いまあるべき古民家

古くからある物を大切に、今あるべき事を取り入れて・・・。

手仕事

2017-01-13 22:26:06 | 日記

 新年のご挨拶に行って参りました。

相模原市にある「薪ストーブ」屋さん・・・以前からいろんな案内を頂いていたので

ご挨拶に行きましたら、今度相模湖の近くで移築した古民家に薪ストーブを入れる工事が

あるとの事でした。今月末にはイベントも行うそうで、とても忙しそうでした。

楽しげな雑貨も棚に並んでいて、やっぱり直火が見られて火を付ける作業があって・・・

男のロマンですね。

その後、大和市の民家園にも足を運んで、今年茅葺きを吹き替えた古民家を見てきました。

出来れば作業中を見たかったのですが、タイミング合わず・・・。

でも、言ってみると三和土にある「おくどさん」(竈)を職人さんが補修していました。

話しかけても最初はフレンドリーな感じでは無かったのですが

いろいろ質問すると、あちこちの民家園の補修をされている左官業者さんのようで

仕事の手を休ませてしまいながら、貴重なお話しをして頂きました。

竹小舞(下の画像が断面サンプルです)も手掛けているのと、息子さん達も

 

洋館などの壁や化粧仕上げなど文化財の補修などに携わっているそうです。

ぜひ機会があったらお仕事をご一緒させて頂きたいと思います。

出会いはどこに落ちているか解りません・・・

昔からの手仕事を今でも継いで行く方達も自分の知らないところで

たくさんいられるのだと思います。

手間が掛かって面倒くさい・時間がかかる・お金がかかる・・・

便利になっていく世の中・・・時代はめぐるといいますし

少しの手間が良い、手間を掛ける事がたのしいなど大量生産・大量消費

生産性・効率UPなどから何かが変わり始めている気がします。

たのしいことばかりではありませんが、仕事を面白くする工夫は出来ると思いますので

今年も益々の精進・・・やるべきことはまだまだたくさんありますね。

 

釜の中、麻の紐を手造りの珪藻土レンガに塗り込めながら積んでいるそうです。