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信州白馬村、小谷村旅行(その一 栂池自然園)

2010-07-30 22:45:26 | 旅行記

梅雨明けを待ち夏休み本番前の7月21日(水)~23日(金)に北アルプス白馬連邦の栂池高原(つがいけ)と千国街道の塩の道周辺を歩いて見ようと旅に出かけました。立川発7時50分の南小谷行き特急あずさ3号で大糸線白馬駅(はくばえき)に11時28分到着

Imgp7381_2 Imgp7383_2  白馬駅前からは残雪が点在する白馬連峰と登山者の登録、雪渓用のアイゼンをレンタルしている観光案内所がアルプスの玄関口の雰囲気を漂わせています照りつける太陽の暑さは東京と変わりません。やはり暑い! しかし湿気が少ない分日陰に入ると涼しい風が心地よく汗を引きます。ここから宿泊地栂池高原までバスで約30分。スキー場近くのホテルに荷物を預けて栂池自然園へ。明日は千国街道(おたりむらちくにかいどう)の塩の道を歩いて白馬村青鬼集落(あおにしゅうらく)。そして白馬村の大出の吊り橋へ、3日目は秘湯小谷温泉(おたりおんせん)山田館です。

Imgp7389 Imgp7476 小谷村の栂池自然園は中部山岳国立公園で白馬三山を間近に望む標高1900m~2000mの地点に広がる湿原地帯です。ゴンドラリフト、ロープウェイを乗り継いで終点自然公園駅へ(自然園入園料と往復料金で3300円)。園内1周約5.5K、3時間から4時間のトレッキング。入口の栂池ヒュッテで小休止。おやきで昼食。隣に宿泊のできる村営栂池山荘があります

Img_0008 Imgp7455_2 Imgp7419 Img_0006 あいにく夏の午後は雲と霧に隠れて白馬三山と言われている白馬岳(しろうまだけ2932m、杓子岳(しゃくしだけ)、白馬鑓ヶ岳(しろうかやりがたけ、はくばやりがたけ)のくっきりとした山容は見えませんでした。園内は木道を歩きますが途中に結構きつい登り坂もありシニアや足腰の弱い人は要注意です。暑さと登りで息が上がると木陰で小休止。川の水と山からの爽やか風で汗がすーと引きます。

Imgp7471 Imgp7458 Img_0001 湿原に咲く花々と人気の水芭蕉です。水芭蕉の見頃は6月中旬から7月初旬までで湿原に一面に咲く群落は見られませんしたが、湿原と木道脇の日陰に咲いていました。こんなに間近で見たのは初めてです。葉が芭蕉の葉に似ているので,この名前になりました。 白いのは花ではなく仏炎苞(ぶつえんほう)で,本当の花は中心部の黄色いところについています。写真左からコバイケイソウ、ニッコウキスゲ、シラネオオイ、チングルマ・・・風にゆらゆら揺れている花々は可憐です。Imgp7394 Imgp7408 Imgp7416 Imgp7434

雪渓が目の前に見える一番奥の展望湿原までは行きたかったのですがゴンドラの最終時間(5時20分)に間に合うかどうか心配で今回は浮島湿原までで引き返しました。帰りの木道で見かけた撮影に協力してくれたトンボ君です。Imgp7452 Imgp7450 とても入園者が少ない中Imgp7437 帰りの時間と天候を気にしながらのトレッキングでした。次回は千国街道の塩の道から古民家と棚田の山村青鬼集落です(すべての写真はクリックすると拡大します)。


奈良の古寺と仏像 特別展

2010-07-24 23:46:59 | 伝統・文化

7月17日の土曜日の午後、毎年京都、奈良の仏像めぐりの旅をしている東大和市のl友人KTさんを誘って特別展・平城遷都1300年記念「奈良の古寺と仏像」~会津八一のうたにのせて~を見に三井記念美術館(地下鉄銀座線三越前駅)に暑さにめげずに出かけました。会津氏は美術史家、詩人、俳人。早稲田大学の教師の時に学徒出陣の学生を連れて奈良へ旅しました。

奈良の古寺20寺院に伝わる飛鳥時代から室町時代の仏像46点が展示されています。人気の仏像は国宝の法隆寺観音菩薩立像(夢違観音)。

友人は仏像の顔と形の美しさに心が休まり、さらに寺院とその時代背景に思いを馳せることによって仏像を見る喜び、楽しさも増す。また、仏像には姿、形の違い、時代による様式の変遷、材質と造形技法、仏師が精魂込めて造り上げた様々な仏像のなかから自分のお気に入りの仏像を見つけたり自分の心境の変化によって新たな発見をする良い機会になると語っています。

私は友人のように仏像を拝観するために京都、奈良の寺院に出かけたことがなく仏像について語れるような経験も知識もありませんが、前から土門拳の写真集「古寺巡礼と室生寺」を見てからぜひ拝観したいと思っていた仏像があります。それが今回展示された室生寺の釈迦如来坐像(国宝)です。榧(かや)材(檜とも)の一木造り。平安初期弘仁仏の名品です。今回は撮影禁止のため下の1枚の釈迦如来坐像(奈良の仏像写真ギャラリー飛鳥園の写真)と室生寺のHPをご覧ください。

Muroujishakanyorai 拝観した瞬間の印象を一言。無垢の存在感! 美しい、素晴らしい!久しぶりに感動しました。本物の迫力、安定感ある姿態。切れ長のやさしい目とふっくらとした頬、木目が浮き出た厚い胸とどっしりとした腹、腰回り。特に翻波式衣文(ほんぱしきえもん)と言われる着衣のひだを大波・小波の波紋のように交互に表現した彫刻技法の迫力に感動させられました。とにかく見て良かった。来た甲斐があった。こんどは室生寺まで足を運んで拝観することを心に決めました。なお釈迦如来坐像の展示は7月25日迄です。

