![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7e/ba/caa234311425bb11cb923b1df765db25.jpg)
写真は昨日の朝日新聞に掲載された広告。
私は、ジャズ・ジャイアンツを浮世絵風に描こうと思い、
写楽の画集や浮世絵鑑賞辞典を購入して研究していたところ、
さだまさし氏に先を越されました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/60/dc/63ae193a60bb0e756468d246a99f3d0c.jpg)
手作りでJAZZカフェが完成したら、
いろいろJAZZ関連グッズを開発し、
販売する計画。
その中で、ジャズメンを浮世絵風に描いた作品を作りたい
と考え準備しています。
私が聴いているJAZZはハードバップ。
1950~60年代です。
JAZZの中心地はニューヨークなので、
JAZZメンやシンガーの写真は、
当然アメリカのステージが背景。
着ている服装も、
当然ながらスーツやドレスなどの洋装です。
それに対抗して、着物や小物、
背景などを浮世絵風にすることで、
興味深い絵になるだろうと目論んでいます。
時代的にも、
間もなく日本でオリンピックが開かれますので、
世界に対して日本の文化を発信する好機。
ということで準備していたところ、
先を越されてしまいました。
さだまさしさんを売り出す広告会社の方も
同じようなことを考えていたんですね。
浮世絵の人物は、
どれも同じように見えていましたが、
じっくり鑑賞すると、一人ひとりがしっかりと描き分けられ、
しかも実在する人物のように
感じられてくるから不思議です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/eb/473c525cf5b163b743085651f24f8d09.jpg)
私の感覚ですが、
印象派などの西洋画は色が絵の主役と感じます。
それに対して浮世絵は、線が命。
顔や着物の輪郭、目鼻立ちなど、ギリギリまで対象を見つめて
細い線に命を込めて、描いていったのではないか、と感じます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/42/a9/7029bad3b13e741ae51ae07b0953d3b5.jpg)
線の鑑賞ポイントに気づけば、
浮世絵の人物の一人ひとりの目や口、顔の輪郭が
突然身近に迫ってきます。まるで写真のように。