畑を掘り、木を彫り、石を刻り、の自然人!

退職後、自分に気ままな課題をちょっと与えて遊んでいます。

岐阜市・金神社の朱印は「金文字」

2018-01-29 13:08:37 | 日記


日本人は「金(きん)」がお好き。

オリンピックでもマスコミは選手たちに「金」のプレッシャーを与えています。
選手たちも結果、「金」でないと(すみません)謝るのです。
これってちょっとオカシイでしょう。

選手の立場に立てば毎日、毎日、人には言えないような過酷な苦労、努力をしている
わけですから。
その努力過程が非常に貴重です。
結果、金であれば最高ですが銀でもよし、銅でもよし、入賞でもよし、賞外でも
「よく頑張りましたね」。

話し変わって、岐阜・柳ケ瀬すぐ南に「金(こがね)神社」があります。
鳥居の色も金!!

この1月26日(金)に所要で岐阜へ参りましたおり、家内に
「折角、金神社の近くまで来たんだからお参りしよう」。

ところが凄い行列、参拝にこんなに行列!と思ったら
毎月最終金曜日にはご朱印帳の「金神社」の文字が金色に。
通常は普通の墨色ですから勿論黒色文字です。

小生は全く知らなかったのですが、毎月末金曜日のご朱印帳の記帳を貰う方が
多いときは1日で2,500人もの人、人、人とか。

日本人ってホント金色がお好き。
次回は2月23日。

徳川慶喜と囲碁

2018-01-26 15:13:41 | 日記


徳川慶喜と申せば江戸時代・最後の将軍ということは中学生でも知っているひと。
その政治活動の評価は歴史家によって様々ですが、ここではカット。

たまたま福井正明9段(平成15年現在)の本を読んでいましたら徳川慶喜の
囲碁について記載あり、その記事の抜粋です。

今までは徳川慶喜といえば遠い存在、歴史上の人物程度という感覚の距離感です。
それが不思議、棋譜を眺めますとぐっと近距離になって親近感を抱きます。

徳川慶喜の多趣味にまずは驚きです。
乗馬・弓・写真・油絵・釣り・陶芸・工芸・刺繍・将棋・能・俳句・書などなど。

写真はプロ級ということは知っていましたが、ここまで多趣味とは・・・!!!

勿論、当時は一般庶民と異なり、碁会所で楽しむなんてことはできません。

もっぽら家令(執事長)が相手を務めたと伝えられています。

実力は現代のアマチュア4-5段程度とか。

写真は高崎6段との5子局です。
対局場はあの有名な星ヶ丘茶寮、ときに69歳とか。

棋風は超・堅実だそうですが。

小生自体は今はNHK E-TVで日曜日に眺めて楽しむ程度。
(次は白・黒それぞれどこに打つかなあ)
と予想しながら眺めています。

写真の徳川慶喜の棋譜を碁盤に並べてみようと思っているところです。

「円空大賞」展・岐阜県美術館で開催

2018-01-24 10:13:42 | 円空



円空大賞展」も今年、第9回を迎えます。
2月2日(金)~3月11日(日)
岐阜県美術館にて。観覧料一般800円。AM10~PM18(入場は17:30まで)

江戸時代初期に生まれた円空の作品は今回、岐阜県下呂市に収蔵されている
10体が展示されるそうです。

写真の「青面金剛神像」は小生の記憶では下呂市・合掌村「円空館」に展示されている
と思います。

文献によれば下呂市には
位山八幡社・八幡神社・妙喜堂・諏訪神社・宮田観音堂・白山神社・住吉神社・
小川神社・薬師堂・熊野権現・長福寺・藤ケ森観音堂・大日堂・森八幡神社・
温泉寺
などに収蔵されているとのことですが、保管管理上、合掌村に展示管理されている
円空仏があるようです。

温泉寺は円空仏と木喰の両方が収蔵されている珍しいお寺です。

円空を含めて仏像もお寺に収蔵されていれば「拝む」存在ですが、博物館や美術館
に展示されますと美術品として鑑賞されるようです。
その証拠に数珠などを持参して美術館などで仏像を拝観されている姿は見られません。



