くまぷーの海外ドラマblog

海外ドラマを脇役チェックなどしつつ
あれこれ見ています。

ザ・ホワイトハウス7 第18話「レクイエム」

2009年11月26日 | ザ・ホワイトハウス
レオの葬儀がしめやかに行われ、かつて公私共に彼とゆかりの人々がレオの死を悼んで集まった。
しかしその一方で、レオ亡き後をめぐっての生臭い政治的動きが始まろうとしていた。
ジョシュはサントスに「下院議長選定には口を出さない方がいい」と忠告するが、サントスは今まで下院議員だったこともあり、議会運営のことを考えて自分の思う人選がしたくて仕方がない。しかし各候補の要望がサントスの意思とはすれ違う。
そして自分の目の届かないところで、グッドウィン前委員長がサントスに接近していることに、ジョシュは危機感を覚える。

そんな風に政権運営で頭がいっぱいのジョシュは、ドナにまだ新政権下での仕事のオファーを出していなかった。そのためドナは選挙後の身のふり方に困って、CJのところに泊めてもらおうとするが、CJはダニーと大事な夜を迎えようとしていてタイミングは最悪。
しかもジョシュのところには葬儀に来ていたエイミーが接近。彼女は副大統領に女性候補ゲルシーを推薦しようとしていたのだが、ドナは心穏やかではない・・・

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レオの葬儀・・・でも、それはまるで本物の葬儀の様で。
演技でなく本当にジョン・スペンサー本人を悼む涙のようだった。

レオにまつわる懐かしい顔ぶれがそろった葬儀だった。
エインズリーが再び登場するとは思わなかった・・・
その他には、もちろんマロリー、アンディとバートレットの娘たち、ケイトの前任者(国家安全保障問題担当補佐官)のナンシー・マクナリー、ジョーイ・ルーカスもいたかな?
そしてバートレットが湿っぽくならないように盛り上げた思い出話の数々。チャーリーが「耳たこです」とぼやくほど何度聞かされたかわからない、そのたびに膨らむホラ話・・・レオのホラの武勇伝たち。
一緒に笑いながらやはり今回も泣いてしまう。みんなの話の中にレオがリアルに蘇ってきて・・・

ジョン・スペンサーが急死しなかったら、レオは死ぬ設定にはならなかっただろう。
もしかしたらザ・ホワイトハウスはサントス大統領時代でさらに続き、今年なら二期目をかけて再選を宣言するような内容になっていたかもしれない。
サントスはどんな大統領に、ジョシュはどんな補佐官に、そしてレオはどんな副大統領になっていただろうか。
生き死にの絡む、結果のすでに決まったことでタラレバを考えても仕方ないが、いまも続いているTWWを見てみたかった。心から。
続いていたら視聴率が落ちてどうしようもなくなって打ち切りになってしまったTWW、という可能性もあっただろうけど。
一番いい形とタイミングで終わらせるように、レオが役もドラマも一緒に天国に持っていってしまったようで。ずるいぞレオ。

バートレットが、誰を慰めるよりもまず最初にマーガレットに声をかけ、労わったというところが感動だった。
レオにずっと長く仕え、一番レオを支えた最高の相棒がマーガレットだった。二人の絶妙の掛け合いをもっと長く見ていたかった。
マーガレットといいアナベスといい、ほんとにレオは相手のよさを引き出す存在だった・・・
レオがマーガレットにゴミぶっかけのエピソード・・・想像するだけでほんとに泣き笑いだ。

・・・しかし、レオの死の悲しみに浸る暇も勝利の美酒に酔う暇もなく、政治の現実は待ったなしで進行していく。
選挙のときに後押しをしたことで恩を売ったグッドウィンが、補佐官気取りでちょっかいを出してくればジョシュとしても面白くない。サントスはほっとくと暴走しかねないし。
サントスもやはりこれからやりたい政治の理想と現実のギャップに苦しむ日々を送るのだろうか。「レオと議長選びがしたかった」というジョシュの気持ちが痛かった。ほんとにね。

それにしても・・・エイミーはやめとけー。彼女はほんとに「建物を建てるより文句を言うほうがラク」なタイプなのだから、中に入れたらぶち壊しにしかならないような。
立法局局長!超リベラルでフェミニズムの先鋭的存在のエイミーを・・・いいのかぁぁぁ?
しかも彼女をホワイトハウスに置いといたら、ドナが・・・
ドナについては・・・ ジョシュ油断しすぎにもほどがあるだろう。
なんとなく最後の最後までオファーは引っ張っておいて「主席報道官にならないか」とか言いそうなオチが予想できちゃったりするのだが。
首席補佐官と主席報道官が恋仲とか・・・ないわーそれは。スキャンダラスで現実離れしすぎ、止めろ大統領、って感じだろう。

ラストシーン、今までとは違った気持ちでホワイトハウスを見たであろうジョシュの心に去来したものは・・・

気がついたら、終幕まであと4エピ。今年いっぱいで終わってしまうのだ。
すでに終わっているのだから、終わりが来るのはわかってはいるものの、もっと見ていたい気持ちがこんなに募るドラマも他にない。


【 脇俳優チェック 】

◆元法務部のエインズリー・ヘイズ .... Emily Procter
「CSI:マイアミ」のカリー・デュケーン役でおなじみ。
エインズリー・ヘイズは元ホワイトハウス法務部所属の弁護士役で登場していた。初登場は第2シーズン4話「ブロンドのライバル」。サムを討論番組でこてんぱんにやっつけた手腕をバートレットに見込まれて、共和党員にもかかわらず法務部に採用された。レギュラー化するか?という存在だったが、マイアミのレギュラーのために「退職した」という設定でホワイトハウスから姿が消えていた。
「フレンズ」第2シーズン2話「父とおチチ」では、ジョーイがバイト先でデートに誘おうとする同僚のアナベル役。香水売り場でバイトしているジョーイは、「オンブレ」という香水を売る男にアナベルとの食事も売り上げも負けてしまい、発奮するのだった。
他に映画「リービング・ラスベガス」「ボディ・ショット」など。

