くまぷーの海外ドラマblog

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あれこれ見ています。

ザ・ホワイトハウス7 第16,17話「決戦の日(前・後編)」

2009年11月16日 | ザ・ホワイトハウス
大統領選挙投票日を7時間後に迎え、両陣営のスタッフは興奮で眠れない夜をすごそうとしていた。
その高まりの中、ジョシュとドナはとうとう結ばれる・・・
そして投票がスタート。予定通りに出口調査や投票の呼びかけが行われ、サントスリードの出口調査が伝えられ順調に思われた。
しかしジョシュは出口調査の数字が信じられず、次第に不安を募らせる。

一方、役目を終えようとしているホワイトハウスのバートレットスタッフも、投票の行方を気にしつつも次期大統領就任後の自分たちの身の処し方に動き始めていた。
CJには民間から再就職のオファーが山ほどきていたが、CJは関心を示さない。しかしチャーリーは今後もCJについていきたいと思っていた。
そしてウィルが「カリフォルニアに戻ろうかと思っている」と言ったことで、ケイトの態度が微妙に変化し・・・

東部は投票が締め切られ開票が行われたが、接戦のまま膠着した状態が続いていた。両陣営とも、数えなおし訴訟に備えて、各選挙区に弁護士を派遣する事態に。
そんな中、休んでいたレオを起こしに部屋を訪れたアナベスは、レオが倒れているのを発見。心配停止の状態で病院に運ばれる事態に。
その一方を受けたサントス陣営には激震が走り、ルースは「今は公表すべきではない」と主張。しかしほどなくレオの死去が伝えられ、レオを知るすべての人々が悲しみに包まれる。
特に副大統領候補として選挙に引っ張り出したことでジョシュの後悔は深かった。しかしまだ投票が続く西部地区への影響が心配され、接戦の状況はさらに混迷を深めるのだった・・・

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前・後編をまとめてアップ。
大統領選挙以外にも「積年の課題」に一気に答えを出したエピだった。

実際に日本の地方選や国政選挙で選挙事務所に参加したことがあるが、投票日の投票中には、あそこまで選挙スタッフが動くことはない。当日働きかけることはできないので、その違いが面白い。
別のドラマで、投票日の当日に戸別に電話をかけて投票を呼びかけ、投票所への足がない人にはスタッフが迎えの車を差し向けますから~と説明しているシーンがあったのを見たが、米大統領選挙は投票当日の活動が大きく左右するのだな。
ちょうど先週の「アグリーベティ」でも大統領選挙投票日の様子が出てきたが、投票するかどうかは別としてまるで祝日のように便乗して大騒ぎするベティの姉のヒルダのような人たちがいるのだから、ジョシュたちの苦労やいかばかりか。
それと選挙制度の違いといえば・・・後編の中でテキサス州でサントス勝利が決定した時、「最悪でも(州)知事にはなれるわ」という台詞が出てきたところで「???」となった。そういう仕組みなんだっけ?

悲喜こもごもの投開票。
もちろん「悲」は・・・レオだ。
レオは、役も一緒に天に召されることに・・・という事情だけは聞いていたものの、(死亡関連記事を見ているとそれは避けられなかった)どうやって、いつ、ということについてはできる限り見ないようにしていたため、こんな衝撃的な形だとは。
投票の最中に倒れているのが発見され、そのまま当選を見届けることなく息を引き取ることになるなんて。
アナベスの泣きじゃくる表情が、ジョシュの打ちのめされる表情が、それぞれに演技とは思えなかった。役をそのまま道連れにして天に召されてしまったレオ・・・
ジョシュの最後の「ありがとう」は、全スタッフと視聴者の気持ちを代弁していたかのようだった。
今、ブログで他にエントリーしているタイドラマのDVDをレンタルしたら、間違って「LAW & ORDER」本家が届いてしまったのだが、その第1話目にJohn Spencerが被害者の父親役で冒頭から出演していて、その若さに思わず、泣くところじゃないのに泣いてドラマが見続けられなかった。
でも「さぼってないでちゃんとTWWをエントリしなさいね」と言われたような気がして。私もジョシュと一緒にレオにありがとうを言いたい、心から・・・

