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鴻風俳句教室

皆さんのホームページです
写真と俳句で美を追求しましょう
そしてこの世に生まれてきた証を残しましょう
 

虎尾草や石倉造りの喫茶店(虎尾草ほか・・・)写真12枚俳句12句

2016年08月24日 08時34分43秒 | 俳句と写真で美を求める=句写美じぃじ

1・虎尾草は「鴻風俳句教室」の会員であった方が、送ってくださったものである。

・2~3年はあまりぱっとしなかったが、今年は暑かったせいか4本、きっちりと咲いてくれた。

・花期の短い花である。

2・2016年(今年)は、8月中の1週間に颱風が3つも上陸して、渚滑川・常呂川、石狩川などで、

・ビート大根・玉葱・米などに大きな被害があった。

・鴻は雨の合間を見て咲いていたグラジオラスを全部剪ってきた。

3・サンスベリアの鉢にきれいな、白と云うべきか、クリーム色と言うべきか、

・茸が生えてきた。毒茸の「小鬼茸」に似ている。何回引っこ抜いても出てくるのだ。

4・一握りの豇豆をもって、いつも珈琲を飲みに来る女性が来た。秋を感ずる。

5・今年は向日葵の花があまり見られない。毎年この辺りはたくさんの向日葵を見ることが出来るのだが。

6・返り花とは初冬に咲く花をいうが、春に咲いた花が秋に再び咲いている。これもまた返り花だろう。

7・北海道では「郁李の実」と言わず、「こんめ(小梅)」と呼んでいるようだ。

・ジャムにでも、「小梅酒」でも作るが、中国では中の種で薬を作るのに植えている。

・「郁李(yu/li)」は中国語である。

8・8月23日久しぶりの青空なので、カメラを持ち「水引草」を撮影に行ってきた。

・近くに個人の庭だが大群落があるのだ。

・それぞれの花の他の句は、「鴻風俳句教室」で見て頂きたく思います。鴻風

 

 

・虎尾草や石倉造りの喫茶店

 

 

 

・虎の尾の逃げ足早しすぐに散る

 

 

 

・子が通る虎尾草くるくるまわしつつ

 

 

 

・ばつさりとグラジオラスを剪る男

 

 

 

・鉢に生ふ茸見るほど毒毒し

 

 

 

・一握の豇豆を持て来てくれし女

 

 

 

・ひまわりの大きな笑ひ母の様

 

 

 

・返り咲く箱根空木をいとほしむ

 

 

・雨あがり箱根空木の返り花

 

 

 

・日が爆ぜていよよ真紅の郁李の実

 

 

 

・一、二本銀水引きの花紛れ

 

 

 

・水引草水流れゆく夕間暮れ

・写真12枚/俳句12句

 


ダリア(・緋のダリア千年前の人を恋ひ)写真・12枚 俳句・12句

2016年08月14日 22時51分42秒 | 俳句と写真で美を求める=句写美じぃじ

・石蔵へ続く農道ダリア咲く・・14日
・緋のダリア千年前の人を恋ひ
・貧相な詞藻やダリア枯れ初むる
・掬水を戴きダリア戴けり

ダリヤの俳句を8句作った。そのうち4句をここに張ったが、あとは「教室」でご覧ください。

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 「ダリア」は江戸時代末期オランダからに日本に入ってきたと言われている。
 入ってきてからは「天竺牡丹(てんじく・ぼたん)」と呼ばれていたようである。

 広辞苑やブルタニカ百科事典では1万種程度と書かれているかわからないが、植物事典では数万種類となっている。

 数万醜類もあるのだろうかとは思うが、鴻風の知人でダリアが好きで縦横10m程の畑にダリアの花だけを植えている人を知っている。

 どのぐらいの種類ありますかと聞いたら、「自分でもわからないのだが、300種類はありますね」と
いっていた。
 
 実際にはどれぐらいあるのであろうか。

 

 

 

・捨てられし仔猫の甘声立葵

 

 

 

・逃げてなほ戻る仔猫や立葵

 

 

 

・一夜にて一万句なす漢西鶴忌

 

 

・祈るとは目を瞑ること長崎忌

 

 

 

・病院のテレビに見入る長崎忌

 

 

 

・蜩の儚き夕べ人恋し

 

 

・寒蟬の不意に鳴き出す裏の山

 

 

・日暮の夕べ鉦打つ音を聞く

 

 

・林立の夜の向日葵の立ち泳ぎ

 

 

・向日葵の群雄太陽欲しいまま

 

 

・向日葵の誘発したる里ことば

 

 

 

・緋のダリア千年前の人恋へり

・写真・12枚 俳句・12句

 