◆フィールズ下院議員 .... Chris Ellis
「BURN NOTICE ~消されたスパイ」では、サムの恩人で船の回収業者のヴァージル役。第1シーズン7話(FOX CRIMEでは1話目を前後編に分けて2話扱いにしているため。実際は6話)「家族の絆」でマイケルに依頼主として関わった時にマイケルの母マデリンといい感じになる。そのままマイアミから姿を消していたが、第2シーズン7話「荒波への潜入」では戻ってきて、かつてのビジネスパートナーの娘のためにマイケルの手を借り、輸送中に奪われた薬を奪還しようとする。
「ゴースト」第1シーズン21話「凍りつく時間」22話「天国への案内人」では、メリンダの前に現れた、凍りついた旅客機のパイロット役。彼の操縦していた飛行機の墜落により、メリンダの周囲に悲劇の連鎖が引き起こされる・・・
「CSI:NY2」5話「ダンス&フィッシュ」では、殺害されたトラムの車掌ハロルドの義兄ヴィンセント役。妹のヴィヴィアンに嘘を吹き込まれて同情、ハロルド殺害の実行犯になってしまう。
トム・ハンクスの初監督作品「すべてをあなたに」の最初のほうで、ワンダーズにいち早く目をつけて各所に売り込んだライブハウスの常連ホレス役を演じている。
「アポロ13」「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」ハリウッド版「ゴジラ」「アルマゲドン」「ビーン」「コン・エアー」など、ヒット作にたくさん出演している。

◆セルナー下院議員 .... John Getz
「グレイズアナトミー」第5シーズン1話「夢の名残 PartI」では、事故で運ばれてきた三人の女性の夫たちの一人、サラベスの夫マイケル役。実はサラベスの親友アンナと不倫していた。
「コールドケース」第3シーズン17話「スーパースター」では、大学テニスの女子の花形選手だった被害者アンディの父73年版を演じていた。娘をスーパースターに育てたという自負があり、普通の女の子として友達が欲しいと思う娘を怒鳴りつけてしまう。
「ミディアム」第2シーズン5話「旅立ちの日」では、デヴァロスの旧友マカリスター市議会議員役。妻を亡くした後娘のシンシアに性的虐待をしていたが、彼女が失踪したことで、虐待の事実を伏せてデヴァロスに相談したのだった。
「CSI:科学捜査班」第1シーズン10話「死者の悲鳴」で、自宅の絵画を盗まれたリチャード・ジーグラー役。盗まれた絵画は発見されたが贋作で、実は息子にすりかえられていたのだった。「CSI:マイアミ」第1シーズン15話「最期の一週間」では、ホレイショが心を通わせることになる、被爆した女性弁護士ベルが環境問題での悪事を暴こうと訴えたライシャー製薬の社長役を演じていた。
「FBI~失踪者を追え2」22話「コーチの辞表」では、失踪者ジムをクビにしたギャレット局長役で登場。ギャレットはジムに妻を寝取られていたが、それは知らずにチームの成績だけでクビにしたのだった。今回グレイス役のBre Blairと同じエピソードで共演しているが、今回もWATも両方接点はない役柄。
映画の出演作も多く、「ザ・フライ」でハエ人間になるブランドルの上司で、ブランドルの子を宿すことになるヴェロニカが前に付き合っていたボーランズ役。暴走したブランドルを殺そうとして手足を失う。同じ役で「ザ・フライ2 二世誕生」にも出演。「カーリー・スー」では、女性弁護士グレイがカーリーたちを引き取るはめになるが、それを快く思わないグレイの恋人のウォーカー役。「メン・アット・ワーク」でも廃棄物を垂れ流す化学企業の社長ポッターダム役など、微妙な悪役を演じていることが多い。
「クリミナルマインド」第4シーズン16話に登場予定。

◆マリーノ下院議員 ....  Ken Lerner
「CSI:8」2話「暗闇の快感」では、暗闇のレストラン「ブラインド」で暗視ゴーグルを所持していた男ニベンズ役。妻の浮気を監視する目的でゴーグルを持ち込んだのだった。
「NCIS」第3シーズン21話「殺意の罠」では、冒頭にネイビーロッジに宿泊しようとした昆虫学者役。夫婦で宿泊しようとネイビーロッジに足を踏み入れたところ、遺体の破片が部屋中に散乱しているのを発見してしまう。
「ボストンリーガル」第2シーズン15話「笑えない少女」では、デニーの婚約者ベヴの猫(バリー・マニロウ)を安楽死させようとする、ベヴの前夫ハワード役で登場。
「フレンズ」第9シーズン20話「ジョーイのシークレット・パーティ」では、ロスの学部に転勤してきたスパフォード教授役。二人の教授が転勤してきたためにロスが案内することになったが、片方は美女のチャーリー。ところがスパフォードは自分のアレルギーについて延々語る退屈な男だったため、チャーリーとロスは二人で逃げ出すことに。
「ビバリーヒルズ青春白書」第6シーズンでは、レイが売り込みをかけたレコード会社の社長ジェリー・コーマン役。
「ER」第8シーズン18話「空に輝くオリオン」では、前立腺がんが発見された患者役。その日初めてカウンティに派遣されてきたプラットに、去り行くグリーンがついて告知を行った。
「バフィー~恋する十字架」第1シーズン序盤には、フルーティ校長役で登場。
「デスパレートな妻たち」第5シーズン17、18話、「FBI~失踪者を追え6」6話に登場予定。

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