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書と水墨画展

2011-01-29 13:08:31 | 伝統・文化

Imgp1689 Imgp1708 パソコンがない時代、元同僚の女性AKさんは達筆な方でビジネス文書の作成で個人的にも大変お世話になりました。当時から「書」がご趣味だったAKさんが水墨画で参加された「第33回国際書画展(主催:国際書画連盟、後援:文化庁他)」を観賞して来ました。会場は六本木にある「国立新美術館」です。

Imgp1718 Imgp1725 Imgp1707 会場の水墨画は山水画、花鳥風月が中心ですが上の3枚の写真は題材と水墨画の特徴がでているように感じました。最初は国際書画展の「国際」の意味がよくわからなかったのですが、参加者名簿に外国人はいません。外国の風景や建造物の作品を見かけましたので画の対象が外国も可なのでしょうか。確認したわけではにのでよく分かりません。Imgp1731_2 Imgp1720_2 Imgp1735_5 描いて作品だったと記憶しています。 SYさんは書を習っています。会場で多くの作品に囲まれていると中国の山水画を起源とする水墨画の世界は同じ漢字文化の国。日本の伝統、文化を担う芸術として日常生活にしっかりと根を張っています。

今回出品されたAKさんの作品は「道」。Imgp1702_2 ん曰く、書画は何枚も書き直す時間と筆を使う姿勢を保つため腕と腰に負担がかかり体力を要するそうです。昨年腰の手術で入院治療をしたために充分な時間と体力が整わない状態で3日間で描いた作品です。

普段は近所の書画の会で学びながら自宅で書画教室や老人ホームの習字のお手本を書くボランティアをされていると聞きました。一人暮らしですが書画を軸にした生活スタイルは充実しています。

Imgp1711Imgp1692 観賞後、松戸から来られたKHさんと3人で館内のカフェでサンドイッチを食べながらの談笑。KHさんもともとは青森県弘前市の国語の先生をしていましたが退職して元同僚になりました。以来長いおつきあいのある方です。定年退職後に小説を書くことが夢で社会人大学で勉強をしていましたが現在は私事のため中断していますがまた再開するそうです。書画も小説も書くこと。自分を表現すること。自分の存在を知らせること。人が生きている証だと思います。そんなことを帰りの電車の中で考えながら趣味について自問自答。夏目漱石は小説「野分」の中で趣味は社会の油である。油なき社会は成立せぬと趣味が人間にとって大切であるかを書いています。上の2枚の写真は題材が雪の残るビル街の光景と競馬の「人馬一体」で現代風の題材の水墨画です。Imgp1713_3 左の写真の左側がAKさん右がKHさんです (写真はクリックすると拡大します)


映画女優「高峰秀子」さん

2011-01-22 15:48:28 | 人物

戦前戦後の昭和期の日本映画を代表する女優「高峰秀子」さんが昨年12月28日に亡くなられた。86歳だった。高峰さんと言えば木下恵介監督の「二十四の瞳(1954年 昭和29年製作 壷井栄原作)」の大石先生役がいちばん有名です。戦争中に瀬戸内海の小豆島の分教場で12人の子どもたちからおなご先生と慕われた先生役は映画賞を総なめしました。5歳から映画界入りした天才子役と言われた高峰さんの演技力によるものです。

Imgp1675 僕は中学校の映画鑑賞会でこの映画を見ました。高峰さんの色白で小顔、白と黒の清楚な衣装を身に纏った小柄な女性教師は今でも僕の小学校の担任の伊東先生と重なり二十四の瞳と言えば反射的に伊東先生の顔が浮かんで来るとてもなつかしい映画です

Imgp1671 Imgp1681 高峰さんは評論家によると日本の女優には珍しい合理主義者。どこか覚めていてスターの面影のない普通の人。竹を割ったように物事を割り切る知恵を体得した人。50歳代半ばでさっさと引退した小気味よさ。それから書き始めたエッセーで活躍。著書「私の渡世日記」などで評判になりました。すこし鼻にかかったような声(僕だけが感じていることかもしれません)のセリフ回しが印象的で役にのめり込まない(自分の演技に陶酔しない)演技でスター女優の面影を感じさせなかった人でした。