話しは変わって棟方志功は版画だけでなく書を始めるに際して
「書家が流儀とか技巧だけに走りすぎて、書本来の書くということをおろそかに
しているのではないか、特に官展などでそういう欠点があるのではないか」
と自叙伝「板極道」に記載しています。
作品作りというのはその時代、その時代により評価も変わり、時代性を受け止めて
制作する難しさがあると思います。

伊藤若冲にしても葛飾北斎にしても公募展のない時代でした。
現代は会場芸術で、出品するためには存在感のある差別化が要求されます。
時代を先取りし、独創性が求められ、存在感がないと認められません。

時代はぐっと遡って縄文時代。
縄文時代とは約1万3千年前から約2,400年前だそうですが
「特別展 縄文ー1万年の美の鼓動」
東京国立博物館でかなり先ですが7月3日~9月2日に開催されます。
縄文時代の美はアール・ブリュットともいうそうで
既存の美術や文化的流行とは異なる伝統にも左右されない加工されていない芸術。

「縄文土器」「運慶・定朝」「円空仏」「円空大賞」
色々比較して見るのも興味深いと思います。

円空大賞も現代を反映し、審査評価は
「土着の伝統に根ざしながら独創的な芸術を創造している芸術家」を顕彰すると
記されています。

鑑賞者には過去の円空大賞作品を見ても時代の先端を行く感性を持ち合わせる必要を
要求されているようです。
いわば鑑賞者の感性を試されているような。

個性光る作品に期待が集まりそうです。

そういえば大阪万博のとき岡本太郎の太陽の塔も侃侃諤々でした。

(もっと感性を磨かなくては・・・)

何故か屋久島の縄文杉を思いだし、
(縄文杉って数千年かけての偉容に神々しさを感じ信仰の対象にもなっているんだ)

「円空大賞」は勿論、円空さんが創設した作品展でなく、亡くなって300年後に
創設されたものですから。
円空さんのコメントはありません。


江戸時代の円空さんに円空大賞の感想を聞いてみたい、という友人の声に
「う~ん。確かに」。

名古屋「丸栄」

2018-01-22 15:23:11 | 日記



かって名古屋のデパートは4Mで占められていました。
それがJR名古屋高島屋が誕生して4M+1Tになっています。

松坂屋・三越・丸栄・名鉄百貨店が4M。

時代は変わり、丸栄について立て直しとか、そのまま存続とか、情報はいろいろ。
方やJR名古屋高島屋はバレンタイン・チョコ売上日本一とか、という噂も。

現役時代は外商にもお世話になり、家具もほとんど丸栄で購入していました。
「カリモク」とか一流家具が並んでいた時代です。
「カリモク」は今も健在、高品質の一角を占めていると思っています。

美術画廊へもときどき足を運び、目の保養になりました。

丸栄は1615年の創業ですから徳川家康が亡くなる前年!
現在の建物は村野藤吾設計で日本建築学会賞も受賞しています。

ユーザー層を絞れきれなくて苦戦もようですが、名古屋老舗百貨店、頑張ってほしいですね。

百貨店も受難の時代で東京銀座の松坂屋も業態を変えて大繁盛のようです。

創業時の写真は丸栄HPから。
単なる懐古趣味でもなく、老舗も超・大変化の時代にどうやって生き残るのか、という
応援のような気持ちです。

伝統工芸品を購入

2018-01-19 10:41:12 | 円空


日本の伝統工芸品は時代の変化、特に最近はIT時代とかでライフスタイルは
急激に変化しつつあり、そうした環境下で細々と受け継がれている感じです。

ITを使ったゲームとかスマートフォンなどに関心は移り、何とか伝統工芸品を
伝えよう、という有徳の士が厳しい経済状況の中で頑張っておられるようです。

名古屋地区では名古屋三越とかJR名古屋高島屋などが催事として伝統工芸品の
販売に力を注いでいます。

二本松家具・熊野筆・漆器類・甲府の印伝・その他様々な分野があります。

例えば筆の場合、書道人口は下降線の一途で需要は減り、化粧用筆などに活路を
見出そうとしています。

家具にしても安価な輸入品に人気は集中し、代々受け継ぐという風潮はなくなりました。

昨日、名古屋三越にて新潟・与板の河清刃物の彫刻刀を購入。
円空仏の制作でこうして時々追加して購入するのも楽しみのひとつです。

さて、切れ味はどうなんでしょうか。
次回の円空仏制作でどんな活躍を見せてくれるのか、楽しみです。