雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

どっちをバカ穴に? 新ガイドスコープ搭載

2016年06月15日 | 機材
先般ガイドシステムの軽量化を目指して新しいガイド用カメラをポチったのですが、
感度は向上したものの受光素子が小さくなった(従来の半分)ため、
子持ち銀河の撮影ではガイド星を捕まえる事ができませんでした。
( 軽量化のためガイドスコープを固定支持としたのもその要因 )

そこで写野のより広い短焦点のガイドスコープを追加でポチってしまいました。
新しいガイドスコープにはアリ溝プレートもついてきたのですが、
3点ネジ止めの支持枠を直接鏡筒バンドに固定することにしました。

そこで悩んだのが、ガイドスコープ支持枠と鏡筒バンドのプレートのネジ穴。
M8ネジでネジ間隔もバッチリ合っていたのですが・・両方にネジ切りが
この場合両者のネジ山の位置がズレるのでガタツキが出てガッチリ固定できません。
どちらかをヤスリでバカ穴に広げればいいのですが、どっちを ?
結局値段の高いタカハシの鏡筒バンドのネジ穴はそのままに。
ガイドスコープ支持脚の方をバカ穴に広げて固定しました。 ↑
この選択をした結果、支持脚を外すには一度ガイド鏡筒を抜く必要が・・
(でないと、ネジが外せない)
VC200L・R200SS鏡筒の場合はともに同じ鏡筒バンドを使うので問題はないのですが・・↓
R200SSはバランスを取るのが容易で、ウエイトも5㎏×2個でOK
ヨンニッパ・サンニッパ用のオリジナルなガイド方式(自称「O軸ガイド方式」)に搭載する時には
一度ガイドスコープを抜いて取り付け直すことになります。 ↓
自作プレートの穴がそのまま利用できる支持脚中央のカメラネジ穴を利用して固定しました
今気が付いたのですが、前後にウェイトを付けてるってことは・・
従来に比べればずいぶん軽量化ができました。
以前の「O軸ガイド方式」(鏡筒の向きが変えられた) ↑

バカ穴にする側が逆だったら、ガイドスコープの取り外しが楽だったのですが・・
 結果オーライということで(3点支持の上部ネジをゆるめるだけで抜ける)

今回あえてガッチリ固定では無く、3点ネジ固定を選んだ理由ですが・・
アイピースに差し替えることにより、自動導入スタート時のファインダーとしても使うためです。

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これで手持ち鏡筒のガイドシステムがやっと整ったような気がします。
ずいぶん用済みになったものが出て来たのですが、
軽量化は高齢者にはありがたいです。

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カラスに負けじと 『かたてま野菜』初収穫

2016年06月14日 | 我が家の四季
『かたてま野菜』 植え付けから一ヶ月が過ぎました。
手前で大きな花をつけているのは今年新顔のズッキーニです
わが越後も遅ればせながら梅雨入り、やっと水遣りから解放かと思ったのですが
天気がぐずついただけで、まともな雨は降ってくれません。
それでも一番元気なズッキーニの収穫もまじかかと思っていたのですが、
家内が早々初収穫と相成りました。
「まだ、早いのでは?」 と聞きただしたところ・・
なにものかが、一番育っていたのをついばんだ痕があったので先に採ったとの事。

キューリは毎年カラスにやられていたのですが、ズッキーニはカボチャの仲間と聞き
しばらく様子見をする事にしていたのですが・・
たしかに「食べてみたけどまずかった」ともとれる痕跡なのですが、また傷者にされると困ります。

カラス除けのネットは買ってあったので、
まだ収穫には早いキューリとトマトも含め防鳥ネットで覆ってやりました。
これで安心して収穫まで待つことができます。

収穫が近いものとしては
やたら場外へ伸びたがる わがままキューリ
去年に味をしめて今年も植えた「こくうまトマト」

ただし、順調と言えるものもあれば心配なものも・・
「白オクラ」は今年も”アリマキ”にたかられて、間引きするのが遅れてしまいました。
ナスの三兄弟は昨年に続き、水はけの悪い飛び地に植えられたせいか青息吐息です。

梅雨に入ってみんな元気に育ってくれるといいのですが。

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現行犯では無いのですがズッキーニをかじったのはカラスだと思います。

今咲いているのは「花ショウブ」 ↑
先月咲いたのは「アヤメ」 ↓

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そろそろ夏物(M16イーグル星雲)

2016年06月12日 | 天体写真(星雲・星団)
徹夜二晩目の3日夜に M64ブラックアイ銀河 のあとに撮ったM16星雲です。

M16 イーグル(わし)星雲  (へび座) 
( 画像クリックで元画像の25%で表示 )
( 上 が北の方角 )
撮影DATA: 2016/ 6/ 4am 1:37’~  Vixen VC200Lf=1,800mm F
露出 15分×6枚 ISO 3200 LPS-P2FIL Cooled 60D (冷却-4℃)  タカハシ EM-200 Temma2M
ガイド鏡GS-60S ToupCam PHD2Guiding ステライメージ7
日が替わった頃には、もう春の系外銀河は西に低くなったので夏物の初ショットを撮りました。
( 先日 こと座のリング星雲 を撮っているけど、あれはお遊びということで・・)

