gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

屋久島のタンカン

2010-02-27 16:39:21 | 農と食

山梨の自然をフィールドにして活動されているMAさんから屋久島のタンカン農家Yさんちの「タンカン」をいかがですかというメールを頂きました。柑橘類は好きで興味が湧き早速1箱5K(3500円+送料1050円)を注文。Imgp4474 Imgp4489 同封のチラシによるとタンカンは「ポンカン」と「ネーブルオレンジ」の自然交配で原産地は中国の広東省と言われ、日本では鹿児島が生産量一。なかでも屋久島は気候風土に恵まれ高品質のタンカン産地だそうです。ご夫婦タンカン農家Yさんちは屋久島の南部の暖かい場所で有機無農薬栽培。無選別で速やかに箱詰めされ発送。箱を開けると店頭の柑橘類を見慣れた眼には。大きさ、サイズ、皮の色から見た目はあまりよくありません。

ナイフで切ると皮と果肉の間がとても薄いことがわかります。皮と果肉は手で簡単にImgp4510 Imgp4530 はがれるので手も果汁で濡れることもなくそのまま食べられます。果肉はとてもみずみずしい。すっぱ過ぎず甘過ぎずジューシーでさっぱりしています。香りは思っていたほど強くありません。生食以外にジャム、ジュース、マーマレード、皮はビールや乾燥させて入浴剤など。無農薬のため様々に加工して使えます。

Imgp4522_2 Imgp4519 ビタミンCを豊富に含み、風邪の予防、血糖値や血圧を下げる働きがあります。今が旬、近くのスーパーで1袋(6個~7個入り)595円と650円で売っていました。

会食した友人男性と近所の娘家族におすそわけ。タンカン知っていると聞くと知らないと言う返事。似たような柑橘もあるので屋久島は知っていてもあまり知られていないのかもしれません。屋久島の地域ブランドとなるべく頑張っているYさんちにエールを送りたいです(すべての写真はクリックする拡大します)


雪の朝

2010-02-19 13:15:13 | 日記・エッセイ・コラム

2月18日木曜日朝7時。いつもより寝室が白く明るい。窓越しに大学の木々を見ると真っ白。エィ!と起きて窓から外を見ると校内は雪景色に一変。Imgp4420 Imgp4432 Imgp4418 外に出る思い切りができず部屋の窓から家の前の道路(通学路にもなっている)を見ると通勤の人、通学の子どもたちの姿。2階の小窓から雪の降る中出勤を急ぐ会社員。交通機関の乱れがなければと思いつつ数年前の自分と重ねて心の中でご苦労様です。7時45分頃になるとざわざわとにぎやかになる。小学生だ。子どもは元気。いつものようにおしゃべりをしながら登校。Imgp4436_2 Imgp4434_2 Imgp4450 Imgp4451 Imgp4448_2 Imgp4455

寒い体を炬燵に入り朝食。テレビでニュース、冬季オリンピック。録音して置いた英会話を再生復習。一日が始まる。出かけるころは止んで雪が急速に消滅。夜帰宅途中には跡形もなく消えていた。東京は3回目の雪。寒さも峠を越し来週から暖かくなり桜の開花は23日ごろ例年より早い気象予報。今日の朝、桜の木を見ると小さな堅いつぼみが見えた。(すべての写真はクリックすると拡大します)


谷保天満宮の梅の花

2010-02-10 00:28:03 | 

Imgp4238_3 Imgp4235_2 Imgp4248_2 Imgp4281_2 Imgp4327 Imgp4322_2 

梅林に茶店と富士山が見える見晴らし小屋があります。昔は農地が広がり多摩川が望めたそうです。

谷保天満宮は日本初のドライブツアー発祥の地だということはあまり知られていません。Imgp4130 Imgp4128 明治41年8月国産初のガソリン車を含む11台の遠乗会が谷保天満宮を目的地に開催。交通安全祈願の発祥地と書かれた案内板と車の実物大の模型は境内に置かれています。

梅林に国立を愛し終の住処とした作家の山口瞳氏の石碑が建立されています。小説、エッセーなど多くの作品を残されました。国立のご隠居さんのような存在で何度か山口氏行きつけのお店でご夫婦をお見かけしたことが思い出されますImgp4260_3 Imgp4262_4 Imgp4269_4 Imgp4307_5 (すべての写真はクリックする拡大します


