水野和夫さんの本
「資本主義の終焉と歴史の危機」を読み終えました。
資本主義の本質は何か。
資本主義の発展段階、そして終末段階とは。
日本など先進国の超低金利状態の意味。
長い経済の歴史の中で、
金利に注目しながら、
資本主義の発展段階を分析しています。
資本主義の本質は、
投資に対する利潤の増加。
あたりまえのことですが、
人間相手にしか、
儲けることはできません。
そして人間が住 . . . 本文を読む
(フロンティアの喪失)
日本大学教授の水野和夫さんの本
「資本主義の終焉と歴史の危機」を読んでいます。
新聞広告では、多くの著名人が絶賛しています。
水野さんは、
三菱UFJモルガン・スタンレー証券チーフエコノミストを経て、
内閣府内閣官房審議官等を歴任。
「超マクロ展望 世界経済の真実」などの著書があります。
日本が直面している長期間のゼロ金利は、
世界史上でも極めてまれな現象。
国債を . . . 本文を読む
(呼び寄せ症候群)
この言葉は、北海道にある、
「ささえるクリニック岩見沢」の村上智彦院長さんの造語です。
「田舎に住む高齢の方が、様々な事情で
息子さんや娘さんの住む都市部に呼び出されて住むようになって、
弱ったり、認知症が進んだりする状態」を言います。
子どもたちは近くで親の世話をしたい、
孫とも交流させたいなどの気持ちから呼ぶようですが、
高齢者にとっては、いきなり住みなれた故郷を . . . 本文を読む
2年前このブログで取り上げた
神田正典さんの言葉を思い出しました。
神田さんは日本一のカリスマ・マーケッターです。
2年前に書かれた神田さんの著書
「2022これから10年活躍できる人の条件」(PHPビジネス新書)には、
日本社会の70年周期説が述べられています。
過去の歴史を振り返ってみると、日本は
70年のサイクルで同じようなことを繰り返しているのです。
この周期で、これから先のことを予測 . . . 本文を読む
(一秒が一年をこわす)
最近の日本は、こんな社会です。
・経済成長重視 エネルギー大量消費
・環境破壊 環境汚染、資源枯渇
・中央集権 全国一律、効率優先
現代社会は輸送などのエネルギー源として
石油やガス、石炭などの化石燃料に頼っています。
これらができるには
どれくらいの時間が必要でしょうか?
「一秒が一年をこわす」という
小学5年生の資料がありました。
46億年 . . . 本文を読む
休日なので、午前中は事務所の掃除と片付け。
午後は新聞やパソコンに目を通しながら
次の時代の姿について考えていました。
有限な地球の中で、
無限の経済成長を目指す資本主義は
もはや限界に来ていると思います。
地球の環境が破壊されては、人間は生きていけません。
資源や環境を守りつつ、いかに持続可能な文明をつくるのか
そのための経済の仕組みや、新しい価値観を考えています。
皆さんに提案できるよう . . . 本文を読む
今年5月、
もと総務大事の増田寛也さんが座長を務める
日本創生会議が消滅可能性都市を発表し注目を集めました。
この件に関し増田さんは今年8月に
「地方消滅」という本を出されました。
自治体関係者は参考に御一読をおススメします。
本の内容の一部ご紹介し、
あわせてコメントします。
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・4p
すべての市町村が人口を減らすと . . . 本文を読む
昨日は神野教授の講演のレジメをご紹介しました。
本日は記録メモと私のコメントです。
大きな時代の転換期、
私たちはどこへ向うべきか。
(以下、講演メモ)
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(神野:要旨)
・現代は「クライシス(分かれ道)の時代」。
将来へ向けて希望と楽観主義の両方が必要。
・これまでは「工業化」が日本の人口を爆発させた。
こ . . . 本文を読む
「上州知域づくりオフサイトミーティング(上州OM)」とは、
群馬県内自治体の若手職員が、横のつながりを作って
より良い行政にしていくために作ったネットワーク組織。
10月5日の上毛新聞で紹介されました。
代表は、高崎市役所職員の松田さん。
第1回のミーティングは、高崎市役所で開かれ、
12市や県職員など160人も参加したようです。
「オフサイトミーティング」とは、
仕事などの話を「マジメ」にか . . . 本文を読む
(9月20日の日経新聞コラム「時流地流」)
「地方が迫られる『退却戦』」という記事から
要点をご紹介します。
これまでの地域活性化議論では、
成功している自治体の取り組みから
成功要因を抽出して模倣すれば、誰にでも
成功の可能性があるという含みがある。
しかし実際はそうではない。
その他の要素の影響が非常に大きい。
例えば、若い世帯が増えている小規模町村は、
大都市に近いなど . . . 本文を読む