くまぷーの海外ドラマblog

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ミディアム5 第5話「愛の形」

2010年05月18日 | ミディアム

アリソンはデヴァロスから彼の友人のリーミング議員の家庭で発生した議員の娘メレディスの失踪事件について調査を依頼される。メレディスは心臓疾患のある少女フィービーの担当看護士だったが、フィービーの母が失踪しその後フィービーの父と再婚していた。
メレディスは「しばらくひとりになりたい」と苦しんでいる様子を綴ったメールがあったという。
アリソンは汚染区域に遺体が捨てられる夢を見て、その通りに遺体が発見されるが、それはメレディスではなく前妻クレアのものだった。メレディスの失踪だけではなくクレアの失踪の意味も変わることになり、それによって夫のドンに疑いがかけられることに。
しかしアリソンが次に見た夢は、メレディスの裏の面を示唆するものだったことから、事件は思わぬ方向に・・・

一方、アリソンは副市長リンの妊娠を夢に見て彼女のおめでたに気づく。
しかしスキャンロンは妊娠を知って以来、リンを避けるように仕事に没頭し、リンはこれからの関係に不安を感じるが・・・

ジョーは健康診断に行った医者から睡眠障害ではないかとの指摘を受ける。
アリソンの悪夢で起こされるのも原因ではないかということで夫婦の寝室を分けることにするが、ブリジットやマリーは「パパとママは離婚するの?」と・・・

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ブライス・ダナーが出てきたら、もうそれだけで答えは出たようなもの、になってしまう。
あとはその答えの出し方をどうひねるかにかかっているのだが、犯行についてアリソンの夢以上のことは語らない余白の多い演出で、なかなか面白く見せていたと思う。
ルイーズとメレディスの母娘関係を細々描くことはせず、「私があれだけプールを欲しがったのに、フィービーのためなら造るのね」という台詞でルイーズが殺人を決意するに至るという濃縮の仕方で、語らずしていろんなことが語られている。
母としてのけじめは・・・それでよかったのだろうか。結局それでフィービーが守られたという点ではアリソンが隠蔽したことは結果オーライなのかもしれないが、ルイーズの罪はそれでいいのか?と割り切れないものが残る。

ジョーが睡眠障害になるっていうのは、いつかはあるだろうなーと思っていたが・・・そりゃあれだけ起こされてれば睡眠障害にもなるわな。
でもそれで別々に寝てみたら、「パパとママはリコンするの?」ってブリジーとマリーたんがよくわからないなりに思い込んでしまうというのには笑った。マリーたんは不安だったのか漁夫の利だったのかは謎だが、なんとなく不安でママとねる~と思ったというのがかわいくていいな。
それにしても「そんな妻だったら僕は毎晩一緒に寝る。昼寝すれば?」というドクターにあるまじき大岡裁き。でもそれが正解なんだな。
変に病気扱いしていじくりまわして投薬して、本当の病人にしてしまうよりも、ジョーにとっては自分をアリソンの夢にあわせていく方が自然なんだろう。

ところでリン役の女優さんは実際にオメデタだったそうで・・・まぁそうだよなー。それ以外の理由であんな状態になっていたら、いくらなんでも・・・
この設定については非常に不満大。副市長がですよ。次期市長として期待されたこともある副市長が、ぱっと見オメデタがわかるくらいまで発表せずにいられたとか、不自然にもほどがある。何ヶ月だか知らないけど、そこまでスキャンロンが覚悟もなく放置し続けるってひどいだろと。
おめでた設定をアリソンの夢に絡めて発覚、っていう方向でストーリーを考えていたのだろうが、思ってたより体の変化が急だったのかな。
彼女は・・・正直なところあまり演技がお上手とは言えないのだが、なぜ使われ続けてるんだろうというのが内心疑問で、スキャンロンとの関係も不自然だし無理だし、と思っていたのだが・・・「ミディアム」のプロデューサーの奥さんだから、ファミリーの一員としてハズすわけにはいかないのだろう。
これでスキャンロンもパパになるってことで、ミディアムはさらに家庭的なホラードラマ方向に向かうのですね。
ちなみに、アリソンがリンの妊娠に気づいたリンとデヴァロスのドラッグストアの夢のシーンは、映画「JUNO」のパロディ。あの映画も海外ドラマファンにとっては嬉しい顔ぶれの映画なので、こういう引用は好きだなぁ。


