くまぷーの海外ドラマblog

海外ドラマを脇役チェックなどしつつ
あれこれ見ています。

ミディアム5 第9話「仮面の下」

2010年06月29日 | ミディアム
アリソンは、マリーが黒髪の女性にそそのかされてアリソンとジョーを銃で撃つ夢を見て気分が悪くなってしまう。
翌日エレベーターの中でその黒髪の女性に出会うが、彼女はデヴァロスの紹介で、母親の失踪調査を依頼してきた兄妹のブルックだった。
彼女と兄ディランは母親の行方を心から心配していたが、夢の中でのディランは借金で母から縁を切られ、仲立ちを頼んだブルックにも冷たくあしらわれていた。
アリソンの夢では、ディランがブルックを殺害し、恋人のハーモニーに片棒を担がせようとしていたが・・・

一方、アリエルは友人のアシュリー一家とスキー旅行に行きたいと言い出すが、同行者の中にアシュリーの兄がいることを知り、アリソンとジョーは承諾できない。
そこに、ジョーの妹のサラが夫の浮気による夫婦関係の崩壊で泣きついてきた。長いこと夫ライアンとは仮面夫婦だったと言う。サラは子供たちに菜食主義を教えようとしたりと家の中を引っ掻き回し、さらにアリエルの部屋に宿泊することになったため、ただでさえスキー旅行のことでむくれているアリエルは不満を爆発させる。
そんな状況に、ジョーの父の霊が姿を現し、アリソンに「サラの夫ライアンの浮気騒動は誤解だ」とアドバイスするが・・・

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ジョーの妹初登場!
なんというか・・・「男性キャラの妹がトラブルを抱えて転がり込んでくる」というのは海外ドラマお決まりのパターンだったりするが、ジョーの妹サラもプロトタイプな妹キャラだ。
「男関係のトラブルが発端」「空気を読まない、人の話を聞かない」「子供に悪影響」「変人あつかいされるような趣味」・・・大体おさえてる気が。
「クローザー」のフリッツの妹なら「自称霊能者」だから、きっとアリソンと気があったかもしれないが(・・・そうか?)、往々にして小姑というのはうまくいかないと相場が決まっているのだからしょうがない。
しかしあのジョー父(いまだに役名が「ジョーの父」っていうのも)からあんなサラができてしまうというのも、運命のいたずらというかなんというか。
いざという時しか出てこない、デュボア家の守護霊的存在になっているジョー父だが、本人が伝えたいことがある時に姿をみせてくる・・・ってことは、普段ずっと一家を見守っているわけだよなぁ。・・・毎回ジョー父が出てくるたびに感じてしまうが、正直やだよねそれって。
舅の霊がべったり張り付いて観察してるけどこの先の困難を予知できる、っていう状況を、メリットを鑑みて我慢できるかどうか。・・・いや、やっぱりお祓いするわ。

それにジョー父って、息子と娘のトラブル「だけ」回避に出てくるわけで、もうちょっと孫たちのことを気にかけるとかさーとか思わなくもない。
アリエルのアブナっかしいティーンエイジャー時期をもう少し守ってあげて欲しいのに、「それは親の仕事だからな」とか言いそうなぐらいに無関心だ。
あぁしかしアリエルもほんとに大人になっちゃって、年上の男の子とのドキドキお泊り計画かぁ。そりゃジョーもアリソンも気が気じゃないわけだが、アリエルの危機をすべてアリソンの能力で回避できるわけではないのがもどかしいところだ。
あんなにいい子なのに若くして男運が悪いアリエル・・・強行突破する気持ちもわからないではないが、その危うさも10代の誰しもが通る道ってやつですか。

今回の犯人は「ドーソンズクリーク」のJames Van Der Beek。爽やか系だったドーソン役が終わってから必死に役者としての方向転換をはかってる感じで、「クリミナル・マインド」でもそうだったけど猟奇な犯人役を好んでやりたがってるように見える。
だからその流れでミディアムに出演・・・となると、普通に犯人だよねーっていうのが顔を見ただけでわかってしまうわけで。でも脚本が引っ張って工夫した感じだったので、「優しくてダメ人間だけど、ナチュラルに凶暴」っていうディランの恐ろしさがうまく出ていたのではないかと思う。
ドーソンから何年たったか、彼も頑張って性格俳優への道を全力疾走中なのだな。いまだに「ドーソン」とか言われてしまうイメージの固定ってほんとに重い。俳優人生の中でほんの短い期間演じた役に過ぎないのに、一生ついてまわるラベルになってしまう。次の当たり役にめぐり合うまでラベルを剥がす作業に全労力を割いてるように見えるというのも、彼にとってはあまりいい評価ではないのだろうし。

この事件もそうだけど、親が見てわからないくらいに別人がなりすまし可能なレベルに作り替える整形って可能なのだろうか。女性の場合はメイクという強い味方があるにしろ・・・親が病気だったからとか、いろんな要素があって成り立った話かな。
しかし、デヴァロスが「知り合いから頼まれた」ってアリソンに事件をふるケースでは、結構いってきた本人が犯人だったりするような。
デヴァロス結構お人好しとか思われてるのかな。「クローザー」ではブレンダと視線で闘って負けた犯人役だったのだけど、やはりデヴァロスはデヴァロスで、悪人には見えないんだよね。


