暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

あらがう

2020年03月27日 | 古民家

 たまたま森を歩いていて遭遇した花に果物・・・

一度に全部取ってしまうと、その後見つけられるかどうかは解らなくなります・・・。

少し残しておいて・・・次に来た時に増えていればまた少しづつ頂く・・・

作物を育てる知識がない頃・・・初歩的な、生きて行く知恵だったと思います・・・。

人は冬、冬眠は出来ないので・・・保存食を造り、一冬を越せるだけの準備をしていました・・・。

雪深い地方でも・・・インフラが整い、陸の孤島となる生活では無くなり・・・

家庭で作っていた食材が、大きな工場で生産され・・・家庭の味も少なくなって・・・

親から子へ伝えられて来た文化は・・・失われてしまうのも時間の問題です・・・。

健康食品として、発酵食品・保存食が見直されはしていますが・・・

味噌や醤油・・・ぬか漬けに梅干し・・・一汁一菜となる一番大切な食材作りが出来ない・・・

・・・簡単な食材なのに、時間の掛かる準備や手入れが必要で・・・

買ったほうが安いと言われるしまつで・・・

食の中にも・・・建売の住宅のような感覚が生まれています・・・。

人の血となり肉となる・・・体に与える影響が一番大きいのは・食・・・です・・・。

暮しの環境が体に与える影響も大きく・・・シックハウス症候群・・・

温熱環境・・・いろんなデーターが取れ始め・・・研究が進み、住まい方に大きな変化が生まれました・・・。

星の数で、体に悪い物質が少ない建材を表し・・・

分厚い断熱材で建物を包み・・・極限まで隙間を無くす高気密の細工をする・・・。

自然の力で育つ食べ物があり・・・自然の環境で育つ食べもので体を造る・・・

人の浅はかな考えで失敗して来た問題をなんとなく、いなして・・・

無かった事のように・・・自分ルールを作って大丈夫な事にする・・・。

自然にあらがう生活は・・・なんだかとても疲れてしまうような気がします。

 

 

 

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