暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

流れ

2020年03月19日 | 古民家

 自然の力を借りて暮らす・・・

風を受けた帆が膨らんで・・・勢いよく波を切りながら波の上をすべる様子・・・

近海しか行き来が許されなかった頃・・・1枚の大きな帆を操る和船では疾走する船とは言えなかったようで・・・

船の構造からも波に弱かったそうです・・・。

それでも、徒歩や籠よりはるかに早く・・・たくさんの荷を運び、各地との交易が盛んに行われていました・・・。

一番身近だった自然の恩恵は・・・水・・・水車や水場・・・生活に無くてはならない水・・・

一番苦労も多く、川の氾濫・用水・飲料水確保の治水事業は、古くから大規模に行われていました・・。

利根川や、渡良瀬川・・・木曽川や長良川などでも行われ、水害対策・農業用水対策など・・・

それ以外にも、観光地でしか見られない水車・・・お米の脱穀やお酒の磨き・・・揚水としても利用され・・・

海外の風車が並ぶ街並みでは無く・・・水車の並ぶ姿は・・・日本の原風景と言えます・・・。

人が増えて・・・自然の恩恵だけでは暮らせなくなってしまいました・・・。

時間に追われ・・・自然の流れでは追い付けない、目まぐるしく毎日が過ぎて行きます・・・。

自然が頼りの・・・おぼつかない暮らしではいけないと、自然に負担を掛ける豊かな暮らしに変化して・・・

その豊かさが・・・実はかりそめの豊かさだと気付き始めて・・・自然と共存する意味を思いだす人も増えて来ました・・・。

古民家が改めて見直される・・・それは・・自然な流れなんだと思います。

 

 

 

 

 

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