薄明が始まるまで撮ったのですが、透明度はますます悪くなっていました。
( 画像クリックで星座線入りで表示 )
肉眼では 天の川どころか いて座付近の星もほとんど見えませんでした

この星雲はハッブル宇宙望遠鏡の画像「創造の柱」で有名になったのですが、
わたしも毎年この時期に夏物初ショットとして撮っております。
昨年までのR200SS鏡筒に純正エクステンダー(合成f=1500mm )で撮ったものを無理やり重ねて見ました。
( 画像クリックでトリミング前の画像を表示します )
重ね合わせた過去の画像は以下のとおり
2014/ 6/ 2am R200SS+純正エクステンダー  15分×10枚 ISO1600
2015/ 6/13am R200SS+純正エクステンダー  10分× 9枚 ISO3200
(注)今年の画像はサイズを縮小して重ねています

今年はやっと星像が丸くなりましたが、空の悪さには勝てませんでした。
空の良い時にもう一度リベンジしてみたいです。

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夏物といえば我が家の掛け軸も衣替えしました。
左が正月前に掛けた 『 紅梅に四十雀 』 右が夏物 『 妙高 蓮池(高田)より 』
掛け軸は2シーズン分しかありませんので・・(かと言って値打ち物では)

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M64 ブラックアイ(黒眼)銀河 (かみのけ座)

2016年06月09日 | 天体写真(系外銀河)
2日夜は久しぶりに透明度・シィーングの良さにも恵まれ、
VC200Lの能力を十分に発揮した画像を得る事ができました。
( この夜撮影した M51 子持ち銀河M13 球状星団 は掲載済 )

徹夜撮影だったのですが、翌3日も晴れてくれたので2夜連続での徹夜となりました。
ただ、残念ながら空の状態は前日よりかなり悪化しました。

おりおんショットというよりも、『かたてま野菜』 との2ショットです。
手前の野菜は今年初顔のズッキーニです  (ひときわ明るい星は木星)

この時、何を撮影してたかというと・・

M64 ブラックアイ(黒眼)銀河  (かみのけ座) 
( 画像クリックで元画像の25%で表示 )
( 上 が北の方角 )
撮影DATA: 2016/ 6/ 3 21:22’~  Vixen VC200Lf=1,800mm F
露出 15分×6枚 ISO 3200 LPS-P2FIL Cooled 60D (冷却-2.5℃)  タカハシ EM-200 Temma2M
ガイド鏡GS-60S ToupCam PHD2Guiding ステライメージ7
銀河部分のトリミング画像です。↓
もし空の条件が良かったとしても、これ以上細部が見えてくるのかどうか・・

こちらはいつものおりおんショットです。
( 画像クリックで星座線入りで表示します )
これでもソフトフィルターで明るい星が目立つ様にしているのですが・・透明度が悪かった

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この日、昼間に撮ったズッキーニです。↓
『かたてま野菜』の中では一番元気です
越後は梅雨入りはまだなのですが、夜晴れないなら 野菜のために雨が欲しい。

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去年は数百個、今年は数千個?(M13球状星団)

2016年06月07日 | 天体写真(星雲・星団)
2日夜に子持ち銀河の次に撮ったヘルクレス座の球状星団M13です。

球状星団 M13  (ヘルクレス座) 
( 画像クリックで元画像の30%サイズで表示 )
( 上が北の方角 )
撮影DATA: 2016/ 6/ 3am 1:32’~  Vixen VC200Lf=1,800mm F
露出 15分×3枚 10分・2分×各2枚 ISO 3200 LPS-P2FIL Cooled 60D (冷却-7.5℃)  タカハシ EM-200 Temma2M
ガイド鏡GS-60S ToupCam PHD2Guiding ステライメージ7
球状星団部分の等倍トリミング画像です。(反転画像)↓
去年の撮影 では数百個程度だった星の数が、今年は数千個は写っているのでは。(自画自賛)
( もっとも M13 を構成している恒星の数は数十万個とか・・)
赤枠の範囲内を去年の画像と比較してみました。
ピント精度の向上
赤道儀更改による追尾ブレの減少
たわみ対策による流れの減少
そして今回はシィーングにも恵まれた事がこの差になっていると思われます。

既に薄明が始まっていたのですが、欲張って更に2xのエクステンダーを付けて
こと座のリング星雲M57も撮っています。
( トリミング画像です。 クリックで元画像の25%サイズで全体を表示 )
( 上が北の方角 )
撮影DATA: 2016/ 6/ 3am 3:07’~  Vixen VC200L+canon2.0x合成f=3,600mm F18)露出 5分×3枚
 他のDATAは同じ
総露光時間はわずか15分ですが、はじめてリング内の星を2個確認する事ができました。
今後、ごくちいさな惑星状星雲をf3.600mmで狙う事もできそうです。

今回は撮影中のおりおんショットを撮らずに、天の川を撮っていました。
6/ 3am 2:04’~ TamronZoom(f17mmF2.8) 30秒×7枚 ToastPro ISO1600 kissDX(SEO-SP2)

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そろそろ今年も朝顔の種を植える時期なのですが、
家内が玄関横で見つけました。
 
去年の種が落ちていたようです

雲上くもがみ
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