に、ここに在る。
 
 
 
 
自分にとっては、
本地垂迹が、受け入れ難い考え方であることには変わりない。
 
それでも、神仏習合の深さと存在の大きさが、
神社を訪れるたびに積み重ねっていきます。
 
 
 
 
互いを尊重し共存してきたという長い歴史があるからこそ、
受容できるんだろうな。
 
 
 
 
これが、例えばメキシコのテンプロ・マヨール(Templo Mayor)みたいに、
一方を征服・破壊したその上に、もう一方が成り立っていたならまた話は別だけど、
何百年ものあいだ温和に共立共存してきたっていうのがね。
 
やはりすごいなぁと思うのよ。
 
 
 
 
・・なんてしみじみ思いながら、
南宮大社の境内をあとにしました。
 
 
 
 
 
 
外に出て、真禅院の方面へと歩き出したところで、
本殿の後姿がチラっと見えました。
 
 
 
 
金山彦神さん、またおじゃましますね。
 
 
 
 
南宮山にもご挨拶。
 
 
 
 
南宮大社、想像以上に素晴らしい神社でした。
 
参拝して本当によかったです。
 
 
 
 
では、
1キロほど西にある真禅院へ・・。