高峰さんの映画の中で印象的な作品は成瀬巳喜男監督作品。DVDでほとんど見ましたが特に「放浪記」、「浮雲」、「稲妻」は好きな映画です。三作とも原作は林芙美子。戦後の混乱期に生きていく女の業を描い作品です。小津安二郎監督と原節子さん、成瀬監督と高峰秀子さん、ともに戦後の昭和日本を代表する映画監督と名女優だと思います。女優の演技のポイントは「顔」。中でもことに重要なのは「眼」。眼は人間のマナコなり、心の窓とも言います。顔には人間の内容があらわれるからです。お二人ともそのことから名女優です。残念なことはテレビで高峰さんの追悼番組を見かけなかったことです。いずれの機会にぜひお願いしたい。世田谷美術館に親交のあった梅原龍三郎画伯が描いた高峰さんの自画像があると聞きました。展示をファンは期待して待っています写真は1月22日夕方のくにたち谷保天満宮の梅園の白梅です。すべての写真はクリックする拡大します)


カリン酒

2011-01-16 14:39:09 | 日記・エッセイ・コラム

全国的に厳しい寒さが続き九州から日本海側の地方は大雪は見舞われ交通機関に大きな影響が出ています。Imgp1653 15(土).16(日)は大学のセンター試験のため一橋大学の構内は受験生以外出入り禁止でとても静かです。 5つあった構内のカリンの木は葉が落ちて寒々とした枝に実が1つだけ残っています。箱根(3日から5日)から帰ってから油断して風邪をひいてしまいここ数日間咳と鼻水に悩まされていました。例年、この時期に風邪をひくことが多いのですが熱がないので寝込むほどではありませが鼻と喉をやられひどい時は声が出なくなります。風邪は万病のもととも言います。みなさんも気をつけてください。

台所でカリン(花梨)の香りがしています。カリンは中国原産のバラ科の落葉高木。秋に黄色い果実が熟します。Imgp1648_2 ご存知のように果肉が堅くて酸味が強いので生食ができないので砂糖漬けや果実酒の材料として使われます。我が家の台所のテーブルの下は果実酒(梅、桃、杏子、金柑、カリン)の保管場所です。 カリン酒は2007年秋に上高地に旅行に行ったときに松本電鉄の新島々駅の農産物直売所で買ったカリンを漬けこんだ3年物です。昨日の夜数年ぶりに開けて匂いを嗅いでからすこし飲んで見ました。ほのかなカリンの匂いと焼酎がほどよくブレンドされて下戸の私でもスーと喉に入る飲み口の良い味でした。

カリンは咳や痰などの喉の炎症に薬効があるので普段は「カリンエキス入りのど飴」を外出時にポケットに2つ3つ必ず入れて出かけます。Imgp1644_2 Imgp1300_3 お盆の2つのカリンは大学構内のカリンの木の実です。そろそろ熟してきたので果実酒にしました。カリン2個で約1kg、氷砂糖500g、焼酎1.8?。表面にすこし汗がでているのでぬるま湯でよく洗い拭いてから輪切りにします。果肉はかたいのですが思っていたより楽に切れました。あとはビンにカリンと砂糖を交互に入れて焼酎を流し込んで終わりです。2ヶ月後には飲めますが時間を置いた方がまろやかな味になるので来年の大学のセンター試験まではそのままにして眠らせて置きます。今年は友人知人の集まりに持参して味わいたいと思います。夕方お隣さんから大きな梅の枝を頂きました。枝に蕾が沢山ついています。小さな白い梅が2つ咲いています。明日居間の窓際に置いて初春を楽しみます(すべての写真はクリックすると拡大します)


箱根の旅

2011-01-09 16:24:29 | 旅行記

2012年のお正月は厳しい寒さでの中で迎えました。1週間が過ぎ正月気分が抜ける三連休。明日10日は成人の日。新聞の1面で日本人の平均年齢は45歳に目がとまりました。25年後の平均年齢は間違いなく50歳を超えているでしょう。

