旧聞で申し訳ありませんが4月1日は大学の入学式。戦後の少子化の影響で全国の大学で定員割れの大学が不確かですが40%前後。閉校した大学や学科・学部を削減した大学。当然校舎、教室、設備それと人も余剰します。これは企業であれば設備の売却、転換、廃棄と人のリストラ、配転で対処します。私立大学はもちろん独立行政法人としての大学経営を目指す国立大学はどうするのでしょうか。経済成長の時代に増設された箱モノ。企業と同様に戦略と具体的な中身、質が問われています。
全国的に志願者数が減少する中で明治大学の志願者数が長期間日本一の早稲田大学を抜いて日本一になったことをテレビで知りました。理由は神田駿河台にそびえる高層ビルの校舎と設備、企業に対する就活支援体制の充実、漫画・アニメ図書館もある漫画、アニメ学科の新設を上げています。学生のニーズと時代に敏感な大学の対応努力の結果と思いますがキーワードが建物、就職、漫画だとしたらちょっとさびしい気もします。
国立の一橋大学の入学式の日の写真です。 にぎやかな正門前の様子です。正門で写真を撮る人の行列。家族と記念写真を撮る人が結構います。先輩が部活に勧誘したり歓迎ムード一色です。入学式の行われる兼松講堂前では応援団が演武で新入生を迎えます。黒い学生服に金ボタンの学生のきびきびした動作と表情。 特に校旗の重さにじっと耐えている無表情な学生と先頭に立ってエールを送る学生の精悍な中にあどけなさのある表情が良かった。毎年秋の学園祭で演武を楽しみにしています(すべての写真はクリックすると拡大します)
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