畑を掘り、木を彫り、石を刻り、の自然人!

退職後、自分に気ままな課題をちょっと与えて遊んでいます。

なにかある。多分ある。

2015-12-31 13:05:35 | 日記


知人にばったり会いました。本当に久しぶり、何年ぶりでしょうか。
Aさん「最近はどうしてるの? 忙しいんでしょう?」
小生「全然忙しくないですよ。無職をしています。ほら(名刺を出して)ここに何の肩書きもないでしょ」
Aさん「でも、何かをしているんでしょ」

ここでマジメに答えるのも場の空気が固くなるし。かといって話をはぐらかすのも失礼だし。
小生「ええ、少し遊んでいますよ。でもゴルフは元々下手で、数年前にやめちゃいました」

話は喫茶店でということになって。
小生「実は畑を少しやっているし、他に篆刻とか円空仏制作などをやっていますよ」
Aさん「篆刻ってどういうものなの? ああ、ハンコみたいなものね。根気があるねえ」
(根気とは関係ないんだけど・・・でも話の腰を折ってもいけないし)

小生「確かにカンタンに言うとハンコみたいなものね。篆刻について説明しようとすると半日はかかるよ。
   ほら、ここに千円札、1万円札あるでしょ。ここに印が押してあるじゃない。
   篆刻の書体はこのお札の印と同じような時代のものでねえ。
   でもハンコは銀行印・認印などお金の取引に使うものでしょ。
   篆刻作品は書体は同じようなものだけど、例えていえば方寸の世界の芸術とも言われ、ほんと小宇宙なんだ。
   (と、小生、だんだん話に熱が入る。これはまずい、話題をAさんの方に持っていかなくては)
以下、略。

話代わって円空仏。
たまたま円空仏教室を覗きましたら「見てないで、ほら彫ってみて」って具合で引きずりこまれ、嵌り込みました。
いわゆる仏像は基礎的修行や勉強も必要ですが、円空仏は一気に彫って生命力を表現するものですから血液がB型の
小生にピッタリとマッチいたしました。
円空さんもB型だったと何かの本で読んだことがあります。

日本人は自然を崇拝し、石にも木にも神が存在すると古くから崇められてきました。
まさしく「天地人」で「天」が全てを支配しています。
畑仕事も座禅の中で立禅という言葉がありますが、天の力をお借りして同じような心境になります。
種を播いて芽が出たときの喜び、収穫があれば嬉しく、不作でもこれも自然です。

最近特に火山の噴火、風水害、地震など頻発していますが、人間の力ではどうにもなりません。

小生も季節に例えて申せば、春に誕生し、やがて夏や秋が過ぎ、今では冬の季節ということになるのでしょうか。
残りの時間は計算できるほどですが「何かある。多分ある。やり残した何かが]

そう思っても何しろ今までろくな努力もせず、今更努力ということばも心に響かず、脳力の低下一方で。
と考えていましたら大晦日になりました。

日本人の良さって

2015-12-30 13:28:28 | 日記


ここ数年、来日の外国人旅行客が急増しています。

 清潔 どこへ行っても清潔
 安全    女性が深夜、ひとりで歩いても大丈夫
 時間厳守  例えば列車の運行の正確さ
 気配り   相手の立場になって行動する
 誠実    何事も心を込めて
 正直    基本的に嘘をつかない 相手を気遣う場合は例外として
 律儀    義理堅い
 親切    相手の身になって    
 礼儀    マナーを知っている
 我慢    自分を律することができる
 丁寧    手抜きをしない
 おもてなし 相手を思いやる気持ちで
 約束を守る お互いに決めたことは実行する

これらは日本人ならではの素晴らしいことばかりです。
こうした文化はどこから来ているのでしょう。
儒教の影響もありますが、韓国も儒教の国であり、それだけでは無さそうです。

聖徳太子の「和をもって貴しとする」という精神も、交友の中でお互いに気持ち良くお付き合いする風潮に
なっているのかも知れません。

更に日本では「恥を知る」という文化もあります。
「こうした行動は恥ずかしい」「人前でこうした姿は恥ずかしい」「こうした食事マナーは恥ずかしい」
「こうした言葉は恥ずかしい」などなど。
最近はちょっと恥の文化も少し失われつつあるようですが。
特に「無料」「スーパーなどで詰め放題」というキーワードでは恥もどこへやら。
またホテルの立食パーテイなどで料理が運ばれるや否や殺到する風景も、あの綺麗に着飾ったご婦人でも。

きれいごとばかりを並べず、自分はどうなんだ、と自戒せねばと思っている年末です。

「お守り」も通販で!

