畑を掘り、木を彫り、石を刻り、の自然人!

退職後、自分に気ままな課題をちょっと与えて遊んでいます。

縁起のよいパワーポイント「氣多神社」

2018-09-29 12:46:54 | 日記


毎年、お正月2,3日の箱根駅伝はお正月の風物詩ですが
懸命に走る選手はバトンを繋いだ瞬間、倒れ込む風景は
感動を呼びます。

死力を尽くし、最後は「氣」力で走り抜ける。

どのなスポーツでも選手のコメントはほとんど
「最後は氣力だけです!」

「氣」のつく言葉は本当に多く、普段何気なく使って
います。

「氣持ちのいい秋になりましたね」
「あまり氣負うとよくないみたい」
「氣合を入れて頑張ろうと思っています」
「氣ごころが分かっている人とのおしゃべりは氣楽で楽しい」
「お氣遣いいただいて・・・」
「氣品のある雰囲気ね」
「台風24号の氣象状況は」
「この年齢になると氣息奄々」

絵画でも書道でも「氣韻生動が大切だよね」

奥方には時々、言葉でご機嫌伺いし
「今日のご氣分は如何ですか!」
「う~ん、まあまあよ」
「今日も氣持ち良く宜しくネ。美味しい酒肴を頼むよ」

長々と前書きが。
北陸能登国・羽咋に「氣多大社」があり参拝の機会が
ありました。
「氣」が「多」い、神社って、縁起がいいですね。
「氣多大社」

越中国の一宮は氣多(ケタ)大社。
昭和58年には全国植樹祭で昭和天皇が参拝されています。
「入らずの森」と呼ばれる聖域があり、一般人は入れませんが
昭和天皇はほんの少しだけ入られ
「斧入らぬ みやしろの森 めずらかに からたちばなの
 生ふるを見たり」と詠まれています。

明治4年には國幣中社、大正4年に國幣大社となっています。

「氣」が充満しているような!氣多大社、参拝すれば多くの氣が
頂けるかもしれません。

小生の如き老耄にも氣多神社のパワーは効果ありや、無しや。

秋の味覚*収穫の喜び

2018-09-26 16:03:57 | 家庭菜園


家庭菜園をなさっている方は勿論、経験済みのことですが。

薩摩芋の収穫時期はまだ少し早いのですが、試し掘りを
してみました。
今年は異常気象で、夏場の酷暑と極度に少なかった降雨の
影響が大です。
そして台風21号の予想もしない悪影響。

実は夏場の降雨の時期が予想外で最初のころは、ひ弱い
感じでした。
終盤になり多雨で、収穫の可否は予想はできない状態でした。

試しに掘ってみました。
ご覧の如く、まずまずです。

早速に素揚げしてホクホクを胃袋へ。
(う~ん、これが秋の味!)
と自己満足。

菜園はまず、土作りが大切で、土壌にある程度の空気が
入るように耕し、土のペーハー(PH)を野菜ごとに
調整し、窒素・リン酸、カリのバランスをある程度計算して
肥糧を施し、野菜の種類により最適なタネ撒き時期(気温など)
を見定め、といった塩梅です。

薩摩芋は中部の尾張地方では5月上旬に苗の植え付け、
梅雨時に小生は自然素材の石灰を1~2回追加散布しています。
時々、灌水もします。
薩摩芋は元々、南方野菜であり気温と降雨のバランスが
厳しい今年の夏でした。

まあ、人間にできることは子育て同様に最適な環境を整えること。
後は気候条件など自然の力によります。

菜園で最も嬉しいのは種まき後(または苗植え付け後)の
「発芽(定着)と収穫」の成功です。

こうしたことは菜園だけでなく、趣味の作品作りでも納得の
行く作品の完成と共通します。

スポーツでも同様で努力し、結果が付いてくれば嬉しいと思います。

違いは自己実現力の達成か、自然の力を借りて達成か、でしょうか。

岐阜県羽島市「円空彫り作品展示会」開催中

2018-09-22 22:50:34 | 円空

岐阜県羽島市「不二羽島文化センター」にて9月24日まで
円空仏制作教室の9グループの方の円空仏作品と
五十住啓二氏の円空写真展が開催中です。

静岡県浜松市のグループは26名という大勢です。

約90名の方の力作揃いです。
作風は円空仏に忠実な作品もあれば、かなりモディファイした
作品もあり、みなさん楽しんで制作されていることを実感
いたしました。

模刻に捉われない、いわば円空仏風という作品もかなり
ありました。

忠実に模刻しようとする作品もありましたが、強い個性発揮の
作品群の中では埋没してしまうかもしれません。
書でも絵画でも同様と思われますが個性発揮しないと
鑑賞者からは振り向いて貰えません。

