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立川談春独演会

2012-08-24 21:49:30 | 落語

今は亡き奇才、天才と言われた立川談志には四天王と言われているお弟子さんがいます。落語をじっくり聞いて見ようと思い古典落語の立川談春の独演会に行ってきましImgp7704_2 Imgp7693_3 た。Imgp7692_2 Imgp7696_2Imgp7686 Imgp7667 歩いた疲れと喉も乾いていたので甘味処「伊勢屋」で氷イチゴを注文。店員さんに聞くとこの店をこち亀の映画関係者が休憩に利用したそうです。壁にポスターとサイン色紙が貼ってありました。お客は私一人。店頭で見た美味しそうなお団子を2本注文。気さくなお店でのんびりとして会場に向かいました。

チケット代は3、800円。すべて指定席。会場のホール(700人収容)は満席です。Imgp7718 中高年に混じって勤め帰りの人、学生から女性まで若い人もいます。開演7時になるとブザーがなり照明が落ちて緞帳があがり出囃子とともに談春の登場です。映画の始まるような感覚。金屏風の前の台にあがり世間話しで観客との間合いをはかり演目に入ります。(上の写真は手ぶれ気味ですが9階のホールの窓から夕闇の中の亀有駅を見渡した風景です)

最初の演目は古典落語に良く出てくる「与太郎」の。唐茄子(カボチャ)の売り方を教える旦那とその唐茄子を売りに行く与太郎と長屋の住人のやり取り。30分があっという間に過ぎてしまいました。

本日のハイライトは1時間30分(途中15分の休憩)の長尺落語。京都の街の三軒長屋の住人の噺。江戸の長屋建築のの特徴を語ったあとで住人は、鳶職の頭目と女将の夫婦に鳶職人、真ん中の住人がやかん頭の質屋の旦那とその妾と女中、隣が剣術道場主と弟子。登場人物が合わせて9人。9人の人物に対する表現力は芝居を見ているようで人間の感情、性が心に響きます。終演時間は9時10分。

まだ46歳の若さ。年を重ねた落語を聞いてみたい名残惜しさを感じながら帰路に着きました。(写真はクリックする拡大します)


木槿と百日紅の花

2012-08-18 21:18:47 | 

休日の昼下がり、この暑さ、とても外に出かける気分になれない。しかし、プールは別だ。市Imgp7561 営総合体育館まで自転車で約10分。汗だくになっても泳いだ後は頭がすっきり、重い体が軽く感じる。途中に図書館があるので寄り道することもある。さらに、借りた本を大学通りのカフエで熱いコーヒーを飲んで過ごす。一橋大学東校舎の池に睡蓮のまわりに淡い紅色の百日紅(さるすべり)の花が浮かんでいてきれいだ。

大学通りと人気のない団地に蝉の声が響き渡り綿のように白い木槿(むくげ)のImgp7472 花が咲いていました。Imgp7498 木槿の花を見ると必ず思い出すことが週刊新潮に長期連載された山口瞳の名エッセー「男性自身」のなかで飛行機事故で亡くなった向田邦子を偲んだタイトルが「木槿の花」だった。木槿の花を知ったのもこのエッセーだった。

Imgp7586
Imgp7527_2 夏休み中の大学は蝉の声が響き、人影も見かけない殺風景な構内で百日紅(さるすべり)の淡い紅色の花が目を引きます。校舎の前の円形公園にある古木です。根に近い部分の古い樹皮がはがれてすべすべした樹皮が幹の表面に表れています。白い睡蓮が咲きシオカラトンボが飛んでいる池に花びらがImgp7550 Imgp7559 散っています。色彩の乏しい街に咲く白い木槿と薄紅色の百日紅の花は夏の花です。立秋も過ぎ暑さもやわらぐ時もありますがまだまだ残暑が厳しい日が続きます。

来週月曜日から通勤電車の混雑が気になる。冷房が効いた車内で腰かけて過ごす時間は貴重です。乗車時間、乗車場所に工夫することを同僚から教わったが9月からは新学期が始まるまでの効果かもしれない。心配してもしかたがない(写真はクリックすると拡大します)


農の現場から (その1:バーク堆肥)

2012-08-10 16:09:37 | 農と食

今回から仕事を通して見聞したことを「農の現場から」と名付けて時々発信して行きたいと思います。その1回目です。

土づくりを事業の基本とする一般財団法人「日本土壌協会」の職員は20名ほどで農林行政・研究分野、関連民間企業で仕事を終えられた知見豊かなOBたちが働いています。職員の中では私のようなマーケテングリサーチ企業出身者は異色と言えそうです。公益財団から一般財団法人に移行したなかで今後は民間的な経営感覚を取り入れた事業の展開を目指している方針に沿ったご縁だと思っています。

担当業務の中に2つの協議会の事務局運営があります。全国土壌改良資材協議会(土改協)と全国食品・畜産有機資源リサイクル協会です。土改協は原発事故に伴う放射性セシウム汚染対策、TPPの情報収集、土づくりに関する研修会、微生物・環境部会の開催などを行っています。

