くまぷーの海外ドラマblog

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ミディアム5 第7話「私刑執行人」

2010年06月23日 | ミディアム
アリソンの元に亡きクーパー捜査官の霊が現れ、「紳士の訪問客」ことカイル・ホーキンスという殺人犯の情報を提供してきた。彼の言うとおりに事件は解決したものの、アリソンが見たダイナー皆殺しの夢が、実際は犯人の自殺に変化していた。
実はクーパーは、アリソンの夢からこれから発生しようという事件の情報を得て、その対価で別の事件の犯人逮捕につながる手がかりを提供しようとしていたのだ。そしてクーパーの手先として、未然に犯人を自殺させる人物の存在が・・・

一方、出資者カバナーに新しいスタッフのマンゼルを紹介されたジョーだが、面接しても今ひとつの人物だった。しかし彼の発明提案書を見たら素晴らしいアイディアだったために採用することに。
ところが、アリエルが夢でその設計書を見たと言い出す。アリエルの夢では知らない男が設計書を握りしめて「僕のアイディアだ!」と叫んでいたというのだ・・・

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久々のクーパー捜査官登場。
しかし彼は、元々はアリソンも尊敬する正義感あふれる捜査官だったというのに、出てくるたびにどんどん悪くなってきているような気がする。
霊になってしまったら、誰かの手を借りないと私刑もままならないと気づいてしまったクーパーは、とうとう純粋で正義感の強い少年を巻き込んでしまった。
しかも、犯罪をすでに犯しつつも罰せられない人間に鉄槌を、というのからさらに悪い方に進化して、「悪いことをする前に予防的に死なせてしまえ」という、もう正義でもなんでもなくなってきてしまった。
前回の感想の時も「ゴースト」のメリンダを連れてきて、光の中へ連れて行ってもらえないものか、とか書いてたのだが、ほんとに早いとこ成仏してもらえないものだろうか。しかし彼の場合、メリンダに「思い残したことは?」って聞かれたら、殺したい悪党の名前のリストをつらつらと挙げそうで嫌だ・・・
しかもラストシーンで、アリソンのところにまとわりつく霊がもう一人増えちゃってるし。家庭内で娘たちも力がどんどん増してきている昨今、あんまり厄介な霊を増やすのもいかがなものかと・・・ 

これでクーパーエピは終わりなのだろうか。まだ続くのかなぁ。見たいような見たくないような・・・
別に飽きたとかうんざりとかではないのだけど、これ以上悪くなったら・・・俳優さんのキャラで踏みとどまってる好悪の一線を完全に踏み越えてしまいそうで。

もう一方の「ジョーの仕事トラブルをアリエルが霊能力を使って解決」したという話・・・
マンゼルにパクられちゃった人は、伝えた霊能娘がアリエルでよかったと思う。これがブリジーだったら目も当てられない。さらにマリーちゃんだったら・・・ 伝わらない・・・
それにしても、自分で理解できない「アイディア」をパクって仕事を得たところで、その後採用されてからごまかしようがないと思うんだけど、マンゼルさんはどうするつもりだったんだろうか。そこまで考える頭がないからパクるのかもしれないが。
多分、霊能力が介入しなくても、遅かれ早かれマンゼルさんの企みは破綻していたんじゃないかと思うんだけど、それでもパクられた幽霊さんが光の中に行くには(混ぜるな)必要なプロセスだったんだろう。へたすると、採用したジョーに恨みがかかってしまう恐れもあったわけだし。

そういえば「身近な一番知りたい人のことはわからない」はずだったんだけど、こういう時はわかることになってしまうんだな。
一応直接ジョーの将来のことではないのかもしれないけど・・・
ジョーは4人の霊能者に囲まれていても、決して失敗と無縁ではないし、霊能者4人の人生も結構波瀾だったりする。それでも時々ちょっとだけ力のおかげで救われたりするから、うまいことそういう状況と折り合っていけるのかも。
そりゃーね、ちょっとくらいご褒美が無かったら、誰も好き好んで幽霊の愚痴をききたくないよね・・・。


