日経新聞「経済教室」地方創生地域の視点 中と下。
ポイントとコメント。
上「官民・広域の連携が必須」は、こちら。
中「人材大交流で組織活性化」(5月5日)
奈良市長 仲川げん
・平成の大合併では、3,232自治体が46%減少し1,727になった。
・1万人未満の自治体は70%減少し457団体になった。
・小規模自治体に対し国は定住自立圏構想で自治体間の連携を示している。
. . . 本文を読む
「統合軍参謀マニュアル」(白桃書房)から
読書メモとしてご報告。
しばらく戦争の戦略の紹介が続いていますが、
自治体が地方創生戦略をつくる際の参考になると思います。
作戦計画の順序
はじめに
・何が問題なのかをオープン・マインドで理解し、
油断のない敏活な心という資質によってのみ可能な知恵と判断が、
種々の視点を考慮し、変化への対応を可能にする。
情報分析
・情報分析の最終目標は、敵 . . . 本文を読む
「『戦略論』現代世界の軍事と戦争」(勁草書房)から
これは戦争の戦略の本ですが、
自治体に置き換えて読むと、示唆に富んでいます。
はじめに
第1章 戦争の原因と平和の条件
・戦争の原因に関する学問的著作は膨大で多岐にわたる。
・戦争原因の説明の違いによって、平和の条件や条件が異なる。
・古い世代は変革の道具(科学や技術の進歩)や、
英雄的美徳をかきたてる手段として戦争に価値を見いだしてき . . . 本文を読む
これまで自治体は、人口対策に取り組んできました。
しかし、現実には多くの自治体で人口減少が進んでいます。
自治体が「地方版総合戦略」を作るに当たって、
今までと同じやり方を繰り返しても効果は薄いでしょう。
残された時間は多くありません。
自治体は貴重な税金と、人員、時間を投入するのですから、
「戦略」を立てる上で失敗はできません。
勉強のために、日本軍が太平洋戦争で、
なぜ失敗を繰り返したの . . . 本文を読む
全国の自治体は、国の長期ビジョンと総合戦略にあわせて
「地方版総合戦略」を作ることが求められています。
(参考:地方版総合戦略策定のための手引き)
恐らくすでにほとんどの自治体は、
将来的な目標として総合計画を策定しています。
それなのになぜ、地方版総合戦略まで作らなければならないのか?
勉強不足のため、納得できていません。
重ねて作らなければならない理由として
「基本的には求められる項目が . . . 本文を読む
(明治維新のままだった)
先進国の中で突出している日本の財政赤字。
ますます進む高齢化と人口減少。
毎年増える社会保障費。
今の日本は行き詰っています。
小手先のカイゼンでは追いつきません。
根本的な構造改革「リストラクチャリング」が必要です。
国や自治体のあり方は「目的」でなく「手段」。
その時代、あるいは次の世代をにらんで
日本としてどのように取り組むのが一番望ましいのか、
中長期的な戦 . . . 本文を読む
本日の市議会で教育に関する質問がありました。
よりよい教育を行うために、
教育の本質について考えました。
「教育」とは
○一人ひとりが「よりよく生きる」ためのものであり、同時に、
○「他人も自分と同じように大切」と学ぶ場、だと思います。
では、「よく」生きるとは、「よい」人生とは何か?
「よい」と思われることでも、
永遠に不変ではありません。
「よい」と判断を行う無意識の前提となっている
. . . 本文を読む
(本の誤り?)
連日ブログで取り上げている水野和夫先生の
「資本主義の終焉と歴史の危機」。
実は、読んでいて、
意味の通らない場所があることに気がつきました。
きっと本の誤りだろうと判断し、
昨日のブログでは、私が独自に修正したものを
掲載させて頂きました。
事前に確認しようとしたのですが、
昨日は日曜日のため、
出版元の集英社と連絡が取れませんでした。
(本日確認とれました)
本 . . . 本文を読む
水野さんの「資本主義の終焉と歴史の危機」は5章まであります。
本日は第3章から5章までの概要をお伝えします。 詳細は本書をご確認ください。
水野さんや多田は、社会主義や共産主義を勧めているのではありません。
学問として資本主義を分析した場合に、限界にきていると考えられるので、
次のシステムを考えましょう、という提案です。
(3章 日本の未来をつくる脱成長モデル)
先進国の中でもっとも早 . . . 本文を読む
水野さんの「資本主義の終焉と歴史の危機」は5章まであります。
本日は第2章までの概要をお伝えします。
詳細は本書をご確認ください。
(はじめに―資本主義が死ぬとき)
資本主義は「中心」と「周辺」から構成され、
「周辺」つまり、いわゆるフロンティアを広げることによって
「中心」が利潤率を高め、資本の自己増殖を推進していくシステム。
現在、日本を筆頭にアメリカやユーロ圏でも政策金利はおおむ . . . 本文を読む