猛暑日が続いています。そのせいか朝焼けがとてもきれいです。夏休みシーズン。皆さまもご自愛ください。人混みを避けてどこか温泉のある涼しいところで読みかけの小説を持ってのんびり過ごしたいのんきに思っています。


路地の記憶(湯島天神町)

2010-07-15 14:44:15 | 路地歳時記

先日立川の居酒屋で友人と談笑中にブログの話になり、ブログの題材として「路地裏、路地」が面白いのではないかと言う話になりました。友人曰く、以前一緒に私の生まれ育った文京区湯島天神町界隈を散策した時の路地が印象に残っていたようです。誰もが心に持っている人生の「記憶のしるし」とも言うべき「路地の記憶」をブログに載せてみてはどうかという話になりました。写真は出かけた折に撮って置いたものです。

Imgp2721_2 Imgp0194 Imgp2732 Imgp0187 そこで私が小学校から大学卒業までの約20年間を過ごした坂の町東京都文京区の旧湯島天神町一丁目の路地と湯島天神様の境内を取り上げてみることにしました。Imgp2755 Imgp0182 Photo 野球をした太鼓橋、水遊びの池と飛び乗った大石。赤レンガの土塀。今も記憶のしるしとして存在しています。

戦後の空き地に民家と上野駅に近いことから地方からの旅人や商人が泊まる旅館が建ち始めました。また、門前町の名残りから芸者の置屋、待合、料亭があり路地からは琴や三味線の音が聞こえる花柳界の町、婦系図の新派の俳優、上野鈴本の寄席芸人が天神下界隈に居を構えていた粋な町でもありました。Imgp1156_2 Imgp1160_2 Imgp0174_4 Imgp0168_2 Imgp1173_2   昔のままの表札のかかった空き家 メンコ、ベーゴマをした路地の石畳み、缶けりやかくれんぼをした料亭裏の細い路地、トンボが水を飲み来た井戸のあった路地。今はとても狭く感じますが路地は通り抜けの道であり格好の遊び場でした。

中坂を上がったところに湯島小学校の同級生のKF君のクリーニング店があります。Imgp0165 Imgp5441 店の横が路地になっています。通りすがりにちらっとのぞいてみたらメガネをかけて新聞を読みながら店番をしていました。一瞬ですが昔の面影は残っています。家がとても近かったので遊ぶのも学校に行くのも一諸。横綱千代の山、吉葉山、鏡里の大相撲、力道山のプロレスのテレビ中継を見にときどき家に来ました。声をかけるきっかけとふんぎりがつかずそのまま帰りました。手元に1951年(昭和25年)に配布された湯島小学校創立80周年の記念メダルがあります。これを持ってふらっと訪ねて見ようかと思います。46年ぶりの再会です。KF君の店の近く路地裏にひっそりとした佇まいの会席すきうどんの店「満川」があります。Imgp1172 一緒に遊んだ記憶はありませんがご主人は湯島小学校の後輩です。忘年会で何度か利用したことがありますがお勧めの店です(すべての写真はクリックすると拡大します)


夏の風物詩

2010-07-06 11:03:18 | 伝統・文化

夏の風物詩朝顔市。7月3日・4日大学通りの緑地帯を利用して開催されたくにたち朝顔市に5歳の孫娘を連れて出かけました。Imgp7172 Imgp7221 Imgp7187

こじんまりとしたイベントですが地元国立で丹精込めて栽培した朝顔です。一鉢1500円。商工会のくにたちカードを使用すると1200円なのでカードのポイントで一鉢購入しました。一鉢に4色の花が咲きます。朝6時から販売。朝咲いている花を見て選別できるからです。

飴細工の店と江戸風鈴のお店が並んでいます。十二支と人気のキャラクターの飴細工です。Imgp7178_2 Imgp7180_2 Imgp7196_3 Imgp7195   子どもが珍しそうに眺めています。隣でガラスの江戸風鈴のなつかしい音色がします。製造元は江戸川区の篠原風鈴本舗と書いてあります。ひとつひとつ口で吹いて切り口にギザギザを入れることでよい音色を作り出します。ガラスの厚さの違いで大きさは同じでも音色が違うそうです。最近は住宅事情から風鈴の音も昔のような風情を楽しむわけにはに行きませんが、涼しげなガラスの絵柄(汚れを防ぐためガラスの内側に描く)に伝統の技が生きています。朝顔市特別価格1470円を800円です。

農協と農家による地元野菜の直売コーナです。Imgp7208 Imgp7219 Imgp7216 朝取りの野菜がずらっと並んでいるなかから枝豆一束ととうもろこし(ピクニックコーン)を購入。早速茹でて食べてみました。とうもろこしは実が小粒で甘く(糖度18度)、小ぶりで食べやすいのが特徴です。歯の弱い人や子どもに食べやすいと思います。

最後はかき氷です。太い赤い字の「氷」の旗を見るとつい足が向きます。青梅市の吉野梅郷の最寄り駅日向和田駅(奥多摩行きで青梅駅から2つめ)から多摩川にかかる橋を渡ったところの「紅梅苑」のかき氷(梅氷)がお勧めです。Imgp7143_2 Imgp7153_3 Imgp7163 濃厚な梅の酸味と香りに氷の粒(ややざらめ)のバランスが気にいっています。他にブランデーィに漬けた梅酒、青梅葛切り、梅ゼリー、各種羊羹、食事も楽しめます。奥多摩や青梅線沿線の散策後のひと休みにときどき寄ります。写真の多摩川は雨でかなり増水していますImgp1303 自宅玄関の朝顔です(すべての写真はクリックする拡大します)