そして「喜」は・・・
ジョシュ&ドナのファンの方、長かったですね。やっとですか。
みんな・・・激しい戦いが終わって、熱い思いをもてあまして、眠れない夜をそれぞれに発散したわけで・・・まったくもう。
サントス陣営のそれぞれの組み合わせの妙もさることながら、ドナが(しかも後から参加してるのに)全部気づいてて、最初から見てるはずのジョシュが一切気づいてないってどゆこと。まぁらしいといえば相当「らしい」けれど。
それに引き換えウィルとケイトは隙間風が。ケイトの「えへっ」っていうごまかし方のまま終わっているが、実はお前共和党支持だったのかー!この二人の関係がどうなるかについてはあまり深い興味はもっていなかったが、ウィルがそれでどう出るのかは気になる。
あと、恋愛沙汰ではないけれどCJに「あなたについていきたい」(違)宣言をしたチャーリーの去就もどうなるやら。それぞれが今シーズンの1話目とどうつながっていくのかなぁ。

ともあれジョシュお疲れ様!サントス大統領おめでとう!!
オバマ大統領誕生を予言するかのような、といわれた筋書きだったが、さすがにここまでドラマティックな接戦と悲劇は起こりえなかったわけで。
「大統領候補もしくは副大統領候補に投票中不慮の事態が発生したら」ということについて、現実に法的規定を設けておくべきなんじゃないかと思ったり。でも、そこまでのスパンで健康上にトラブル発生を予測できるような候補は、そもそも選挙戦の舞台に乗ってくることはない、というのが現実の大統領選挙のような気がする。
レオしかたてられる候補がいないという時点で、本来なら民主党側は負けてもおかしくなかったのだ。
サントスは接戦をものにした劇的勝利だったが、それは世論も議会もはなから割れているということを意味する。
ただでさえスタッフは素人軍団で若い。経験と知識を補うはずのレオはいない。副大統領候補の選考はまた一からやり直しだ。そしてカザフ情勢はバートレットから丸投げ。なんという前途多難だろう。
サントスは「すばらしい旅だった」とジョシュに言った。これからの二人の旅は果たして・・・?


【 脇俳優チェック 】

◆クレイン .... Michael Bofshever
オフィシャルサイトあり。
後編でグッドウィン前委員長(John Aylward)と一緒にレオ亡き後の候補をどうするべきかについての協議に参加している人物。
「ボストンリーガル3」20話「Guise 'n Dolls」では、アランの元カノのケイが、子供がもらった人形が娼婦のようだからとアランに販売中止を訴えさせた、人形の販売元役。ジェリーが彼の代理人となったため、アランと激しく火花を散らすことになる。
「CSI:7」7話「宣戦布告」では、グレッグの審問会の冒頭、「審問会とはどんなものか」を参加者に説明した検死官のパトリック・エイセン役。
「コールドケース」第4シーズン12話「ファイトクラブ」では、大学への進学を前に行方不明になった被害者ジェームズに、重い期待をかけていた父ダレン役。発見されたジェームズの遺体の爪からはダレンの皮膚が検出されるが・・・
「デスパレートな妻たち」第3シーズン6、7話では、ソリス夫妻の離婚の話し合いでカルロス側の弁護士役で登場。
「ザ・プラクティス」第2シーズン3話「安らかな眠りを」では、末期ガンだった妻を安楽死させることを了承した夫のクルソン氏役を演じている。家族も本人も納得していたが、ナースの告発によって医師が第二級謀殺に問われボビーが弁護したのだった。第7シーズンではまた別のキャラクターで登場している。
「アリー・myラブ」第1シーズン6話「婚約」では、巨漢弁護士ハリー・ピピンとアリーが対峙したアイスクリームチェーンの訴訟の判事役で登場。
「ブレイキングバッド」第1シーズン4話では、ジェシーの父ピンクマン氏役で登場予定。

◆政権移行チームのジーン .... Shawn Michael Patrick
「ブラザーズ&シスターズ」第1シーズンでは、ソールの依頼でウィリアムとオーハイの財産について調査しているジョーダン・リスコー役。

◆ブルーノの連れ込んだ女性キャリー・マリーノ ....  Rebecca Marshall
「CSI:マイアミ6」16話「ティファニーのお仕置き」では、被害者の弁護士ショーン・ラドリーと事件の最中に携帯で会話していた秘書のリサ・ロス役。彼女のストーキング的な行為が事件の解明に実は役に立った。

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