第一学校給食調理場

伊勢崎市堀口町に市の南部地域の小中学校の
給食を作っている第一学校給食調理場があります。

いろいろ課題を抱えていると聞いています。
いずれ何人かの議員で視察に行きたいと考えていましたので、
下見を兼ねて場長さんにごあいさつに行ってきました。

何しろ築４０年以上経過した建物です。
当時は最新だったはずですが、
いまではいろいろな衛生管理マニュアルに適合しない
とのことです。

調理室で毎年雨漏りが発生しましたが、
今年は発生していないとのことです。
屋根全部直すには、３千万円かかるそうです。
ねずみやゴキブリも発生したので、
今年度は消毒や進入防止網の設置などの
対策を採っています。

調理室の高い天井には
むき出しの配管が走っていますが、
２階の見学用まどから見下ろすと、
だいぶホコリガ積もっていて、
食品に落下する恐れがあるそうです。

ボイラー室に隣接した金属製の煙突は、
亀裂と穴が開いており、
そこから折れて倒れる危険があります。
すぐ隣が名和小学校なので、たいへん危険です。



調理場では、何年も前から、
煙突改修の予算要求をしているそうですが
いまだに修繕できません。

煙突が倒れれば大きな事故になりますし、
この調理場が機能停止になれば、
伊勢崎市南部地域の小中学校の給食はストップです。
こんな状況を何年も放置しておくほど
もっと優先順位の高い仕事ばかりだったのか、
よく調べてみます。

この調理センターは築４０年で、
伊勢崎市内で一番古いのです。
今のままでは、衛生基準も満たしていません。

その上、他の市内の調理場は
一日１回給食を作れば業務終了ですが、
この調理場に限っては、
はじめに小学校分を作ってから
急いで昼までに中学校分を作る、
半日で２回転なのです。
調理の方の苦労は、相当なものです。

群馬県内では、ここと同じくらい古かった
渋川市の調理場は、
具体的な建て替えが決まったそうです。
伊勢崎市については、
いまだに具体的な計画が無いそうです。

大きな調理場なので、
計画してすぐに作れるものでは有りません。
もはや具体的な建て替えの検討に
着手するべきではないでしょうか。