畑を掘り、木を彫り、石を刻り、の自然人!

退職後、自分に気ままな課題をちょっと与えて遊んでいます。

干物専門の食堂って、珍しいです

2017-08-31 19:17:45 | 日記


食べ物のブログはあまりアップしたことはございませんが
「干物食堂」(正しくは、「ひもの食堂」)っていう観光地でもない石油コンビナート
近くにあるのは珍しいと思います。

場所は三重県四日市富双町。ホームページもあります。

過日、ご案内いただき昭和の雰囲気を味わってきました。
外観もご覧の通り、素朴な建物。

好みの干物を竹かごにとって、係の方へ持参、番号札を頂戴して焼き上がったら
「ナンバー71の方、出来上がりましたよ」

この間、約30分、番号を呼ばれるのは必ずしも順番通りではありません。
午前11:15入店、11:45に出来上がりのアナウスがありました。

30分というのは結構長時間です。
干物の価格にプラス300円で「ご飯」「味噌汁」「小鉢」が付きます。
食べ終わってからレジへ。

昆布さばを注文、千円でお釣りが来ました。
昆布さばというのは初めて口にする味です。
ホント美味でしたしビールも飲みたかったですがガマン。
(その後、山へという予定のため、ロープウエイでしたが)

食堂を出て、同じく食べ終わったばかりの新入社員らしき女性に声を掛け
「よくこの食堂へ来られるのですか?」
笑顔の素敵な女性「ええ、よく来ますよ。美味しいですから」
(中略)
「仕事の関係で名古屋から頻繁にこちらに来ますので」

詳細には立ち入らず、営業関係ということはわかりました。
「ガンバッテね」


海鮮料理は頻繁に放映されたり、宣伝されたりしていますが干物専門食堂は
近郊ではあまり耳にしません。
こうした食堂は長く記憶に残ることでしょう。

お近くへ行かれる機会あれば話題ということで如何でしょうか。

ホッとする「書道作品展」

2017-08-25 11:36:44 | 日記


間もなく9月というのに耐え難い酷暑、書道作品を見るには気力がなかなか湧いて
きません。

この暑い夏の季節に毎年、一宮市在住の高木曾水主宰の書道作品展が開催されて
います。場所は一宮市玉堂記念図書館ギャラリー。
高木さんは御年90歳とか。
ご高齢にも拘わらず書に懸ける気力は凄いです。
今でも臨書もされているとか。
敬服です。

書道作品展って、見るのにちょっと緊張を強いられます。
日展などで大作がずらりと並んでいるのを見ると、気力も少し萎えてきます。
千年以上も前の杜甫とか李白の詩などが並び、行草書体を解読する力もなく、
作品全体のバランス、線質などを見るのが精一杯。
しかし、百点以上の作品をじっくり見るなんてとてもとても。

今回は約40点程度の作品数。
出品者も10名程度で楽しく書をなさっているようです。
表現方法も多彩で、部屋に飾れる程度の大きさの軸もあり、気楽に拝見できました。

時代は大きく変化しつつあります。
家電製品でも食料品でも消費者の嗜好を研究しています。
建築様式でも随分時代の変化を感じます。

しかし、絵画や書道作品展などの発表形式は20年前、30年前ともほとんど
変わっていません。
勿論、発表様式に斬新な手法を採用されている作家もおられます。

「入場券を貰って行ってきたけど、自分の鑑賞力がないせいか、よくわからない」
なんていう言葉を何回も何回も聞いています。
「作品数も多く、疲れ果てたよ」
という言葉も。
それはそうでしょ、鑑賞者は殆ど高齢者が大半ですから。

書道関係者の方も何とか現状打開を、と奮闘されているようですが。

芸術に携わる方々は今後どういう方向を目指しておられるのか。
そして自分の中に何を採りいれようとされているのか。
苦心惨憺、様々な成果を上げておられる方もあります。

時代を読むセンサーを磨き、時代が変わっても変わらない部分、難しい時代だからこそ
やりがいがあるのかもしれません。

夏野菜「ナス」の効果

2017-08-22 19:40:27 | 家庭菜園


過日、畑のナスの散髪(剪定)をご紹介申し上げましたが、その後、最近の樹勢の
勢い凄まじく、次から次へと立派なナスを収穫しています。
この報告がメインでなく、「ナス」のガン防止効果についてです。

大久保増太郎博士著「日本の野菜」という書物からの単なるご紹介です。
記載されている内容ではナスが絶対的にガン予防効果があるという訳ではなくて
更に研究するに値するというものです。

野菜の生理的機能のひとつとして
抗変異原性が注目され、ヒト由来細胞に発がん性のある物質に野菜のしぼり汁を
加えたものが細胞の変異がかなり抑制されるというものです。

この抗変異性の強い野菜として
ナスが最も強い効果をもたらすそうです。

他にもブロッコリー、小松菜、ほうれん草、ゴボウ、キュウリ、なども効果が
あるとされています。

「されている」説が学術的に「効果が認められる」となれば良いのですが。
まだ、研究段階のようです。

いずれにしてもナスは煮る・油で揚げる・焼く・蒸す・漬物と調理方法は
多彩です。
「秋茄子は嫁に食わすな」あまりにも有名。
「ナスは風邪を引きやすい」風があたると早くしなびるという説から。

