コンセプトについて3話。
与えられた状況の中で頑張るだけならば、
もっと早く、もっと沢山、という
「効率化」や「長時間労働」につながるでしょう。
仕事を取り巻く環境がこれからも変わらないならば、
そのような努力もアリです。
しかし、モノが有り余って売れなくなったり、
地球規模での環境破壊が進んだりして、
どうもこれまでのやり方を続けることはまずいと、
多くの人が認めはじめました。
「やり方」あるいは、「やること」を変えるには、
これまでのやり方を繰り返すのではなく、
「世界」そして「仕事」を再定義することが必要です。
「新しい世界」というものは存在しません。
見過ごしていたことに気づいて疑問を持つことで、
世界を観る「新しい目」を獲得するのです。
(コンセプトのつくりかた)2013-07-09
これからの日本に求められるのは、
新興国と同じものを、安く作る競争ではありません。
進化させるべきは、技術レベルではなく「コンセプト」。
まったく新しい考え方・解決方法を生み出さなければ。
新しいコンセプトを見つける必要性は、
行政や政治にとっても必要です。
これまで日本の人口は増え続けてきました。
しかし100年後の人口は3分の1と予測されています。
あわせて、世界一のスピードで高齢化も進みます。
今までの制度を続けることは出来ません。
どのような未来社会を描いたらよいのか。
(コンセプトの理解)2013-07-10
このブログではコンセプトの正体に迫ります。
昔から仕事の現場には、
「発想の転換」という言葉がありました。
今なら「新しいコンセプトを見つけろ」。
全てのヤル気のある社会人・学生に必要な力ですが、
組織においては、上級の役員ほど必要な力でしょう。
(コンセプトを形にしたものがデザイン)2017-09-03
近年「デザイン」が意味するのは、モノの形だけでなく、
キャリア・デザインや、コミュニティ・デザインのように、
巾広い取り組みです。
・形はつくるものではない、見つけるものだ
・思考にとっては、よい答えよりも、
良い問いを見つけようとすることのほうがはるかに大切
・本当の意味での想像力とは、そこに新たな問いを立て、
疑問を投げかける力
・価値とは、人と周囲の状況が良く巡るための関係性のこと。
玉樹真一郎氏が定義する「コンセプト」の条件の一つは、
「母国語を用いた文字20字程度の言葉」なので、
そのままでは製品やサービスになりません。
「デザイン」は、コンセプトを形にしたものなんじゃないかなぁ。