【 脇俳優チェック 】

◆メレディスの母ルイーズ .... Blythe Danner
「HUFF」では、ハフの母イジー役でレギュラー。アル中気味でエキセントリックなイジー役で2年連続エミー賞助演女優賞受賞。
「ウィル&グレイス」ではウィルの母親マリリン・トゥルーマン役。セレブな奥様だったが、ヨガインストラクターと浮気して離婚。
「ハーパー★ボーイズ」では、最初のパイロット段階ではチャーリーとアランの母親イヴリンにキャスティングされていた。
2005年には「HUFF」のドラマシリーズ部門助演女優賞、「ウィル&グレイス」のコメディ部門ゲスト女優賞、「Back When We Were Grownups」のミニシリーズ部門主演女優賞と、史上初の三部門に同時ノミネートされている。
映画「ミート・ザ・ペアレンツ」では、ロバート・デニーロ演じるジャックの妻役。
女優Gwyneth Paltrowと演出家Jake Paltrowの母。夫は演出・プロデューサーのBruce Paltrow。

◆リーミング議員の娘メレディス .... Georgia Hatzis
「NUMBERS」第3シーズン1話「無差別強盗殺人事件 Part.1」では、逃亡中の女教師クリスタルの情報をつかむため逮捕された、ドラッグ所持の前科のあるリディア役。
「CSI:NY5」24話、「FBI~失踪者を追え」第6シーズン8話に登場予定。

◆メレディスの夫ドン .... Jonno Roberts
「CSI:NY4」5話「不思議の国のヴィーナス」では、セカンドライフでネット販売をしている靴屋役。サイバーセレブたちにアバターとして使用してもらうことで売り上げをあげていた。
「NUMBERS」第2シーズン22話「闇からの挑戦状」では、モートンが白状してFBIが監視中とも知らず、予定通り銀行にやってきて裏からコンピューターに侵入して金を引き出そうとした、ロシア人ハッカー役。
「Shark」第1シーズン14話「パパラッチの追跡」では、警察到着前の現場写真を隠し持っていたパパラッチのジュノ役。

◆ドンの前妻クレア .... Heather Mazur
「CSI:NY」では担当検事グリアー役。初登場は第3シーズン23話「切り札」で、マックが追跡中のクレイ・ドブソンが落下死した件でかけられた査問会で、マックを陥れる結論ありきで責め立てていた。第5シーズン6話「裁かれし心」では、被害者となった三人の被告の事件を担当、取引を断ったために三人は証人つぶしの凶行に出る。
「ジョーイ」第2シーズン17話「ガマンできないっ!」では、マイケルがバーでナンパしようとしたが、マイケルの挙動不審な動きに嫌な顔をして避けてしまった女性役で登場。

◆ドンの連れ子フィービー .... Darcy Rose Byrnes
「プライベートプラクティス」第2シーズン12話「親子の距離」では、嚢胞性線維症患者一家の娘グレイシー役。その病で感染=死のバークホルデリア・セパシア菌に感染していたことから、父親のダーロンは娘をひとりだけ隔離させて息子のために生きるか、娘を看取るために自分の命を犠牲にするかの選択を迫られる。
「FBI~失踪者を追え」第4シーズン7話「写真の少女」では、失踪者ビル・シールズが小児性愛者の餌食になっている彼女を発見して、救わんとして行方不明になった原因の少女メリッサの幼少期役。シールズが収集した写真で主に登場している。
「ブラザーズ&シスターズ」第1シーズン19話「ゲームナイト」では、ノラとキティがジョーンズ家とのゲームに負けたのがどうしても悔しくて、ジョーンズ家に行ってうまく言いくるめて家からトロフィーを持ってこさせた少女グウィネス役。グウィネスはノラの同級生リジー(「ダーマ&グレッグ」のダーマ役Jenna Elfman)の娘で、キティからご褒美にお小遣いがもらえた。
「コールドケース」第4シーズン18話「宝くじ」では、母マーリーンが車上生活を送るようになった幼い姉妹の妹の方アビー1999年版役。
「ダーティ・セクシー・マネー」では、第2シーズンからニックの娘キキ役で登場予定。(第1シーズンではキキは Chloe Moretzが演じていた)

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