立 秋(立秋や花弁の欠けし百合一茎)写真12枚・俳句12句

2016年08月08日 18時59分42秒 | 俳句と写真で美を求める=句写美じぃじ

・北海道の場合、五月の快晴続きに始まり、六月の毎日の雨、七月も雨であり、後半に入って晴れてきた。

・八月に入ると、割と暑い日に恵まれた。そして九夏も終わり、今年は8月7日が「立秋」であった。

・立秋の日、朝6時に庭に出たが、その風の冷たさに愕いた。確実に秋が来ているのだ。

・「古今集・秋の部」に「秋来ぬと目には清かに見えねども風の音にぞ驚かれぬる:藤原敏行」の通りであった。

・それにしても北海道でも30度越えは当たり前で、36度になっているところもある。

・鴻の庭に誰かが捨てていったとしかおもえないのだが、子猫がミャアミャアと鳴いている。

・腹が空いているんだろうと思い、連れてきてミルクでも飲まそうと思い近寄ると素早く逃げる。

・それでいながら、「おなかがすいた」と鳴いている。昨日と今日で2日間鳴いている。

・「お母さん、どこにいるの。」と鳴いている。逃げないで暮れれば、ミルクもご飯もやれるのだが。

・知人に話したら、保健所に電話を掛ければいいんだ。」と言う人と、

・「それは市役所だ。」と言う人がいる。みなさんなら、どうするだろう。知惠を貸して戴きたいのだが。

・それにしても9位まで落ちてしまった。かわいそうな、鴻さん。よろしくね。

 

・炎熱へ開きし孔雀てふ名を持つ花

 

 

 

・鮮烈な赤き命の花仙人掌

 

 

 

・立秋や花弁の欠けし百合一茎

 

 

 

・リコリスの花蕊に四香の形見かな

 

 

 

・丹念に磨く佛具や百合の花

 

 

 

・パプリカの花吹く今朝の秋の風

 

 

 

・葉隠れに南瓜の雄花大いなる

 

 

 

 ・白桔梗遠くに母の死装束

 

 

 ・足裏も老いゆきにけり白桔梗

 

 

 

・花火にも似し毒芹の花美しき

 

 

 

・毒芹の花影に寄る有情かな

 

 

 

 ・毒芹の花の花托へ秋の風

写真12枚・俳句・

 


サンスベリアの花他(するするとサンスベリアの花となる)写真12枚 俳句7句

2016年07月30日 09時11分34秒 | 俳句と写真で美を求める=句写美じぃじ

・すべてじぃじの家の庭に咲く花々である。サビタの花もである。

・もっとも「サンスベリア」だけは年がら年中、家の中に鎮座している。

・サンスベリアは去年から咲きだし、去年は3本咲いた。だが今年は2本だ。来年は1本のつもりなのかもしれない。

・ともあれ我が家に来る人は「これにも花が咲くんだ。」と言って愕いている。

・花の咲かない植物はないだろう。

・「箱根空木」も名前に「箱根」は付くが、「箱根では見たことがない。」等という人もある。

・北海道では「サビタの花」というが、本州では「糊空木」というし、ま、花の名も厳密では無いようだ。

・「桔梗」は俳句では「秋」の花になっている。昨日も、本州に住んでいる女性から、

・「桔梗が今頃咲くの?本州では一ヶ月も、もっと前に終わったは。」と言われた。

・こうなると、俳句での季語の分類も、その地方によって違うではないか。

・「擬宝珠の花」はこれから咲き出す。じぃじの庭には四種類のギボがある。

・雨が3日降り続き、花たちはみんな地に伏せている。7月30日紀

 

 

・俳人の詞は虚実空木散る(箱根空木)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・下校児の聲辛き出す風涼し (フロックス)

 

 

 

・ルピナスの乱立を吹く阿諛の風(ルピナス)

 

 

・するするとサンスベリアの花となる(サンスベリア)

 

 

 

 

 

 

・花の師の母が好めり擬宝珠の花(ギボの花)

 

 

・サビタ咲くアイヌコタンの出入り口(サビタの花)

 

 

 

 

 

・桔梗咲く海南縞の海弾け(ききょう)

 

 

 

写真12枚 俳句7句

 


升麻の花・アスチルベ・沙羅の花(明日咲くを信じ無垢なる沙羅の花)写真12枚・俳句11句

2016年07月22日 07時13分45秒 | 俳句と写真で美を求める=句写美じぃじ

・升麻の花は日本が原産地である。北の利尻には「利尻升麻」南の沖縄には「泡盛升麻」がある。

・泡盛升麻の花がヨーロッパに渡り、そこで品種改良されたものが「アスチルベ」と名前を変えて庭花として植えられている。

・升麻は野性的だが、アスチルベは優しく幻想的な雰囲気を醸し出している。

・花持ちもよく、切り花としても人気がある。沖縄の泡盛升麻が改良され「泡盛草」とも呼ばれている。

 

・ご近所さんの「沙羅の花」が咲き出した「夏椿」とも呼ばれている。

・椿の花とそっくりからである。ただ、純白な花で他の色はないので「夏椿」といわれる。

・平家物語に出てくる「~娑羅双樹の花の色、盛者必衰のことはりをあらはす~」とは別種である。

 

・アイリスの花も終わった。

・花は夏から秋へと進み、コスモスが咲き出している。 

 

 

・黄金の利尻升麻に通ふ蟲

 

 

 

・利尻山想ひ升麻の花手入れ

 

 

 ・沙羅の花落ち敷く道の曲がり角

 

 

 ・夏椿見上げし老女去りがたく

 

 