オーガニック・ガーデン

2010-02-04 12:30:07 | 

小金井市のNPO法人が雨水を活用した1ヶ月水やり不用の木製自動灌水プランターを開発しています。Imgp4055_3 Photo_5 Photo_6 そのことに関する取材に住環境、建築の専門家の方と埼玉県飯能市の「ひきちガーデンサービス」に出かけました。 写真はマンションのベランダと商店街に置かれた雨水自動灌水プランターです。 曳地ご夫妻は植木屋さんで修業を重ねて現在はオーガニック・ガーデンの造園業をしています。2006年NPO法人日本オーガニック・ガーデン協会を設立し人材育成にも取り組んでいます。

ご夫妻の著書に「オーガニック=有機的な」という言葉は、最初「無農薬有機栽培された農作物」の意味で使われいた。時代が変わり本来の「有機的なつながり」という意味あいでも使われるようになっている。オーガニック・ガーデンとは「いのちのめぐる庭」と書かれています。

オーガニック・ガーデンのキーワードをお聞きすると「余計なものを持ち込まない、持ち出さない、しない」の3つ。つまり農薬を持ち込まない、表土を持ち出さない、生ごみを廃棄しない。庭の条件は「多様であること」」「循環すること」「地域特性があること」「楽しく使いやすい庭にすること」が考え方のポイントです。

Imgp4225 Imgp4211 雨音堂(あまねどう)と名づけたお住まいは伝統工法で自分で設計して建てられました。釘なし楔でボルトなし。国産材使用(西川材)、壁は漆喰仕上げの泥壁、基礎は子どもの頃潜り込んで遊んだ独立基礎で縁の下の向こうまで見えるつくりです。

西川材は飯能市、日高市周辺の杉、ヒノキなどでを江戸から西の川を下って江戸城の築城に使われた良質の木材を西川材と呼ばれ地元では毎年の西川材フェアを開催して力を入れています。また、五味さんという方が運営している有機本業では国内フェアトレードのコンセプトで国産材の雑貨(割り箸など)、クスノキの障のうなどの国産の天然素材製品の開発とネット販売など興味深い話を聞くことができました。

まず、玄関脇の雨樋から受けて貯留するスチール製の雨水タンクです。Imgp4200 Imgp4203 みずやり、汚れ落としに使用しています。冬は雨が少ないので現在は使用していないそうです。次は自作の生ごみ木製コンポストです。箱は3つあって1番目に生ゴミを入れて切り返しながら2~3番目に移します。3番目が最後で冬場は3か月で堆肥ができます。堆肥は余ると切り返しのとき土として再利用します。

レイズドベッドです。もともと園芸療法などで用いられたもので高床式、持ち上げ式花壇、菜園です。Imgp4209 Imgp4206 腰かけたり、立ちながら楽に作業ができるので高齢者や身体の不自由な人、車椅子の人には便利で雨水活用自動灌水プランターに参考にしたい花壇です。

庭の薪置き場と隣家との間仕切りを兼ねた物置です。薪置き場に吊してある筒の束が地蜂(クロスズメバチ)が巣を作り虫を捕ってくれるためのものです。Imgp4213 Imgp4218_2 Imgp4217

物置は立って作業ができるように道具入れが腰の位置になっています。巣箱はシジュウカラの巣箱で巣立ちにはとても感動するそうです。最後はバーべキューは鉄製で使いやすさと仕舞いやすく工夫されています。Imgp4215 Imgp4223 Imgp4224

短時間でしたオーガニックとは何か。オーガニック・ガーデン「いのちのめぐる庭」は持続可能な社会を創造して行くための自分らしい生き方、暮らし方の基礎となる考え方を示していると思いました。帰りに飯能駅まで車で送って頂いた、その途中で間伐されずに荒れた森林(杉)を見かけました。戦後植林された人工林です。輸入材との競争、担い手不足、高齢化・・国産材をめぐる環境は厳しいものがあります。プランターは小さくとも国産材の使用を考えています。(すべての写真はクリックする拡大します)