くまぷーの海外ドラマblog

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ザ・ホワイトハウス7 第14話「ブリーフケースの行方」

2009年10月27日 | ザ・ホワイトハウス
投票日まであと2週間。
ヴィニックはたびかさなる遊説に疲れが見え、とうとう演説会で強く握手した時に手を骨折してしまう。しかし若さが売りのサントスに対して健康面で見劣りしてしまうことを憂慮し、骨折を発表することができない。
さらに原発問題でマスコミの攻撃をかわすため、メディアを避けるようになっていた。シーラが辞めて参謀についたジェーンが、ヴィニックの代わりにスポークスパーソンとしてメディアに出ていたが、同性結婚についてヴィニックの意見とは逆のことを言ってしまうなど、ヴィニック陣営は追い上げられた焦りで依然混乱はおさまらないままだった。
方向転換を迫られたヴィニック陣営は、今までは目を向けていなかった南部への遊説に力を入れざるを得なくなる。そこに逆に追い上げムードのサントス陣営で、トビーがジョシュに「今カリフォルニアに行かせるべき」と助言する。ヴィニックが南部に時間をとられているうちに、ヴィニックの地元のカリフォルニアで票を固めるべきだというのだ。
しかしヴィニックは原発についてどうしても自分の言葉で説明したいと、ジェーンらが止めるのも聞かずにカリフォルニアに入ることに。
その後サントスは移動の飛行機の中で、自分のブリーフケースが見当たらないことに気づく。それはスタッフの手落ちでホテルに置き去りになっていたのだが、実はニアミスでその直後にヴィニック陣営が同じホテルに入っており、その時にブルーノがブリーフケースを見つけて手にしていたのだった。
ブルーノによると、ブリーフケースの中のものが表ざたになったら、サントスが「終わる」ようなものがあるというが・・・

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握手のし過ぎで手の骨が折れるとか・・・大統領選挙は本当に過酷だ。
日本の選挙では、投票日前あたりに候補者の声が枯れていないと「努力が足りない」とか言われてしまうわけだが、米大統領選挙では最後の一瞬まで健康的なところを見せなければいけないのだから、さらに厳しい。
ことに高齢のヴィニックにとっては、サントスの若さと対抗しないといけないのだから苦労もひとしお。健康的であることは大事だが、政治能力とは全然違う部分で評価されるというのも気の毒な話だ。

しかし、若干ながらリードしているのはヴィニックの方のはずなのに、潮目というのはこんなにも双方の雰囲気を変えるものなのか。
サントス陣営はすっかり上げ潮でスタッフの顔も明るい。ジョシュは寝てなさそうだけど。
ヴィニック陣営はすでに敗戦処理をしてるんじゃないかという雰囲気だ。

そんなところに降って沸いたようなチャンス。いや、実際のところチャンスと呼べるものかどうかは怪しいが。
ブルーノは「幸運のブリーフケース」だと思ったことだろう。しかし・・・
もしシーラがヴィニックのそばにいたら。
ブルーノが悪魔に魂を売り渡したとしても、ヴィニックにまで道連れにさせるようなことはなかっただろうに。
サントスは党の圧力があってもジョシュを引き止めた。しかしヴィニックはシーラを守りきることができなかった。この差が流れを決定的にした要因かもしれない。

サントスの隠し子疑惑(弟のだけど。それでこの間わざわざ弟を登場させていたのか)をヴィニック陣営はこれから利用することはあるのだろうか。
ヴィニックとブルーノの関係はこれから普通でいられるのか。ヴィニックに明るい材料がまったくないのが気になる。
このままサントス陣営にやられておしまい、ということでは面白くないしなぁ。

一点だけ、ヴィニックにがヴィニックらしい感じだったのが、原発についての釈明超長演説だ。
うんざりしたプレスが次第にいなくなっていた・・・という描写なのかと思いきや、あれはプレスが論破された、という意味になるのだろうか?レオがヴィニックについて誉めていた内容を思い出す。
しかしすごいのは、あれをずっと生放送してくれる局があるということだ。日本だったら、あっさり別のニュースに切り替えたりしてしまいそうだ。あんなふうに政治家の発言がノーカット生放送で行う土壌とか手段があるというのは、アメリカにとって強みなんだなと思う。
日本は・・・どんどん報道がバラエティ化してるからなー・・・

ところでひとつおめでたいニュースが。
バートレット家の末っ子ゾーイ役を演じていて、最近では「Mad Men」ペギー役でエミー賞にもノミネートされる活躍ぶりを見せているElizabeth Mossが、人気コメディアンFred Armisenと結婚!
1月に婚約していたそうで、42歳と27歳の年の差カップル!お相手のFred Armisenはサタデー・ナイト・ライブで人気を博しているコメディアン俳優。このところ授賞式関係には二人連れ立っていたので、なんだこのおっさんと思っていたのだけれど・・・
これから女優としてノってくるところで、幸せもつかんでますますあぶらがのってくることでしょう。おめでとう!
ついでにゾーイも・・・役の上でチャーリーと決着つくのかな?ホワイトハウスウェディングはゾーイの役回りだと思ったのになぁ。


【 ト リ ビ ア 】
★演出はウィーバー
今回の演出は、「ER」のケリー・ウィーバー役のLaura Innes。「ER」でも5エピの演出を行っている。
「ザ・ホワイトハウス」では第2シーズン8話「自由を求めて」の演出でエミー賞にノミネートされている。
他に「Dr.HOUSE」第3シーズン3話「インフォームド・コンセント」、「ブラザーズ&シスターズ」を5エピ、「ジャーニーマン」第1シーズン4話などを演出している。

【 脇俳優チェック 】

◆ヴィニックの手の骨折を診た医師 ....  Michael Spound
ジェームズ・ブローリン主演のTVシリーズ「アーサー・ヘイリーのホテル」にサブレギュラーし、その共演が縁で女優Heidi Bohayと結婚している。
「ER」第9シーズン10話「ふり返れば」では、冒頭ルカが患者を死なせて不安定な精神状態のまま車を暴走させ、衝突事故を起こして重傷を負わせた少年ドウェインの父親役。

◆ジェーンにインタビューしたTVのアンカー .... Anna Maganini
「デクスター」第2シーズン1、2話では、息子を殺人鬼リトル・チノに殺害された母エヴァ役。彼女の証言でいったんは逮捕されるが、エヴァがドラッグ中毒だったためにリトル・チノは釈放され、逆に返り討ちにあってしまう。
「ミディアム」第1シーズン2話「夢と記憶」では、アリソンが自宅で見ていたTVのアンカーウーマン。アリソンが陪審コンサルタントとしてデヴァロスから初めて引き受けた裁判の判決を報じていた。

◆ヴィニックの手を折った演説会のMC .... Matthew Willig
「デクスター」第2シーズン1、2話では、大男の殺人鬼リトル・チノ役。デクスターがターゲットに選ぶが、縛り方が不足で逃げられたためチノは再び殺人を重ねてしまう。デクスターは今までになく苦心惨憺してなんとか彼を始末することに成功。
「Shark」第2シーズン12話、12月から放送の「Chuck/チャック」第1シーズン3話に登場予定。
92年から15年間NFLでプレイしていた。


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