以前「機能美」と言うお話をしたと思うのですが・・・
機能的なものほどシンプルで、使いやすく、飽きが来ない・・・
高額な品物で手にするには時間がかかるけど、一生使える・・・
隣町は神奈川県大和市で月一で骨董市が開かれています。
初めて行ったのですが(長年住んではいるのですが・・・)かなりの出店数でじっくり見ていたら
何時間もいられそうで、外人さんも多く、目を引く品物も結構ありました・・・
お値段もそこまで法外な値段では無さそうだったので今度行くときはもう少しゆっくり見たいと思います。
古いものがまたブームになっています、フィルムカメラも最近人気みたいで(少し前にkodakは会社更生法適用申請したのに・・・複雑。)
古き良き時代を知らない世代には、当時の物が新鮮に映るのでしょうか?
会合で両国に行って「江戸東京博物館」に行ったのですが、若いカップルが(カップルって・・・!・・古い?)
「これに似たのおばあちゃんちにあった~。」
30代後半の女性が復元した昭和の家の下駄箱を見て「こんなの使ってたよね~。」
10~20年もするとそんな事も感じられない世代になって昭和の生活も博物館の展示品としか
思えない時がくるのでしょう・・・。
でも良い物は100年・200年使い続けられています。
1戸建ての家は憧れでした・・・何世代も越えて住み続ける住まいだから頑丈な造り、耐久性のある材料
長年培って伝えられてきた施工技術・・・。
皆が平均的な暮らしを手に入れられる社会も素晴らしいのですが、物を大切にする気持ちはいつの時代も一緒です。
以前行ったことのある倉庫を店舗に改装してる雑貨屋さん
廻りは整然と並ぶ倉庫群・・・映画撮影に使えそうな雰囲気のある場所です。
海外の整然とした街、統一感のある町並み、昔は日本もそんな街が各地で特色のある町並みを造っていました。
人と違うものを手に入れたい、人とは変わった考え方でいたい・・・それが原因とは言いませんが
そんな事よりも自分の国の文化、歴史を誇れる「まちづくり」が心豊かになれる一つの考え方でもあると思いますし・・・
このところの外国人観光客さんはそんな文化を体験しに来てくれているのだと思います。
技術が進歩していろんな事が出来るようになりました・・・
変わりゆくもの・・
変わらぬもの・・・
シンプルな物、シンプルな考え方・・・何が大切かじっくり考える時でしょうか?