アメリカ同時多発テロから5年

2006年9月11日　蒸し暑い日

5年前のアメリカ同時多発テロがおこった9月11日を前に、米上院情報特別委

員会はイラクの旧フセイン政権は国際テロ組織アルカイダを体制にとって脅威

とみなし、両者の関係は一切なかったとする報告書を発表しました。ブッシュ

大統領はイラクを「対テロ戦争の最前線」と位置づけ米軍をイラクに駐留して

いますが、有志連合が2003年3月にイラクを攻撃を開始した理由は完全に消

滅しました。しかも、同時多発テロの犠牲者の１０倍以上の数のイラク人がア

メリカ等の誤爆によって犠牲になってしまいました。ブッシュ大統領を全面的に

支持していた小泉政権は、この件についてどのような見解を示すのでしょう

か。自民党総裁選の候補者は小泉政権の重要な地位にいる人々ですので、

イラク戦争支持についての見解をきちんと説明する責任があるのではないで

しょうか。ブッシュ大統領はテロとの毅然とした闘いという言葉をひっこめない

と思います。私もテロとの闘いについては否定はしません。しかし、武力によ

る闘いは憎しみを生み、報復はやまないでしょう。テロの原因としっかり戦い

たいです。貧困と格差です。世界の貧困と格差を生み出しているのはアメリ

カを始めとした先進国諸国です。テロの原因はブッシュ大統領の中にあるの

ではないでしょうか。