最低温度0度~1度の寒い日が続いています。家の北側の道路には数日前に降った雪が凍結しています。 庭の紅い千両の実とモミジです。自転車で谷保天満宮の境内にある壺焼き芋を買いに行きました。初詣で買った焼き芋が甘くておいしかったからです。残念ながら店は閉まっていました。休みの日かもしれません。売店の甘酒を飲みながら人のいない梅園を見渡すと早 咲きの梅に紅い花が一輪咲いていました。梅一輪一輪ほどの暖かさ(服部嵐雪)の句を思い出しますが蕾をたくさんつけた木を見るとそんな気持ちになります。しかし、現実は寒い。
すこし足を伸ばして境内を横切る立川段丘を下り市民農園のある一帯は広々として気持ちが和みます。 途中で見かけた家の夏ミカンがたくさん黄色い実をつけて思わず見上げてしまいました。鳥が食べた様子もないのですっぱいのかもしれません。見ているだけでも見事です。
市民農園は冬場で閑散としてました。ここは運営主体が農家、民間企業、NPO法人の3つの貸し農園があります。農家の方が直接貸している農園がなにも栽培されずきれいに片付いているので軽トラックで来ていた農作業中の方(Tさん)に聞いて見ました。農園が閉鎖になったので別な農園に移すための片付け作業中でした。とても親切な方でちょうど空いている農園があるので行ってみませんかと道順を丁寧に教えてくれました。
その場所が分からなくてうろうろしていると車のクラクションとともに名前を呼ばれて振り返るとさっき教えてくれたTさんです。Tさんは60代とお見受けしますが農家の方ではありません。この道30年のベテランです。ここは国立市の南部地域、中 央高速国立・府中インターに近い流通業務地域です。物流関連の建物に囲まれるように農園があります。水道、トイレ、農具完備、手ぶらでOK1区画年間16、000円。所有者は農家の方ではない国立の大地主さんだそうです。企業の進出が著しい地区で文教都市国立と言われますがこんな産業立地の顔があるとは驚きです。文教地区、住宅団地地区、都市農業地区、流通業務地区、8?の小さな国立市はいろいろな顔を持っていることに驚きました。帰り (写真はクリックすると拡大します)