鈴木宗男ランド ブログ by宗援会

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宗男日記から

2009年02月12日 | Weblog
ムネオ日記
2009年2月12日(木)
 読売新聞朝刊1面・2面に、「はたらく いきがい」という連載コラムの第2回「地下で出会った天職」「『俺がやらねば』の心意気」という見出しの記事がある。一部掲載させて戴きたい。読者の皆さんも、読むとうなずかれることだろう。
 まばゆい日差しが照りつける夏の日、斎藤敬蔵さんは初めて暗い地下の世界に足を踏み入れた。1997年7月、35歳。東京・足立区の下水道清掃会社の社員になり、ゴム製の胴長姿で潜った下水管の中は、地下だというのに30度を超えていた。汚泥はひざまでたまり、汚物、油、排水が混じった臭気が立ち込める。
 その日、昼食のトンカツはのどを通らなかった。家に帰り、妻が用意したカレーライスを見た途端、下水管の中の光景を思い出し、トイレに駆け込んだ。
 
(中略)
 3か月近く職を探したが見つからず、友人から今の会社を紹介された。「そんな汚い仕事、できるわけない」と、即座に断った。
 「仕事をしなかったら、お前はただのでくの坊だ」。別の友人に一喝された。溶接工としてのプライドがスッと消え、入社を決めた。
 通行人から、冷たい視線を感じることもある。汚泥をホースの水で押し出す作業中、水圧を上げ過ぎて側溝から“逆噴射”した汚泥が歩行者にかかり、「バカヤロー!」と罵声を浴びたことも。
 幼い娘から「お父さんが寝ると、布団まで臭くなる」と鼻をつままれた。下水管の中は硫化水素が発生することもある危険な現場。「これが一生続ける仕事なのか」と悩み続けた。
 ある日、作業現場に着くと、若いカップルが待っていた。女性は泣いていた。「大切な指輪を溝に落としてしまった」
 側溝のふたを開け、汚泥を手でかき分けると、光る物が見えた。「あったぞ」。思わず大声が出た。洗って手渡すと、女性は何度も頭を下げた。働き始めて2年。「人の役に立ち、感謝される仕事なんだ」とわかった。
 昨年末、下水の詰まりを取り除く作業現場に行った。調べると、近くの工場の下水管も詰まっていた。会社に命じられた仕事ではなかったが、「年の瀬で水が使えないと、工場の人は大掃除もできないだろう」と、黙って下水を復旧させた。
 46歳。今、自分の仕事は「天職」だと思う。幼いときに「臭い」と顔をしかめた長女が、昨年3月の中学卒業時、父あての手紙にこうつづった。「一生懸命働いて、育ててくれてありがとう」
 
(中略)
 斎藤さんの上司で、30年以上、下水の清掃や工場に携わる川口宏さん(50)は、「下水管の中は危険や汚さはつきもので、多くの人が嫌がる仕事だ。でも、誰かがやれなければならない。だからこそ、『俺がやらねば』というやりがいも出てくる」と語る。
 昨年12月の有効求人倍率は全体では0・72倍だが、「接客・給仕職」「警備職」はともに3倍を超える。
 斎藤さんも、自身の体験を踏まえて言う。「選ばなければ職はある。(職を選んで働かない人は)甘えているなぁと思う。どんな仕事でも続けているうちに、生きがいや、やりがいが見つかるのに」

 斎藤さんの様な仕事をされている人のお陰で快適な生活を送ることが出来るのだと思っている人は、果たして何人いることだろうか。蛇口をひねれば水が出る。トイレで水を流す。当たり前のことと思ってはいけない。多くの人に支えられていることを我々等しく考えなくてはならない。
 俺が俺がの「我が」の世界ではなく、お陰お陰の「げ」の世界の心を持つことが大事ではないか。
 あわせて、「俺がやらねば」の心意気を、政治家等しく持つことが今求められているのではないか。
 人に責任を転嫁する首相の発言、ブレにブレてしまう答弁を聞くにつけ、「俺が首相だ」「1億2500万の国民を、国を背負っているのだ」という気概を持って戴きたいとつくづく感じるものである。
 斎藤さんや川口さんのお話に誇りや勇気、感激を与えてもらったと、心から感謝したい。


本日提出した質問主意書3件

№80 日本漢字能力検定協会に対する文部科学省の指導監督に関する質問主意書

№81 日本相撲協会に対する文部科学省の指導監督に関する質問主意書

№82 財務大臣の諮問機関である財政制度等審議会が定額給付金制度の撤回を求めたことに対する政府の見解に関する第3回質問主意書

※ 質問主意書の内容は下記の衆議院HPでご覧頂けます。

衆議院ホームページ

鈴 木 宗 男
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新党 大地 
鈴木宗男 オフィシャルページ 
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