雲の上には宇宙(そら)

 雪国越後にて、30年ぶりに天体写真に再チャレンジ!

超新星SN 2023ixf ラストチャンスは21時

2023年06月01日 | 天体写真(系外銀河)
先月 日本時間20日2時22分に超新星ハンターの板垣さんがM101銀河で発見されたSN 2023ixf
( うっかり超新星の名前を”xif”と記載していましたので、6月16日に修正しております )
私は5月に2回もM101銀河を撮影していたのに、2夜目の17日夜は発見される2日前でした。
むろん 運良く超新星爆発のタイミングで撮影画像で気づいたとしても
他のだれかが発見してくれるのを待つことしかできません。

超新星の発見が公表されてからは天気に恵まれず 悔しい思いをしたのですが、
ご縁が無かった” ものとあきらめておりました。

そんな昨日(5/31)の事
雲予報では21時までは雲がないかもしれない。
SCW予報では この後は西からやってきた雲に覆われる予報

◆ 超新星のいる おおぐま座のM101銀河が南中するのは? 21時16分
◆ 満月近い明るい月が南中するのは? 21時の20分前
◆ 夕方薄明が終了して暗くなるのは? 21時の10分前
( という訳で 今回の記事タイトルとなった次第です )

薄明終了前の明るい空に加えて 明るい月明り、ここは導入したばかりのASI 533MCに期待するにしても、
やってくる雲はどうしようもありません。
一枚だけでも撮れればもうけもの、成果なくても落胆しない、と自分に言い聞かせて機材設営。

そして結果はなんと、雲がやってくるのが1時間ほど遅れて超新星撮影できました。
 発見から11日後の超新星SN 2023ixf(おおぐま座) 
( 元画像の 50%に縮小 ほぼノートリミング )
(  上が北になっています )
撮影DATA : 2023/ 5/ 31 20:24’~22:04’ Vixen VC200L (fl=1,800㎜)
露出 300秒 × 20枚  Gain300 ASI533MC Pro(冷却-10°) タカハシ EM-200 Temma2M  
ステラショット2(導入・撮影・オートガイド) ステライメージ9(画像処理)
*ダーク処理、フラット処理はまじめにやっています
悪条件の明るい空での撮影でしたが、これだけ写ってくれれば文句はありません。

これでご縁ができましたので 17日夜に撮った画像だけを処理しなおして、GIFアニメを作ってみました。
(注)このGIFアニメは 超新星の光度変化の推移を表したものではありません

今回は撮る予定のなかった 当ブログ恒例の「只今撮影中」ショットです ↓
2023年 5月31日20時39分~ Tamron Zoom(fl17mm F2.8) 30秒×6枚 ISO1600 
ソフトフィルター KissDX(SEO-SP2) 三脚固定撮影
どうせ明るい空だろうという事で、光害対策の「防犯灯隠し箱」「灯火遮蔽パネル」は今回は無し。


= = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = =
ダメでもともと、という謙虚な心掛けがよかったのでしょうか?

お空の方は満月期でしかも梅雨入り間近ですので
次回は 今年はお行儀が良くて、しかも元気な
『かたてま野菜』たちの紹介でもしようかな?

にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へにほんブログ村
いつもポチッとありがとうございます。

= = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = = =
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ランキング参加してます

にほんブログ村 写真ブログ 天体写真へ
にほんブログ村

応援(クリック)してね


天体写真 ブログランキングへ