暮らしと古民家

折々の暮らしの中気が付く大切なこと

大物

2020年03月10日 | 古民家

 お殿様と顔を合わせるなんてありえない世の中・・・

町民が家老(大老・老中・・・)に会うなんて事も無かったし・・・

相手が天皇様ならもっとそのハードルは高くて・・・

当時は本当に神様的な方々だったんだろうと思います・・・。

昭和の大スターと言われる方々・・・お会いした事はありませんが・・・

存在感のある人に合うと・・・何とも言えないオーラと言うか圧と言うか・・・

圧倒される何かを感じる時があります・・・。

大スターに合うと、多分そんな感じの印象なんでしょう・・・。

身近な所では・・・お父さんがそんな感じの時代もあって・・・(学校の先生もそうですかね。)

父親の言う事・決めた事は絶対・・・家族の中で一番権限を持っている人・・・

裕福だとか貧乏だとか。問わず・・・それはどの時代も親には逆らえないと言う意識があるんだと思います・・・。

憧れや・・・尊敬・・・威圧・・・今でもそんな感情で、人と特別な位置関係を築く場面はありますが・・・

圧倒的な存在感を持つ・・・何か特別な立ち位置にいる・・・そんな人はなかなか出会う事はありませんし・・・

今の時代・・・現れる事も無いように思えます・・・。

とても立派な古民家を見ると・・・もう二度とこんな存在感のある建物は建てられないし・・・

建てようと思う人もいないような気がして・・・

それなりに成功した方が、ピカピカの年代物の車を持っている人はいても・・・

贅沢な木材を・・・伝統の技で・・・恐ろしく手間の掛かかる意匠をほどこして、新築を建てようとは思わないでしょう・・・。

本質を見極め・・・お洒落で粋で・・・歌舞伎もので・・・

贅沢とは何か・・・?

そんな大物が暮らし残した古民家が・・・もうそんなには残っていません。

 

コメント
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