伊勢崎市議会議員 多田稔(ただ みのる)の明日へのブログ

行政経営、地方政治、そのほか人生にプラスの楽しいこと eメールアドレスkucctada@mail.goo.ne.jp

旧豊受幼稚園 が 不登校児童支援施設に

2023-02-09 15:17:13 | 教育・PTA・児童福祉

本日市長から市議会議員に対して

来年度予算案の概要説明がありました。

その中から新規に設置される

不登校児童・生徒の支援施設について報告します。

 

 

元豊受幼稚園は平成29年度の休園から

何も活用されないまま5年以上経過しました。

有効活用について私は市議会でなんども取り上げてきました

 

本日示された予算案と、教育委員会の説明によれば、

伊勢崎南部地域の不登校児童・生徒の支援施設として

改修・整備を行う案がまとまりました。

市議会で来年度予算案として議決後に、

地元区長会へ説明を行う予定だそうです。

 

令和5年度中に施設整備し、6年度から業務開始。

現在境地区にある「ほっとるーむ」(適応指導教室)

こちらに移転してくる計画。

 

旧豊受幼稚園は敷地も広く、

運動場や野菜を作れるスペースもあります。

教室などの部屋数も多く、講堂など室内運動も可能。

子どもたちのための施設としてとても適しています。

のびのびと過ごせると思います。

伊勢崎市は不登校の児童・生徒がとても多いので、

支援施設ができることはとても嬉しいです。

 

先日、地元の伊勢崎第4中学校を首相補佐官が

外国籍の子どもの教育について視察しました

同校には14カ国80人の外国籍生徒が在籍(全体の15%)。

日本語教室などを通じて教育環境の充実に取り組んでいます。

 

このような地域なので、不登校児童・生徒の支援にあたっても

外国籍の子どもたちへの配慮をお願いしました。

あわせて民間の教育支援団体との連携もお願いしました。

 

外国籍の子どもたちの教育支援を行うNPOは、

かつては共同募金などの助成金が頼りでした。

しかしそれらは何回かもらうと打ち切られます。

私は市が公的に予算措置し、確実に行えるようにすべきと

市議会の中で訴え続けた結果、そのようになりました。

伊勢崎市の外国籍児童への教育への取り組みは

首相補佐官も視察に訪れたほど高く評価されています。

 

広い庭とたくさんの部屋のある施設ですから、

不登校の子どもたちがぜひ来たくなるような

すばらしい教育を展開してほしいと思います。

伊勢崎市でも「東京シューレ葛飾中学校」のような教育が

できるかもしれないと感じました。

 

 

「東京シューレ葛飾中学校」は不登校児童のための中学校です。

東京シューレが大切にしているもの。
1 安心して居られる場所
2 子どもたちがやりたいことを応援する
3 子どもの自己決定を尊重する
4 社会性
5 他者の自由の尊重

こどもたちは、ありのままの自分を受け入れ、

認めてくれる場が無ければ安心できません。

 

かつての不登校対策は、

「再登校できるようにすること」が唯一の解決であり、目標でした。

しかし、東京シューレでは、

再登校を指導目標にはしていません。

 

従来の学校以外での、子ども達の成長する場、

成長する機会の保障を目指しています。

これは、東京シューレだけの考え方ではなく、

世界的に見れば、アメリカやヨーロッパで行われている

オルタナティブ教育なのです。

 

シューレの子どもたちは生き生きと活動しています。

自分たちで学校の行事を企画し、実行。

2000年には、フリースクールの世界大会を東京へ招致して

やりとげました。

山にログハウスを建てたり、

ユーラシア大陸横断旅行を実行したり、

むしろ、普通の中学校の生徒よりも

自発性、企画力、実行力があります。

卒業後の進路も、

普通の高校や大学へ行く生徒や、専門学校へ進むもの、

就職など多彩です。

 

 

(参考ブログ)

伊勢崎市「日本語ステップ」 2020-06-29 1

 

 

 

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 伐採樹木 無料配布 | トップ | 雪の一日 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

教育・PTA・児童福祉」カテゴリの最新記事