【 脇俳優チェック 】

◆FBIのクーパー捜査官 ....  Kurtwood Smith
初登場は第3シーズン6話「直感とひらめき」。かつて凶悪犯を追い詰めながらも裁判で有罪に出来ず、自分の手で制裁を加えたことから、わざと犯人を逃がして自分で殺すようになってしまった。第4シーズン12話「正義の裁き」で命を落とすが、今度は霊となって私刑を続ける。
「24」第7シーズンでは、ジャックがかつての拷問の責任を問われて審問にかけられた上院公聴会の、委員長であるブレイン・メイヤー上院議員。
「ザット70’sショー」では、フォアマン家のガンコオヤジレッド役でレギュラー。
「Dr.HOUSE」第3シーズン15話「人生に幸あれ」では、幼い頃事故にあって以来突然天才ピアニストになった息子を支えている父Dr.オビヤコフ役を演じている。
「Xファイル」第3シーズン14話「グロテスク」でもFBI捜査官で、モルダーの元上司パターソン捜査官役を演じている。
映画「ロボコップ」では、ロボコップ誕生の原因となるマーフィ殺害を行った強盗のリーダークラレンス役。「ランボー3怒りのアフガン」では、ランボーにアフガン潜入を依頼してくる国務省のグリッグス役。
他に「ネイティブハート」「評決のとき」「いまを生きる」「17歳のカルテ」などに出演している。
娘の Laurel Garnerは女優で、「ザット70’sショー」第4シーズン17話「Kelso's Career」では、ケルソーが金のために登録しに行った精子バンク受付嬢役で親子共演(といっても絡みはない)。

◆クーパーに操られて殺人を重ねたブランドン .... Charlie McDermott
オフィシャルサイトあり。
「プライベートプラクティス」第2シーズン21話「愛のカタチ」では、女教師ドナと関係を持った少年ボビー役。ドナから処方薬をもらって飲んで倒れたことで親に関係が発覚、別れろという忠告を聞かなかったドナが逮捕される事態に。

◆ジョーの新しい部下ハル・マンゼル .... John Ales
「FBI~失踪者を追え」第4シーズン5話「名誉と束縛」では、失踪者の韓国系デザイナーの卵ウェンディの恋人ジョージ・ザウスマン役。出会い系で知り合ったが、ディナーの約束をすっぽかされて大喧嘩、直後ウェンディが失踪したために疑われた。
「CSI:マイアミ3」8話「孤独な女」では、お見合いバーのオーナーマイク・ティベッツ役で登場。
映画「ナッティ・プロフェッサー」の1と2両方で、エディ・マーフィー演じるクランプ教授の助手ジェイソン役を演じている。

◆ジョーの会社の出資者テリー・カヴァナー ....  Ned Schmidtke
第4シーズン15話に初登場。ストラスフィア社主で代替燃料界の大物。ジョーのビジネスパートナーメーガンの枕営業のおかげで発明に関心を持ってくれたが、ジョーがメーガンと物別れした後に彼女抜きで好条件で出資してくれた恩人。
「NCIS」第4シーズン8話「落ちた海兵」では、飛び降り自殺を図った海兵隊員と直前にトラブルがあった人物のボスであるゲッツ議員役。故人を蔑むような発言をしてギブスを怒らせる。
「FBI~失踪者を追え4」15話「平凡な主婦の見たもの」では、失踪主婦リアが熱心にボランティアに通っていた教会の、牧師のグレッグ役。リアが何かを求めている様子だったと証言。
「コールドケース」第3シーズン9話「ペンダント」では、元警官アート・バルドゥッチ現在版役。65年にDV被害の人妻シンディに同情して世話を焼くうちに恋に落ち、双子の娘と共に受け入れて新しい人生をはじめようとしていたが、シンディは姿を消して戻らなかったため失意の余生を送っていた。リリーたちの尽力によってシンディとの再会を果たす。
「HUFF」第2シーズンではラッセルの法律事務所のボスのミークス役で登場している。失態を繰り返すラッセルに堪忍袋の尾が切れ、身内でありながらバッサリ首にしてしまう。
「ポイントプレザントの悪夢」ではマシュー神父役で8エピに出演。

◆冒頭のダイナー皆殺しの犯人アダム・ディーツ .... Eddie Driscoll
「CSI:NY4」10話「ヒーローの真実」では、シカゴ・トリビューンタワーの管理人役。マックは彼をおびきよせるためのパズルのヒントを追ってたどりついたのがトリビューンタワーだった。
「恋するブライアン」17話「ゆれる心」では、へざーが昔働いていた店のバーテンのマイク役。帰ってこないのか?とヘザーに誘いをかける。
「コールドケース」第3シーズン14話「警報」では、主犯のジュリアスの兄で銀行強盗の一味の「ハット」ことリック役で登場。彼の呼び名だけが6年前に起こった事件の手がかりだった。

◆自殺を強要されたレイチェル・ステットソン .... Maura M. Knowles
「ER」第12シーズン18話「そぐわない相手」では、車の事故で運び込まれた少女ブルックの母親役。ブルックの同乗者で聾唖者の黒人青年を警察と両親がカージャックではないかと疑ってこじれる。

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