Imgp7445 Imgp7449 早速、秋の合同研修会の開催の打ち合わせに静岡市の富士見工業(株)の社長山本正信氏を訪問してきました。山本社長は土改協、食・畜有機リサイクル協会の会長でもあります。JR静岡駅から車で10分ほどです。社屋の入口にある創業者の社是「創業精神 ありがたい もったいない 世の中のお役に立つ 」と刻まれた創業者山本巌氏の石碑が目を引きつけました。

Imgp7447 Imgp7448 戦後間もない創業1946年(昭和21年)以来一貫して林地残材並びに製材廃材をチップ化して、パルプ原料として再利用する事業を進めながら、その製造過程で発生する樹皮(バーク)を有効利用した有機質土壌改良材「バーク堆肥」を商品化して成長をしてきました。平成22年の日本のパーク堆肥の供給量(生産及び輸入され農業用に使用された数量)は28万7千7百トン、前年比101.4%です(農林水産省農業環境対策課)

Imgp7452 Imgp7455 目を見張るのが社屋に隣接するパーク堆肥の生産現場です。広い敷地にトラクターが稼働する小山のように積まれたバーク原料(竹材等)と醗酵施設。他に、鶏糞や家畜ふん尿を発酵処理した有機質肥料。育苗培土、微生物資材、家庭園芸用土・肥料などを生産販売しています。

しかし、この場所でのバーク堆肥の生産は都市化が進み生活環境への影響に配慮して生産から撤退して全国の協力会社のバーク堆肥の販売に力を入れて行きます。創業精神を胸に環境保全型農業を推進するために木質資源や剪定枝葉、さらに上下水道汚泥や食品未利用資源等の資源をエコリサイクルした製品群と技術の開発を通して循環型社会の構築に貢献するリーダーにお会い出来たことに感謝をして駅に向かいました。

Imgp7460 Imgp7462 富士見工業の農園で栽培された掛川茶 深むし煎茶」を頂きました。熱いお茶と静岡名物の安倍川もちで暑気払い!(写真はクリックする拡大します)


暑中お見舞い申し上げます

2012-08-05 01:08:57 | 日記・エッセイ・コラム

8月7日が立秋ですが、厳しい暑さが続いております。今年の夏は旅行の予定もなImgp7292 く冷房と扇風機を交互につけてオリンピック観戦と読書三昧の日々を送っています。ときどき市営プールで泳いで頭を冷やし、体をほぐしてきます。写真はひと月ほど前のくにたち総合体育館の緑のカーテン(ゴーヤ)です。今日8月4日プールに行った時はさらに1mほど成長して小さな黄色に花が咲いていました。

夕方、南信州駒ヶ根に2泊3日の夏休み旅行から帰って来た娘夫婦と孫娘(7歳、Imgp7430 Imgp7426 小1)からの誘いで駅近くのレストランで夕食。千畳敷カールの風景、残雪を歩く孫の山ガールのような姿の写真を見て笑ったり。、絵日記、卒園、運動会の写真を見ながらのひと時を過ごしました。子どもの成長は早いものです。秋に高尾山に挑戦することになりそうです写真は家内が旅行中の水やりのために預かった朝顔がきれいなので撮って欲しいと頼まれた朝顔です。

さて、私事ですがこのたびご縁があって10年間のフリーランスな生活から勤め人に戻ることになりました。

農作物の安定生産にとって基本となる「土づくり」に関する一般財団法人「日本土壌協会」です。①土Imgp7330Imgp7336由来の地球温暖化対策②農地の土壌診断による営農改善③土壌改良資材、食品・畜産有機資源リサイクルなど環境保全型農業と循環型社会の発展になる調査・分析・研究④全国土壌情報の提供事業をしていImgp7334 Imgp7333 ます。さらに今年から人材育成事業として「土づくりアドバイザー(土壌医)検定・資格事業」を行います。広く市民農園、家庭菜園を楽しんでいる方や大学生も対象にしています。
上の4枚の写真は7月14日福島県相馬市の親戚の葬儀に出かけた折りに仙台駅から相馬市役所行きの高速バスの車内から撮ったものです。道路の左右では水田の状況が違います。1枚目の進行方向右側(山側)の写真は緑の水田が広がっていますが、左側3枚の海岸寄りは東日本大震災の影響か減反、耕作放棄地か良く分かりませんがかなり荒れています。

Imgp7436_2 平成20年12月に施行された国の公益法人改革制度に伴い従来の行政委託型公益法人は公益財団法人か一般財団法人かどちらかの選択しなければなりません。一般財団法人化は組織運営の変革、民間企業の発想、経営が求められています。民間企業の人材、職務経験の豊かなOBの活躍の場が生まれることにつながるのではないでしょうか。従来の財団法人は脱皮の時です。団地の樹のあちこちに見かけた蝉の抜け殻のように。

今後のブログは職場、仕事での見聞録が増えると思いますがご容赦ください。

暑さも厳しい折り、皆様にはくれぐれもご自愛くださいますようお祈りを申し上げます(写真はクリックすると拡大します)