5月18日のブログでロバート・キャパ モノクローム写真について書きましたが今回はその続きのような気持ちでモノクロームのスナップ写真を掲載してみます。
写真はこの10年ぐらいの間に1950年代から80年製造の古いフィルムカメラで撮った写真です。露出と ピントが合っていない写真が多いのですが素人の趣味の写真としてご覧いただけると有り難いです。
撮影場所は近所の一橋大学構内です。写真は1928年(昭和3年)に大学の商学部専門部寮として建てられた学生寮「中和寮」です。2003年(平成15年)に老朽化のため解体され跡地には7階建ての教室と研究棟「マーキュリータワー」が建っています。中央の屋根に「金塔」のある木 造2階建ての昭和初期の建物で映画のロケーションに利用されたこともあります。建物のまわりには桜、ケヤキ、イチョウ、赤松、コブシ等の木々が繁り季節を感じる空間を醸し出していました。
次は昭和初期に建てられた時計台のある図書館の建物の入り口です。 ロマネスク様式と聞きましたが石組の土台に丸みを帯びた石柱。その石柱には彫刻が彫られています。入口の上部に建物を守る魔よけの像が口を開けています。館内には入ったことはありませんがステンドガラスのある重厚かつ落ち着いた雰囲気の館内です。
生協の裏に陸上のトラック(1周400m、陸連公認)と野球のグランドが1面あります。 トラックでは部活の学生や応援団部が練習に励んでします。また、他の大学や市内の高校の陸上部の学生が練習をしているのを見かけます。部活の練習をコーヒーを飲みながら木陰のベンチで眺めるのも心地よいものです。散歩の楽しみです。特に早朝と夕方は散歩やジョギング、ウォーキングをする市民がグランドにやってきます。休日には子ども連れの家族の散歩の場にもなっています。大学で校庭開放のごときことが日常的に行われていることは、大学サイドに地域との交流。連携を積極的に行う考え方が根底にあるからだと思います。しかし、ゴルフの練習、犬を連れて入る、危険な遊具やスポーツ用具の使用等を見かけたことがありますが大人の常識としてのルールは守って行動したいものです。
最後は石の校門の上で昼寝をしている猫と校門前の歩道で寝そべっている犬です。暑さを少しでも防ぐために冷たい石ので体を休めているのでしょう。カメラを傍まで近づけても気にせず寝込んでします。漱石の吾輩は猫であるがふっと 頭に浮かびました。名前はまだない。どこで生まれたか頓と見当がつかぬ。大学 知らせる鐘か半鐘にも見えます。 記念に思い探しましたが取り壊した時に捨てられてしまたようです(写真はクリックすると拡大します)。