昨日のブログでコンセプトについてご紹介しました。
私が考えるコンセプトを実用化する流れ。
①何かが気になる(すぐメモすること)
②疑問をもつ、何かをはっきりと意識する
③何をどう変化させるか、アイディアがひらめく
④アイディアを練ってコンセプトに整理する
⑤コンセプトを現実の製品や制度に生かす(デザイン)
コンセプトとデザインはこんな関係になると思います。
美的センスは大事だと言われます。
それは人よりも敏感に感じられることだったり、
スジの良い選択肢を選べる感覚だと思いますので、
①から⑤までの各段階で生かされると思います。
本日は、①から⑤の流れを4話ご紹介します。
(すごいメモ 仕事のスピード・質が劇的に上がる)2016-04-21
クリエイティブな仕事、あるいは、
主体的に仕事・学業に取り組まれている方に大おススメ!
「勉強」が知識を詰め込むだけの作業になってませんか?
良い本をご紹介します。
「仕事のスピード・質が劇的に上がる すごいメモ。」
小西利行著 かんき出版
ノートの書き方や、アイディアの創造・記録に
普段から関心の高い方は、ピンとくるハズ。
要点をご紹介しますので、ぜひ本書でご確認ください。
(21世紀の仕事はアートとデザインしかない)2017-06-05
・21世紀の仕事はアートとデザインしかない。
なぜなら言語化される業務は機械化されるから。
・これからは機能ではなくコンセプトやデザインが勝負。
・アートとは私たちが知覚した本質を具体化したもの。
・デザインは、ノイズアウトすることによる人々の認知コストの低減。
・デザインの目的は一般化し大衆の理解を得ることにある。
・アートとデザインは矛盾しない、むしろ補完関係にある。
(仕事をデザインすると ワクワク)2017-06-07
仕事をする上でデザインは重要です。
本質をとらえ、最適な形を考え、それを実現していくような取り組み。
何も考えずに、言われたことを言われたとおりにするだけならば、
アルバイトを雇えば足ります。
「一生懸命にやる」だけでは、良いこととは限りません。
無駄なことや、求められている成果と反対の効果をもたらす作業に
いくら一生懸命取り組んでも、それはマイナス。
自治体の首長や議員は、一番デザイン力が求められる職業です。
地域の将来の姿を構想し、それを達成するためには、どのように準備し
取り組んでいかなければならないのかを考え、提示します。
もちろん、自治体職員にとっても
デザイン力は仕事をする上で最も必要な能力の一つです。
公務員として「デザイン」を意識して主体的に仕事に取り組むのか。
逆に、「大過なく」を座右の銘にして、言われたことを、
決められたとおりにこなして定年を待つのか。
意識するとしないとでは、自分の能力や仕事の質がまったく変わります。
(デザインのデザイン)2017-09-24
原研哉「デザインのデザイン」から
デザインとは技能ではなく
物事の本質をつかむ感性と洞察力である。
「いかにわかりやすいか」「いかに快適であるか」
「いかにやさしいか」「いかに感動的であるか」
というような尺度から情報を見ていく視点こそ
デザイナーが情報に触れるポイントである。
(ジャズカフェ工事)
カウンターの上に、宙づりの棚を設置中。
あとで色を塗ったり、照明器具用の穴をあけたりします。