コヤチン、さまよい日記

静岡県内を東へ西へ行ったり来たりしています。
応援している清水エスパルスの試合の感想もお伝えします。

第100回の静岡代表は常葉菊川。

2018-07-27 21:50:38 | 高校野球
今日、高校野球選手権の静岡大会の決勝が行われました。
仕事中でしたので所々ラジオで聞いて、帰って来てからダイジェストを見ただけですので詳しい話は分かりません。

決勝のカードは島田商VS常葉大菊川の対戦になりました。
78年ぶりの出場を狙う古豪島商か2年ぶりの出場を狙う常葉大菊川か、対照的なイメージのある2校の対決です。
コヤチンの予想としましては、常葉菊川が勝つのであれば大量点、島商が勝つのであれば投手戦と見ていましたが蓋を開けたら全く違う展開でした。
この静岡大会決勝過去3回接戦がありません。去年の藤枝明誠VS日大三島は悪天候の中での試合でしたので致し方ないかもしれませんが、今年はしまった試合を見せてほしいと思っていました。

島商のエース小林君今大会かなりの球数を投げています。一昨日の準決勝静岡市立戦も途中からリリーフしましたが威力は落ちていたように感じました。
一日の休みでどう回復するか。

試合展開は3回裏常葉大菊川が先制すると5回の表島商が追いつき、またその裏常葉大菊川が1点入れて勝ち越すという展開。
7回表島商が2点入れて逆転するとその裏常葉大菊川が1点入れて同点。何とも息がつけない展開になって来ました。
8回表島商が1点入れて再びリード、しかしその裏常葉大菊川は2点入れて再逆転。これで常葉大菊川に勝利が近づいたかに思われました。
残すは9回の攻防。9回表島商は2アウトからチャンスを作りタイムリーで同点。試合の行方は全く分からなくなりました。
9回裏常葉大菊川も2アウトから満塁のチャンス、ここで2番の東がショート強襲のヒットで決着を付けました。

この試合のイニングスコアを見ると熱戦だった事が分かります。
島商の粘り、特に好投手漢人を打ち崩した事に現れていたと思います。
漢人クンも2アウトの後でヒットされて自分のペースに乗れなかった事が苦戦の原因だったのかもしれません。
常葉大菊川の奈良間クン8割の打率驚異的でした。更には足もあって四球で簡単に塁に出せない相手にとっては手ごわい選手でした。是非甲子園でもその力如何なく発揮して欲しいと思います。

今大会は静高が優勝候補の筆頭でした。しかし盤石の静高でも主力のケガ等に泣かされたところもありますが、強豪の飛龍と当たって振り切れなかったところが今一歩足らなかったかなと思いました。
今年は公立校の躍進が目立った大会でした。
準優勝の島商をはじめベスト8に5校残りました。特にベスト4まで進出して旋風を巻き起こした浜松城北工業の活躍は素晴らしかったと思います。

決して強豪校でもなく突出した選手がいる訳でもない一つの高校がここまで登って来れるという事で、全ての高校に希望を与えてくれたんじゃないでしょうか。
それを成し遂げた裏には日頃の地味な練習の積み重ねをコツコツと続けてきた成果じゃないかと思います。

さあ、甲子園は8月5日から始まります。
全国から毎日名乗りを上げてきています。常葉大菊川は静岡県の希望がのっています。かつての常葉菊川のような胸のすく戦いを見せて下さい。

常葉菊川の選手、学校関係者、生徒応援団の皆さんおめでとうございます。
惜しくも敗れた島田商の選手、学校関係者、生徒応援団の皆さんお疲れ様でした。

最後に出場した各校のベンチに入る事が出来ずにスタンドで応援の3年生の選手の皆さんお疲れ様でした。
皆さんのサポートがあって選手達が力を発揮できたと思います。人生の次のステージではこの経験必ず役に立ってくると思います。頑張って下さい。