雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

(改) ヨンニッパで、月と木星の接近を撮る。

2016年05月16日 | 天体写真(月・惑星・彗星)
記事タイトルからは、あたかも昨夜の月と木星の接近の撮影を準備していたかのようですが、
実はその天文現象は知りませんでした。
たまたま夕方 薄曇りの空を見たところ上弦過ぎの月のすぐそばに明るい星があるのを見つけて、
調べてみたらかなりの接近で、手持ちのヨンニッパレンズでぎりぎり入る事がわかりました。
もともとこの夜は雲予報で期待できない空でもあり、
前面保護ガラスを取り外した(改)ヨンニッパレンズで月と木星を撮る事にしました。

今回は明るさよりも 解像度という事で、露対策も兼ねた自作F4絞りを装着しています

接近した月と木星   
( 上が北の方角 )
撮影DATA: 2016/ 5/15 19:29’~  Vixen canon NFD400mmF2.8(手製絞り F
露出 1/250秒 ISO 200 Cooled 60D (冷却オフ)  タカハシ EM-200 Temma2M ステライメージ7

上の画像では点でしかない木星ですが、16枚ほどをRegiStax6で処理すると・・
等倍で切りだした木星像
木星像は直径で約20画素しかありませんが、横縞がみえるような気がします。
木星の衛星を写すため32倍ほどの露光をかけてみました。
19:30’~ 露光時間1/8秒×16枚 他はデータ同じ
この時間の木星をステラナビで調べて見たら
ちょうど大赤斑が中央を通過しているところでした。(知らなかった)

 
木星にくらべれば直径4mmの月でも まだなんとかなります。
画像16枚をAviStackで処理した等倍切りだし画像
通過する雲が写り込んだ画像もそのまま使ってますので、なにやら怪しげな月の雰囲気となっております。

月と木星の接近は6月12日早朝にもありますので興味のある方は。(ちなみに上弦の月です)

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今夜は雨の予報だったので、昨日午後から「片手間野菜」の植え付けをしました。
ところが今朝から強い風が吹いて、大慌てで風よけを。
更に昼になると33.4℃で全国一番の暑さに。
熱風の中で何度も水遣りでぐったりしました。

雲上くもがみ
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6 コメント

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月の撮影 (theprayer)
2016-05-17 09:45:14
はじめまして。

『ビクセン ポルタII A80Mf デジカメスマホ撮影セット 』とデジカメの
『E-PL1s(レンズ14-42mm)』(オリンパス)

を組み合わせて、月の写真をとりたいと考えています。
この組み合わせでよいか、ご指南いただきたくて投稿しました。

他に、お勧めの組み合わせ(天体望遠鏡側)があれば、ご教示ください。

よろしく、おねがいいたします。
返信する
Unknown (テナー)
2016-05-17 11:16:59
こんにちは
月と木星のコラボは私も知りませんでした。
CANONの400mmは流石に良い仕事をしますね。
月はもとより木星の拡大では縞縞わかります。
次の新月期は梅雨入りの頃になりそうですね。
返信する
大丈夫かと思います (雲上(くもがみ))
2016-05-17 14:00:45
thepraiyerさん はじめまして。
月の撮影ならこの組み合わせで大丈夫だと思います。
価格も手ごろですし、レンズ口径も8センチあれば
月のクレーターを鮮明に写す事ができます。
望遠鏡の接眼鏡の先にカメラのレンズを持ってくるのですが、
カメラの支持がうまくいくかがポイントかと思います。
この撮影方法はコリメート方式といいます。

ほかにはカメラ側のレンズが外せるカメラがあれば、
望遠鏡の接眼鏡なしでカメラボデーを接続して撮る方法もあります。(直接焦点)
この場合、カメラを接続するためのアダプターが必要になります。
返信する
今度は梅雨入り (雲上(くもがみ))
2016-05-17 14:07:17
テナーさん こんにちは。
今回は空模様から望遠鏡はあきらめてヨンニッパにしました。
これでも重量は約10kg近いのですが、望遠鏡に比べれば扱いやすいですね。
次回はもう少し近づくようですが、さすがにR200SSで一緒に撮るのは無理なようです。
満月期が終わると今度は梅雨入りですか。
機材の稼働率が上がりませんねぇ。
返信する
Unknown (びっけパパ)
2016-05-18 08:00:35
このサイズの木星でも縞が確認できるもんなんですね。
恐るべしヨンニッパ。
でもそのヨンニッパのレンズ抜いちゃうんだもんなあ。
常人にはできません(笑)
そもそもヨンニッパなんて手が出ませんが。
上越は真夏日だったんですね。
フェーン現象の影響なんでしょうが不思議ですね。
返信する
雪国は暑さでも一番? (雲上(くもがみ))
2016-05-18 11:08:04
びっけパパさん こんにちは。
豆粒大の木星は冗談半分だったのですが、縞わかりますよね?
このヨンニッパレンズは前回の東京オリンピックの頃に
canonが技術の粋を集めて作ったものだそうです。
当時は給料 数か月分の価格でしたが、今なら中古で10万前後で買えそうです。(ものがあれば)
上越は雪国なのですが、意外に暑さでも全国一になることが時々あります。
返信する

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