【 脇俳優チェック 】

◆ジョーの妹サラ .... Amanda Detmer
「恋するブライアン」ではデイヴの妻ディーナ役でレギュラー。デイヴの仕事の傾きにより夫婦仲が次第に微妙になり、別居するがカップケーキビジネスを始めるなど前向きさを忘れない。
「プライベートプラクティス」第2シーズンでは、アディソンの患者の妊婦モーガン役。彼女は医師ノアの妻で、ノアはアディソンに心を移してしまっているが、モーガンのためにアディソンは自分の心を抑え続けている。
「CSI:マイアミ3」4話「汚染の輪」では、フラッシュモブの発生した学校で、生徒と関係を持っているいけない女教師、科学のマンシーニ先生役。

◆ディランの妹ブルック .... Morena Baccarin
「OC」第3シーズンでは、マットと付き合っていたマヤ役。しかしサンディが彼女の父グリフィンにビジネスのあたりをつけるために交際を利用しようとしたことでうまくいかない。
「Dirt」第2シーズン6話では、ジャズミンの役を奪うために一服盛った女優のクレア役。
話題のリメイク「V」に現在レギュラー出演している。

◆ディランの恋人ハーモニー .... Dahlia Salem
「ER」第12~13シーズンでは、外科のレジデントのオルブライト役でサブレギュラー。
「CSI:マイアミ4」25話「止まった時間 後編」では、押収紙幣の紛失の件でラボやチームに手落ちが無かったかつきまとったFBIの女性捜査官ランドレー役。
「クリミナル・マインド」第2シーズン5話「消えない傷跡」では、カトリック系大学で発生した連続レイプ事件の現地担当刑事のキャラハン役。ギデオンにカトリック系大学の事情を説明する。
「Dr.HOUSE」第2シーズン18話「睡眠不足」では、睡眠障害で何日間も眠れない状態の患者ハンナの、レズビアンカップルのパートナーマックス役。
「CSI:3」17話「憎しみのパズル」の特攻おばあちゃん自爆事故事件で、その事故の解明によってサラとつきあっていた救急隊員ハンクが二股かけていることが発覚した相手、保険会社の社員エレイン・アルコット役。

◆サラの夫ライアン .... Bryan Callen
オフィシャルサイトあり。
「ママと恋に落ちるまで」第1シーズン17話では、バーニーの会社の法務部の同僚役で登場していた。今後もしばしば登場し、第4シーズンからは出番も増える。
「CSI:3」20話「残酷な笑い」では、コメディバーのバーテンダー役で登場。コメディアン殺害で使用されたイノコウォーターを管理していたのは、バーの内部の人間だけだったために調べられた。
「Oz/オズ」第2シーズンでは、所内義務教育システムにボランティアとして協力した、教員資格を持つ囚人クーシェン役。
日本でもFoxで放送されていた時期の「MadTV」にレギュラー出演していて、「カバナ・チャット」のプールボーイ役でおなじみ。

◆ハーモニーの担当医 .... Scott Lawrence
「FBI~失踪者を追え」第4シーズン23話「命の格差」では、白人少女と黒人少年の失踪の扱いが問題になるエピで、黒人失踪少年ダーネルの父カール役。ダーネルは長いこと別れていた父が病気と知って和解ししばらく通っていたが、ヴィヴたちがカールのアパートを訪ねるとカールはすでに息を引き取っていた。
「BONES」第1シーズン19話「消えた記憶」では、ブレナンがニューオリンズのハリケーン救済のボランティアで一緒になった、ブゥードゥー教信者の看護兵サム役。
「犯罪捜査官ネイビーファイル」ではスタージス・ターナー海軍中佐役で第7~10シーズンにレギュラー出演。今回も微妙におかしな方向に行きかかっていたが、スタージスはストレートにナイスキャラ。
ゲームのアテレコの仕事も多く、ゲーム版「スターウォーズ」ではダース・ベイダーを演じていたりする。他にもドラマの出演作多数。

◆ブルックの兄ディラン・ホイト .... James Van Der Beek
「ドーソンズクリーク」の主人公ドーソン・リアリー役でおなじみ。映画に対する情熱と、現実や恋愛との狭間で悩みながら成長する姿を好演している。
「アグリー・ベティ」第2シーズン4話「」では、ファッションブランドアトランティックファッションの宣伝担当ルーク・カーンズ役。性転換のアレクシスの存在を理由に、ブランド広告をモードに出稿するのを断ってくる。
「クリミナルマインド」第2シーズン14話「血塗られた黙示録」では矛盾だらけの行動をとる残酷な連続殺人犯としてBAUのスタッフを混乱させ、15話「多重人格」ではリードを監禁してトラウマを残した犯人トバイアス・ハンケル役を熱演している。
映画「バーシティ・ブルース」では、フットボールチームの控えだったが、やがてチームのピンチに奮起して優勝に導く主人公モックスを演じているが、チアリーダー役で「Heroes」のニキ役のアリ・ラーターがホイップクリームセミヌードで共演していたりする。
「プロファイラー」第2シーズンからベイリーの娘フランシス役でレギュラーのHeather McCombと2003年に結婚。「ドーソンズクリーク」第1シーズン11話「13日の金曜日」でドーソンたちとチャネリングをした女性ウルスラ役で姉のJennifer McCombが出演し、その縁で紹介されたことから交際、結婚したらしい。しかし昨年(2009年)離婚申請、新恋人のモデルKimberly Brookとの間に子どもが誕生と報じられている。

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