2015-12-28 19:36:38 | 日記


いや、驚きました。
もうすぐ、初詣の季節です。
気持ちも新たに、恭しくお参りし、手を浄め、神前で手を合わせ、神聖な雰囲気でお守りやお札を求める、
という神様を崇めるという風習は無くなるのでしょうか。

お札やお守りが通販で買える!
いや、驚きました。

例えば、常陸国出雲大社は平成4年、島根県出雲大社よりご分霊をご鎮座され、合格お守り・病気平癒・
癌封じ・安産お守り・縁結びお守りなどお守りのデパート。
何でもあります、どんなご要望にも応じます、というユーザーに極めてご親切な神社!
それらを郵送してもらえるのです。
他にも「大宰府天満宮」「「成田山仙台分院」など調べてみますと結構たくさんの神社が通販されています。

どんな物でも通販で買える。
これって、確かに便利ですが果たしてこれでお守りやお札の有難味が感じられるのでしょうか。

今の時代、お寺や神社の経営は厳しいとは聞いてはいます。
この窮状を打破しようとする手立てでしょうが、お守りやお札の通販ってどうなんでしょうか。

世の中、便利と不便が混在する必要もあるかと小生は思っていますが。

写真上は成田山仙台別院、下は諏訪大社です。

歳の瀬に、一息入れて・・・

2015-12-27 20:12:29 | 日記


今年も残り数日になりました。
屋内外の清掃もほぼ済ませ、ほっと一息という感じです。

昨日は買い替え更新のため、旧型のプリンターをリサイクルショップに無償で引き取りしてもらいました。
まだ使用可能のため廃棄するのは何となく罪悪感があり、少し考えて持ち込みにしました。
因みに同じ機種は4千円程度で販売中でしたが。

小生のご高齢の知人女性の方が川柳を楽しんでおられます。
作品の一部をご紹介させてください。
  生鮮を買って 家にて冷凍に
  
  炊飯器 大きな釜の底で炊く

  トランプも ババ抜きだけは負け知らず

  気を許し 話にちから尾張弁

  蚊がささぬ からだ蜂には2度刺され

  土砂降りで 靴の中にて足泳ぐ

  歩こう会 陰で支えるシップ薬

  立ちばなし 根張り たちまち花が咲く

  歩きぐせ 斜めに減った靴の底

  詰めた知恵 見事に日ごと消えて行く

  押し込んだ 箪笥引き出し引き出せず

  コマーシャル カタカナ読める 意味読めぬ

そして・・・落語に
  「婆さんや、いま通ったのは横丁の源兵衛さんだろ?」
  「違いますよお爺さん。あれは横丁の源兵衛さんですよ」
  「あ、そうかい。私ぁてっきり横丁の源兵衛さんかと思った」

我が家でも似たような会話がときどき・・・

箸の上げ下げで人生が決まる!?

2015-12-25 20:23:48 | 日記


「箸の上げ下げでお里が知れる」この言葉を聞いて「ぎくり」とします。

もうすぐお正月。御呼ばれしたり、孫たちも揃って一家の帰省とか食事を楽しむ機会が増えることでしょう。

旧皇族の竹田恒泰氏のご指南を読んでいましたら、小生、結構マナー違反を致して居ることを恥じ入りました。
食事どきのマナーです。

同氏によれば日本では古くから箸を神事に用いてきた、とされています。
元々、箸は神霊の宿るもの。宮中で行われる新嘗祭では箸は神人共食の祭器とされています。
例えば伊勢神宮では毎日神前にお食事と一緒に箸が供されています。

古来、唾液が付く箸には使った者の魂が宿るとされ、箸と茶碗と味噌汁茶碗などはそれを使う者の分身として
大切に扱われています。

食事中のマナー。第一に箸は丁寧に扱わねばならない。箸に対して常に意識を向けねばならない。
第二に、箸は綺麗に使わなくてはいけない。昔から箸先の汚れは1寸(約3センチ)以内といわれる。
箸先だけで食事するのは、小分けして口に運ぶことで、ゆっくり食事するようになる。
唾液も出やすくなり、健康的な食べ方でもある。
この2つが箸の作法で大切だそうです。

さて、小生の違反は
「渡し箸」箸休めの時に、箸を横にして器の上に乗せること。ただし、箸置き・御膳などない場合は作法の外であり、
許されるそうです。

「涙箸」汁が垂れやすい料理など「手皿」といって左手を受皿にするような所作。
これは汁気をしっかり切ってから運ぶべき、とあります。最も優雅なのは懐紙を使用すること。

「ちぎり箸」箸を左右に1本づつ持って、ナイフとフォークを使うように食べ物をちぎる行為は禁忌とされるそうです。
今までいくどか経験があります。
長年、上記のようなマナー違反をしておりました。

上記の3つのタブーの他、箸には多くの禁忌があり、それらは「忌み箸」とか「嫌い箸」と呼ばれています。
握り箸・寄せ箸・刺し箸(食べ物に箸を刺す)・探り箸・迷い箸・空箸・移り箸・もぎ箸・横箸・噛み箸・移し箸・
ねぶり箸・持ち箸・押し込み箸・指し箸・立て箸(亡くなった方に使います)などなど。

この年齢になって日本の礼儀作法の一端を知りました。
お正月には孫たちにも箸の使い方を優しく教えなくては、と思っている次第です。