ナスの種類は約180種以上あるそうでビックリです。
ナスは低温障害を受ける典型的な野菜で5度以下で貯蔵すると、10度で保存
したものより早く品質劣化が進むとのことです。

焼きナスを生姜醤油で食する味は絶妙で、好みですが焼きナスを冷蔵庫で冷やして
食べるのも真夏の醍醐味と思いますが・・・小生だけなのか。

「ノコギリ屋根」写真展

2017-08-18 20:04:24 | 日記


以前にもご紹介しています「ノコギリ屋根」
ここでご紹介します愛知県一宮市のノコギリ屋根工場は桐生とか、他にも
点在しています。
際立って多いのが一宮市付近で特に旧・尾西市と木曽川町。
約2,700棟とも言われています。

一宮市の内、旧・尾西市は朝鮮通信使の通過地点であり、すぐ隣接して木曽川が
悠々と流れています。
朝鮮通信使が通過する折は幅約800mの木曽川に270艘もの舟を並べ舟橋と
したとされています。

この地は明治時代は木綿織物が主でしたが、その後、羊毛織物産地として君臨しました。
しかし、カジュアル化の波で羊毛製品はメンズスーツなど一部の利用にとどまって
います。

昭和30年前後が羊毛織物の生産ではピークで、その後は残念ながら衰退の一途です。

ノコギリ屋根を採用した浦野設計による三岸節子美術館は約20年前に開設されましたが
コンパクト乍ら居心地の良い美術館です。

こうした消えゆくノコギリ屋根の写真展がこの20日まで一宮市スポーツ文化センターで
開催中です。

圧巻なのは老夫婦が織機の前に佇まれた10枚の写真で、長年の苦労と共に愛妻と共働き
風景が含蓄のある素晴らしいショットです。

織物織機も最新鋭型を大企業は取り入れていますが、家内産業的な数人規模の機やでは
採用できる資金力は乏しい現状です。

しかし昭和初期時代からの織機は高速織機ではできない織物を生産できるメリットも
あります。

写真の地図は愛知県で緑色部分が旧・尾西市です。
三岸美術館も併せて掲示しました。

今後も衰退が予想される小さな機屋さん、時代の生き証人のような作品展です。
林 秀樹氏の力作揃いですが勝手にここに掲示はできません。

太平洋戦争*責任を取らない参謀たち

2017-08-17 13:41:42 | 日記


画面では不鮮明ですが
インパール作戦    60,000人
アッツ島玉砕     2,600人
サイパン島守備隊玉砕 41,000人
ミッドウエー海戦   3,000人
ロシア(シベリア抑留)55,000人
旧・満州       245,400人
日本本土       700,000人
パプアニューギニア・
ソロモン諸島     246,300人
千島列島       24,400人
小笠原諸島・硫黄島  21,000人
フィリピン      518,000人
沖縄         188,000人
ガナルカナルの戦い  21,000人
台湾         41,900人
中国         465,700人
タイ・マレーシア・
シンガポール     39,000人
韓国         18,900人
インドネシア     78,400人

日中戦争以降の日本人戦没者は厚生労働省によれば、およそ310万人という
多数の方々です。
内訳は軍人・軍属が230万人、一般国民は80万人。

ごく最近もNHKスペシャルで「責任を取らない参謀たち」を放映していました。
呆れるしかない軍部の幹部たちの無責任さ。

11年前(2006年)に読売新聞戦争責任検証委員会より
「検証 戦争責任1・2」
全2巻が発行されています。
(発行・中央公論新社)
「責任の所在は誰にあるのか」
やりきれない敗戦後の苦渋を長らくなめさせられた責任者はだれなのか、
ずっと気になっており怒りを覚えながら読みました。

酷い例では
実際に耳にしましたは旧・満州から真っ先に帰国したのは軍幹部たちと。
一般国民の帰国は最後の方に回され、小説「大地の子」にある通りです。

小生が敗戦を迎えたのは記憶も定まらない年齢でした。
しかし、敗戦後の国民の生活苦は並大抵ではないことは実感しています。

全く無謀としかいえない「玉砕」「特攻隊」
誰が考え、実行したのか。
全く勝ち目の見えない戦争を実行し、本土が焦土に化すまで戦争を続けた大本営たち。

その戦争責任は戦勝国のみによる東京裁判で裁かれたままです。
日本国民や関係国民に苛酷な犠牲をもたらした罪のある政府・軍の幹部たちで被告にも
なっていない人物もあります。

日本国民による責任検証は国や公的機関で開かれることなく、現在に至るまで
「うやむや」

敗戦後72年、「うやむや」は多分そのままでしょう。
大切なことは今後、「責任の所在」を明確にすることです。
「あいまいな日本」にしないために。

8月15日を迎えた感想です。
画面は上記・出版物からです。