「拝む」対象から「鑑賞」する時代の円空仏へ、没個性から
個性発揮の時代へ、愈々・・・

本来、円空さん制作の円空仏は素地のままですが、今回の
作品展は古色をだすため?着色された作品も結構多いです。

ある方がつぶやいておられましたが「広義の円空仏」とも
言えるようです。

紙漉きを使用した作品もあり、木を使用しない新たなチャレンジ
なんでしょう。
木には神が宿ると申しますが、紙もこれからは神が宿る?!

岐阜県美術館の円空大賞も拝む対象作品から飛躍しつつあり
鑑賞者の感性が鋭くないと「う~ん・・・」となります。

円空さんの修行時代と異なり、今や飽食の時代、円空仏の解釈も
変化しつつあるようです。

しかし円空仏もいろいろあっていいんでしょう。
「円空仏」というジャングルの趣味と思えば。

江戸時代の円空さんが一見されたら
「う~ん、いいよ!」
何しろ心広い方と想像しますから。

東レ「パン・パシフィック オープン」

2018-09-19 19:38:31 | 日記


大坂なおみ選手が全米オープンで優勝してテニスが俄然、注目に!

しかし、こんなこと知らぬは小生だけかも。

「パン・パシフィック」って、どんな意味か知りませんでした。

「汎・太平洋」とか。
「パシフィック」は知っていましたが「パン」は知らず。
いわば太平洋に面した国が「パン・パシフィック」

屁理屈を申し上げる気持ちはありませんが、汎・太平洋に面していない
デンマーク・ドイツ・フランス・スペイン・チェコの選手も参加とか。

そう、オープンだからオープンと納得。
 
「太」は広い意味があり、「大西洋」の「大」の単なる大きいとは
意味や解釈が異なるようです。


ところで、最近は全てのスポーツ分野で日本の若手選手が大活躍です。

TVなどでしか映像は見れませんが、あの目の輝きは年齢を重ねても
見習いたいものです。

日頃の弛まぬ訓練や練習の成果なんでしょうか。

小生はどんな訓練を!
惰眠を貪っているだけ!

画像はウイキペデイアから。

(続)山田風太郎 戦中派 虫けら日記から

2018-09-15 10:13:45 | 日記
昭和17年12月3日の日記から

これは「安全頌」といって、沖電気では、毎朝朝礼の後に
交替に1人づつこれを朗唱し、一句ごとに全員がこれを
唱和してあとで安全祈願の黙禱をすることになっている。

作業課でも、毎朝これをやるのであるが、一室百人ちかい
社員の前に出て、課長のすぐ傍らでこれを読むのだから
一人として泰然たる態度で終始する者がいない。
声のふるえる者、顔色の変わる者、文句をまちがえる者、
いろいろであるが、一般に二十歳内外の若者は溌剌と
勇ましく、老人級の主任などの方がまずいようである。


「大霊これを天地に享け、肉身これを父母に嗣ぐ。
万世一系の聖天子上におわしまし、秀麗の山河永えに存す。
吾らこの神州に生を享け、体すこやかに気澄みて、今日もまた
生産のわざに従う。
太陽は炳乎(へいこ)として天に輝き、至誠は炎々として
胸奥に燃ゆ。

皇国産業の興廃はかかって吾らの双肩にあり。
炎熱屈せず沍寒(ごかん)たゆまず、力を協せて産業立国の
大道に精進せん。
病める人、傷つける友を思えば、溌剌として働き得る身の
なんぞ幸いなる。
一瞬の油断は忽ちにして身を破り人を傷つく。

切々の注意、念々の緊張、安全第一こそげに吾らの信条なれ。
父母あり吾らの安らけきを念じ、児女あり吾らのつつがなきを
待つ。
国安かれ民安かれと祈り給ふ大御心の厚きを思えば、
いかでかこの不慮の災禍に損うべき。
願わくば身心ますます壮健にして、いよいよ報国の業に
いそしまんことを、いでやつつしみ畏みて祈らん。
天地新明も照覧あれ」

以上は全て引用です。

こんな朝礼を現代にやったらどうなるのか、イメージ
してみると時代は天地がひっくり返るほどの変化で
あることを実感します。