今年も3日から5日まで箱根仙石高原に初詣を兼ねて旅行に出かけました。家内は極度の車酔いのため乗り物は箱根フリーパスを利用しています。宿は別荘地にある保養所なのでとても静かでのんびりできます。2時に宿に到着。早速夕方まで別荘地周辺を1時間ほど散策。Imgp1451 Imgp1463 Imgp1473 Imgp1464 空き家になった別荘もあります。 新築別荘の建築着工確認の看板に設計、施工、飛騨高山オークヴィレッジ(株)と書いてるのを見て代表の稲本氏の本を読んだことを思い出しました。オーク材を使用したどのような建物が完成するのか来年の楽しみとしましょう。

翌朝朝食を済ませ桃源台芦の湖畔から船で箱根町へ。Imgp1549_4 あいにく間が悪く50分待ち。Imgp1527_2 芦ノ湖畔をぶらぶら歩くと冷たい風か吹きわたる芦の湖がきらきら輝いています。Imgp1555 Imgp1560 家内はご近所の方と親戚に差し上げるためにお守りを購入。私は勝負運の「勝守」を購入。帰りに宿の近くにある「箱根ガラスの森美術館」によってイタリアのベネチアンガラスを鑑賞。ガラス製品のショップを見て館内のレストランで軽い食事を取って戻りました。Imgp1581 Imgp1591 写真は館内の窓を通して撮ったレストランと入口のガラスのツリーです。後ろの山の白い噴煙は大湧谷です。あえてホワイトバランスで色補正をして撮ったため全体に青みがかっています。撮影時間は3時頃です。

3日目は芦の湖畔の桃源台から箱根ロープウェーで大湧谷へ。富士山を見るために途中下車。Imgp1607 Imgp1606 Imgp1636_2 蛇腹カメラとハッセルブラッドで撮った朝と夜の時間の瞬間を切り取った富士山の写真が展示されています。。Imgp1497_6 Imgp1515_7 風呂上がりにテレビを見たり、新聞を読んだりして過ごす場所です。とても陽当たり良いのでついウトウトしてしまいます。このウトウトしている時が至福の時かもしれません。来年のお正月にウトウトすることを楽しみに無事1年間過ごしたいものです(写真はクリックすると拡大します)


明けましておめでとうございます

2011-01-02 00:31:11 | 日記・エッセイ・コラム

新年明けましておめでとうございます

今年もどうぞよろしくお願いします

         Jpg_6 平成二十三年 元旦 

元旦の東京は風もなく良い天気に恵まれました。大晦日は近くの応善寺の除夜の鐘を聞きながら年を越し、寝る前にDVD「あ・うん」を観賞。向田邦子の原作の映画化。高倉健、坂東英二、宮司純子出演。日中、日露戦争に勝利する大正時代の世相を背景に家族のきずなと男の友情、娘の純愛を絡ませた物語は肩を張らずに楽しめました。上のウサギの絵は水彩ソフトで初めて描いて見ました。

午前中に近くに住む娘夫婦が年始に来ました。5歳になる孫娘も元気いっぱい。自宅で蕎麦打ちをして届けた年越し蕎麦が美味しかった聞いていつもより出来が良かったと思っていたので納得。孫も美味しかったよ? お世辞かな。

Imgp1406 Imgp1412 午後からは谷保天満宮に初詣に歩いて出かけました。混んでいて1時間待ちでお参り。社務所で生芽(うめ)の矢を買って甘酒を飲みに梅園行くと早咲きの紅梅が咲きはじめていました。

日本海側の山陰地方から北陸、東北地方にかけて広い地域で50㎝から1m近い大雪で交通機関にかなりの影響が出ています。4日からの仕事始めに戻るUターンの事故、交通渋滞が懸念されます。今年は昨年以上の年賀状を頂きありがたいことです。昨年の秋に上高地で知り合ったご高齢のご夫婦から上高地の写真入りの年賀状を頂き今年お会いできる楽しみができました。同年輩の方の様子や抱負を読むと元気づけられます。3日から5日まで箱根に行きます。家内は芦の湖畔の箱根神社で初詣。富士山が見えるといいのですが天気がすこし気になります(写真はクリックすると拡大します)