雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

マイナー? おおぐま座 NGC2841(貯光 まだ4時間)

2023年04月04日 | 天体写真(系外銀河)
今回からは先月(3月)19日夜に撮った春の系外銀河になります。
この夜は新月に近いため月明かりを気にせず一晩中撮影が可能だったのですが
千葉から孫娘の家族が引っ越しのため夜遅く着いたので、
22時過ぎからの撮影となりました。

朝まで撮影が可能なこの夜のメインは M51子持ち銀河 と決めていたのですが
南中するのが日が替わった1時30分だったため、
1時間ほど前に南中していた おおぐま座NGC2841
時間つぶし(?)に撮影しました。

NGC 2841 (おおぐま座)    
( 元画像の30% 縮小画像 )
上 が 北 になります )
撮影DATA : 2023/ 3/19 22:25’~ Vixen VC200L( fl= 1800mm F9)
露出 15分 × 枚 + 分 × 枚  ISO 6400 LPS-D1 EOS6D (HKIR改造)
タカハシ EM-200 Temma2M マイクロガイドスコープ 60 ToupCam 
ステラショット2(導入・自動ガイド) ステライメージ9(画像処理)

今回はオートガイドが安定せず、使えた画像の総露光時間は90分しかありませんでした。
この銀河は同じ光学系およびカメラで2020年3月にも撮影していたので、
その画像を含めて処理をしてみました。↓
過去の 撮影DATA
■2020/ 3/25 21:54~ 露光時間 15分 × 10枚 + 3分 × 5枚
  *他の撮影DATA は 今回と共通

見かけの大きさは10分にも満たない上に、フルサイズカメラでの撮影のため銀河が小さく写っています。
銀河部分を縮小なしで切り出した画像です。↓
( 左側が今年の画像 右側は2年分の処理画像 )
この銀河は羊毛状渦巻銀河のプロトタイプとWikipediaにありましたが、
ザラついた今年だけの処理画像ではその特徴がわかりません。

実は当初は2年分の画像をステライメージの自動位置合わせでコンポジットしたところ
星像の劣化が目立ったため、銀河周辺の星でマニュアルで位置合わせを行いました。
原因は2年間の撮影時の画像中心の大きなずれで、
VC200Lのフルサイズ画像周辺部の星像の劣化が広い範囲に及んだためです。
白枠が自前の導入Mapを使った今年の画像、2020年は導入Mapを使わずに撮っています
別の日に撮った画像をコンポジットする場合は
画像の中心座標はもちろん、画像の傾きにも留意しなければなりません。

恒例となった 撮影時の『只今撮影中ショット』です。 ↓
( 四角枠が今回の撮影範囲です )
2023年 3月19日 23時56分~ Tamron Zoom(fl17mm F2.8) 30秒×5枚 ISO1600 ソフトフィルター KissDX(SEO-SP2) 三脚固定撮影

次回はこの夜のメインタイトル M51子持ち銀河、
過去画像を合わせると貯光10時間オーバーになる予定です。

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孫娘の家族が千葉から移住してきて2週間が過ぎました。
頻繁に行き来しているのですが まだまだ大変。
まずは来週に迫った孫の小学校の入学に向けた準備が最優先です。

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