畑を掘り、木を彫り、石を刻り、の自然人!

退職後、自分に気ままな課題をちょっと与えて遊んでいます。

竹中大工道具館

2016-07-25 22:02:46 | 円空


円空仏の制作にはなくてはならない大工道具。
特に鑿は制作する場合のほとんどを頼っています。

大工さんが使用する大工道具にはノコギリとか鑿とか様々なものがあります。

その道具も近年は電動工具が発達し、昔からの大工道具は消え去ろうとしています。
それを危惧してゼネコン大手で非上場の竹中工務店が新神戸駅前に「竹中大工道具館」をオープン
させています。
大工道具館では国内唯一です。

元々は異人館の近くにあり、2-3年前に参りました折、ぜひ見学を、と思って行きましたら
上記のように新神戸駅前にに移転工事中でした。

竹中工務店はホームページによりますと名古屋が発祥の地だそうです。

著名な建物では東京ドームも確か竹中工務店が請け負ったと記憶していますが。

写真の鑿は竹中大工道具館のホームページからです。
熟練の大工ほど沢山の鑿を使っていたようです。

話は変わって名古屋城も現在、本丸御殿を建築中ですが、すぐ脇に昔の大工道具が展示されています。
鑿は見ただけでは性能は分からず、使ってみて良い鑿の切れ味はホント、気分が良いものです。

最近、入手した鑿は新潟県長岡市の河清刃物ですが、切れ味良好です。
しかし全てのメーカーを試した訳ではありませんので、更に良い鑿があるかもしれません。

在職中のはなしですが竹中工務店とは縁は遠からじというところもあります。

我が家の「カイゼン」

2016-07-22 21:52:22 | 日記


トヨタの「カイゼン」は有名ですが、昨日の我が家の「カイゼン」は網戸の張り替え。
これは「カイゼン」ではなく「修理」と言われそうですが。

1年ほど前から網戸の下部に幅10cm、縦5mm程度の破れがあり、いつかはやらねば、と思いつつも
面倒な作業で先延ばししてきました。

この先延ばしの気持ちを反省。
網戸を抑えるローラーと網(90cmX180cm)を購入。
使用する道具はマイナスドライバー・上記の抑えローラー(幅違いの2ローラーがセット)・カッター・
定規(出来れば金属製)

まず古い網を除去するのにマイナスドライバーでシーリングの抑えゴム(プラスティック)を外し、
網をセット
シーリングの溝に沿ってローラーでまず溝の深さまで押しこみ
次いでシーリングゴムを差し込み(完全に溝の深さまで到達するよう)
最後に定規を充てながらカーターで仕上げ

この間、家内と作業、約20分。

一仕事終わった気分はすっきりです。

日頃から生活上の改善点をチェック、頭の中にインプットしながら次の目標を具体的に考えます。

卑近な例ではパソコン用のUSBは内容をUSB本体に記入できず、何とかしなければと考え、USB本体に
小さなラベルにナンバーを貼り付け、NO.1から取り込んだ内容を紙に一覧表にし、検索が一気に
楽になりました。

CDとかDVDデータも自己流に大まかな分類と細分類を行い、ものぐさの小生にとって検索もやり易く
なりました。
多分、どなたも検索し易い方法を色々やっておられると思いますが。

家庭菜園でも同様で、今時の便利な道具は?と、ホームセンターを見つけるとつい覗く癖がつきました。

「心頭滅却すれば・・・」

2016-07-19 20:30:30 | 日記


毎年、梅雨明けの頃には文字通り酷暑、まるでフライパンの上で生活している如く。
そして思いだします「安禅必ずしもそれを須(もち)いず 心頭滅却すれば 火もまた涼し」(心頭は神頭ともいうそうです)
快川紹喜和尚(1502-1582)の有名なことばです。

快川和尚は岐阜市長良川畔の崇福寺から1562年に武田信玄の誘いで現在の山梨県恵林寺に入寺、当時はお寺は
聖域で攻めることもできず、織田信長の敵を匿うことができました。
しかし織田信忠は恵林寺を襲撃、燃え尽きてしまいました。
襲撃されて火に囲まれたとき上記の言葉を快川和尚は発したとか。

その後、徳川家康は恵林寺を再建しています。

6-7年前に恵林寺に参拝いたしましたが静かでシンプルな印象のお寺でした。
岐阜市の崇福寺は訪れる人も少なく、でも美しい庭もあります。

俗人の小生には「心頭滅却すれば・・・」という心境にはとてもなりません。

夕方4時ごろ、気持ちを奮い立てて畑の除草など1-2時間、汗が滴り落ちます。
年齢に逆らい、フラフラの状態でシャワー、そして楽しみは・・・!

本日はプチ坐禅会、7名の参加で40分ほどナニモカンガエズ、しかし何も考えないということは考えている証左。
おでこの汗を我慢して年に1回の体験。
しかし少しそよ風があり、躰を爽やかに吹き抜けました。
機会があればナンデモヤッテミル。

カボチャの宙吊り栽培

2016-07-14 18:48:17 | 家庭菜園


家庭菜園をされている方なら先刻ご存知。
兎に角、広い場所が必要です。
カボチャの畝の両隣りはまず、他の野菜の栽培は不可能です。
他の野菜に比べて3-4倍の広さが必要です。
大きな葉と蔓がまるで大鷲が羽を広げた如く、その成長ぶりには驚きます。

そうした成長ぶりを利用して草の生えないようにカボチャを植えて、広い面積を草取りせずに済むように
されている方も居られます。

今年は畝に余裕がなく、思い切って棚つくりで栽培しています。
いわゆる宙吊り栽培です。

ネットは海苔養殖用網を使用し、2畝で栽培しています。
最初のころは謙虚に蔓を伸ばしますが、まるで人間の高校生くらいになりますと蔓の成長スピードは恐るべし。

隣の畝に遠慮なく蔓を伸ばし、カボチャの棚にきちんと整えませんとドンドン横に蔓は伸びていきます。
多少、手間もかかりましたが何とか棚つくり(宙吊り栽培)は成功したようです。

ぼつぼつ、収穫の時期ですが「キュアリング」という言葉があり、収穫後2週間ほど冷暗所で保存、カットした
蔓が乾燥すれば美味しくなる、と種子メーカーのホームページに記載されています。

葉も少し黄色になりつつあり来週ごろ収穫できそうです。

自然の力を野菜からも学んでいます。

話は変わって小玉スイカの棚づくりは初めてトライ、失敗です。
蔓の強度がカボチャと随分異なり、弱いのです。
しかし何事も経験です。良いことも悪いことも。

円空仏・拝観して

2016-07-11 19:28:32 | 円空



円空仏・制作の2教室共催で愛知県の円空仏・収蔵のお寺に拝観させていただきました。
円空仏をすぐ目の前で拝見できる機会はめったにありません。
しかも通常は写真撮影のみならず、触れることは一切厳禁です。

今回は特別なご配慮をいただき撮影や触れさせていただき僥倖でした。

円空仏の歴史を読みますと、かっては子供の水泳の浮き輪代わりに使われたり、今でも東北地方のある村では
祭事に海に投げ入れれて祈る行事がTVでも先日来、放映されていました。

それがすっかりお宝になり、段々と遠い存在になりつつあります。
今回は参加者も感激ひとしおです。
400年前の円空さんがぐっと身近に迫ってきました。

今回の拝観で円空彫りにも一層熱が入りそうです。

(ご迷惑を考慮し場所は非公開です)