日向ぼっこ残日録

移り気そのままの「残日録」

灘のけんか祭り

2008年10月15日 17時09分50秒 | 残日録
姫路市の白浜町を中心とした灘地区(妻鹿、松原、中村、宇佐崎、東山、木場からなる旧の6村の祭り)の「けんか祭り」を見に行った。

今年、100歳目前の親父が逝った。(明治41年生まれ)
頑固一徹の明治生まれの典型のような「破れ太鼓」であったが、「kunio_nikki」が7歳くらいであったろう。この祭りを見に、なぜか自転車の後ろに乗せられて5、6Kmの距離を行ったのだ。他に遊びに行った記憶がないので、これが唯一のもののようだ。少ないが旅行などはもっぱら母親の役目だったのだろう。
そこで(自転車の荷台)、風に吹かれて鼻をたらしているときに、軍手の大きな手が鼻を拭いてくれた感触が蘇ったのだ。実に60年以上の歳月が行っているのに。
そこで、見る気にさせられたのだ。

【洟垂れ:当時の食い物は貧ずしかったのでしょう。小学校のほとんど全員が鼻をたらしていて、袖口などテカテカに光っていた。今では立派ななりの子供がほとんどばから、「洟垂れ小僧」は死語となったが・・・】


祭りの感想:当時は塩田が広がる沿岸地区だから、その労働に携わる人たちの「神輿」や「屋台(やっさ)」は、死者が出るほど強烈なものがあった。
今や、少し様変わりしていることが残念でもある。もとろん、けが人や死者が出ることは絶対あってはいけないことなんですが・・・。練り合わせた神輿がお旅山に昇る姿に驚いたのも事実です。神輿が壊れることが神の意志に叶うようなのに、壊れていなかった・・・・。

裕福な現在は、この盛大な有名なお祭りをも少しずつ変質せざるをえないのでしょう。ただ若者(前髪紙手、まえがみしで?)が元気だったのは、うれしいことでした。





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1 コメント

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税理士が祭りブログパーツ!? (祭り好き税理士)
2009-05-16 13:46:58
税理士事務所のサイトに全国祭り一覧パーツが掲載されてました。
その中に灘のけんか祭りが・・・・
嬉しかったのでシェアできたらと思い、投稿しました。
http://www.cg1.org/parts5/

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