宗男日記から

ムネオ日記
２００７年１２月１日(土）
　朝４時２０分までテレビ朝日「朝まで生テレビ」に出演。「検察の正義とは？国策捜査とは？」というテーマで、良い議論ができたと思う。どの仕事をしていても、どの立場にいてもいえることだが、人間として、人としてのしっかりした心構えを持たずして何の正義か。
　手柄や出世を追い続けていたら、自(おの)ずから公平、公正の基本がなくなってくる。権力を背景に何でもありのやり方は、逆に基礎体力を失っている証(あかし)かも知れない。
　５年前、私は取り調べを受けている時、検察のあまりにも一方的なシナリオ・ストーリーづくりに驚き、検事に「私は政治家である前に人間としての心を忘れないでやってきた。検察官である前に人間としての心を持つことが大事ではないか」と言ったことがある。松山千春さんがコンサートで「公正・フェアーとは、他人(ひと)に求めるものではない。自らが求めるものなのだ」と話していた重みをしみじみ思い出す。
　１１時半から銀座で「北方領土返還要求行進（中央アピール行動）」が昨年に続いて行われ、参加する。北方領土返還に向けての世論喚起・行動だが、内閣府の役人はきていたが、外務官僚の顔は見あたらなかった。外交交渉は外務省の専管であるのに、その外務官僚が一人もきていないというのはどうしたことか。佐藤優さんが参加しており、「鈴木さん、外務省からもきています。休職外務事務官ですが」と言って笑っていたが、佐藤優さんが参加したことに、根室市関係者は大変喜んでおられた。
　今日のこの会合で、取材や行進参加者を規制していたのに驚いた。内閣府の指導なのか、どこからの横やりなのか調べる必要がある。とんでもない対応である。そんなことで世論喚起と言っても話にならない。ふざけたことだった。
　午後の便で札幌に向かい、ＮＰＯ法人北海道活性化センターで講演。
　１９時から岩見沢市新党大地支部・鈴木宗男後援会合同懇親会“ムネオdeナイト”に出席。大勢の皆さんが参加して、盛大に行う事ができた。
鈴 木 宗 男
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