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伊勢崎市議会議員 多田稔(ただ みのる)の明日へのブログ

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夜間中学 各都道府県1校設置

2019-09-20 16:46:39 | 教育・PTA・児童福祉
本日の上毛新聞コラム「三山春秋」から。
詳しくは紙面をご確認ください。

18才の時来日された日系外国人の方の教育問題。
現在34才ですが、ボランティアの支援を受けて、
来春から通信制高校へ進学予定。

文部科学省は、外国籍、不登校などの事情で
学べなかった方の学び直しの場として、
全都道府県に1校、夜間中学を設置する方針を
数年前に出しました。

9都道府県に33校ありますが、
群馬県にはまだありません。



(多田コメント)

東京都にある夜間中学の例では、
外国籍の生徒が多くなっています。

群馬県、特に、伊勢崎市、太田市、大泉町は
日本の中でも外国人が特に多く住む外国人集住都市です。

外国籍児童だけでなく、
大人の方でも夜間中学で学べます。

群馬県の対応は遅れていますが、
ニーズは高いと思います。

20年以上前から不登校の児童・生徒が増えています。
むかしは、子ども自身や家庭に問題があると考えられてました。
しかし、不登校の生徒の数は減らず、その現象はずっと続いています。
むしろ今の学校のやり方の方が間違っているのではないかと、
私は最近考えるようになっています。

複数の学びの道を用意することが
必要だと考えています。

現在の対応では、
まったく登校していなくても、
卒業証書が渡されてしまうので、
中学は卒業扱いとなります。

しかし実質的には何も学んでいないのですから、
本人が学びたい気持ちになった時に、
受け皿が無いのです。

その点、夜間中学は、
現役の中学生が通うこともOK
だし、
形式卒業扱いの大人が、学び直しとして
通学することもOKなのです。
ひきこもり対策にも役立つと考えます。

群馬県内に夜間中学が1校設置されるならば、
太田市や大泉町、伊勢崎市は、
外国籍住民が特に多いので、東毛地区を考慮すると
地理的に伊勢崎市に設置されるのが
通学しやすいだろうと考えています。

私は、3年前に東京の夜間中学を見学させて頂いたり、
2年前には元夜間中学の先生だった見城さんの
講演会を開催
したりしました。

今年度は、夜間中学のドキュメント映画の上映を
したいと思い準備に取り組んでいます。

夜間中学は、不登校問題、外国籍児童の教育問題等の
取り組みの結果、見えてきた希望です。

群馬県教育委員会や伊勢崎市では取り組みが進んでいません
ぜひみなさまのお力をかしてください。



(参考ブログ)

伊勢崎市にかつて夜間中学があった! 2017-02-02

現役の不登校中学生も夜間中学に通学可能 2016-11-13

私の質問が日本教育新聞に掲載・Where are you going ? 2016-10-27
 私が本会議で夜間中学校について質問した内容を、
 日本教育新聞が顔写真入りの大きな記事で取り上げてくださいました。

夜間中学訪問レポート その1 2016-02-24

中学校夜間学級等に関する実態調査 2016-02-14

馳文部科学大臣の夜間中学に関する講演録 2016-03-14










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