・アスチルベ煙の様に咲く小庭

 

 

・沖縄の海の青さや泡盛草

 

 

 

 ・

 

 

・誰がために淡き紅引く夏椿

 

 

・ささやかに花粉こぼせり沙羅の花

 

 

・明日咲くを信じ無垢なる沙羅の花

 

 

・地に落ちしことを受け入れ沙羅の花

 

 

・アイリスの淡き青紫に日当れり

 

・写真12枚、俳句11句

 


恵庭岳・絵筆菊など(保母さんの声飛ぶ野面絵筆菊)

2016年07月04日 20時22分18秒 | 俳句と写真で美を求める=句写美じぃじ

・子供が東京から来た。6月の末から7月にかけての夏と、正月の2回である。

・子供と言っても40歳を過ぎた男であり、実のなる植物に興味をもち、

・山ぶどうやこくわ等の蔓を採り、それを栽培している。

・その蔓を採りについて行くと、恵庭岳が雲の峰を従えて聳えている。

・紅輪たんぽぽ、たんぽぽもどき、紅苜蓿等が咲き乱れている。

・撫子はじいじの庭のものである。 

 

・恵庭岳雲の峰とぞ背を競ひ

 

 

・明るくて紅輪たんぽぽ伸び出せり

 

 

・保母さんの声飛ぶ野面絵筆菊

 

 

・園児みな野に放たれし絵筆草

 

 

・黄雲(こううん)に見まがふたんぽぽ煙るかな

 

 

・野を満たすたんぽぽもどき直立す

 

 

・黄金の山吹升麻枯れ急ぎ

 

 

・升麻生ふ利尻山頂仰ぐ人

 

 

・撫子の花婉々と這ひ出せり

 

 

・ほっかりと紅苜蓿咲ける道

 

 

・ままごとの蜜吸ふ遊びうまごやし

・苜蓿の蜜吸ふ髯の長き蟲

 

 

 

 

・写真12枚・俳句12句

 


君子蘭(一鉢に五本の君子蘭咲かせ)写真12枚・俳句6句

2016年06月25日 11時10分16秒 | 俳句と写真で美を求める=句写美じぃじ

・君子蘭は5月の花で、ブログに載せるには少しためらっていると、

・「あの大きな鉢に5本咲かせていた君子蘭は今年も咲きましたか?」と、

・このブログを見てくれている、ある俳人から言われた。

・咲いたなら見せて欲しいと言われたので、時期的には1ヶ月遅れましたが晴らせて戴きました。

 

・艶やかな花冠五つは争はず

 

 

 

・日を受けて花芯の黄金煌めけり

 

 

 

・一鉢に五本の君子蘭咲かせ

 

 

・五年経つ実生の枇杷に花つかず

 

 

 

 

 

 

・雨予報玄関に入れし君子蘭

 

 

・玄関に明るさもどす君子蘭

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

・写真12枚・俳句6句


鉄線花・手毬花など(こんもりと無垢の色もて手毬花)写真12枚・俳句10句

2016年06月15日 20時19分56秒 | 俳句と写真で美を求める=句写美じぃじ

>>6月13日(月)にカメラを担いで一回りしてきた。

>>免許更新の時の「四つ葉マーク」を買い、磁石式で前はボンネットで葉って置いたが、

>>バイパスを少しスピードを上げて走ったら、飛んで行ってしまった。

>>仕方がないので、家から10分ほど離れた自動車学校に売っていることを思い出し、買いに行った。

>>この辺りの家は、庭の手入れも行き届いており、花があれば撮らせて貰おうと思い歩いてきたが、

>>やはり春から活への過渡期で、これという花を見ることは出来なかった。

>>そんなことで、じいじの家から20分範囲のご近所さんの花たちである。

 

・上目指す気を失はじ鉄線花

 

 

 

・こんもりと無垢の色もて手毬花

 

 

 

・雪 柳

 

 

・枝枝に秘めごとを秘め姫林檎

 

 

 

・風生まれ空を掃き出す花林檎

 

 

 

 

 

 

・ひなげしの野を駆けめぐる青馬と白馬

 

 

 

・頭垂れ反省しをり芥子坊主

 

 

・虞美人草女人のやさしきことば欲し

 

 

 

・チャイブ咲く保育所跡地みがく風

 

 

 

・蝦夷葱の花の頭を撫でてみむ

 

 

・花十方突貫忍冬寂しきか

 

・写真12枚・俳句10句

 

 

 

 


芝桜&藤の花(まだ咲けぬ芝桜あり初夏過ぎし)

2016年06月11日 20時16分46秒 | 俳句と写真で美を求める=句写美じぃじ

・今年の春の花も完全に終え、夏の花に変わりつつある。

・変わりつつあると言っても、北海道では、この6月という季節が一番花の無い季節と行っていいようである。

・今日もカメラを担いで公園を含め歩いてきたが花らしい花を見ることが出来菜かった。

・この芝桜も、「夏雪草」の前に貼らなければならないものであった。

・ただ、一部咲かない箇所がいま、けなげにも咲いている。 

 

・芝桜は花弁(はなびら)が5枚。6枚以上を探せたら幸せになれますよ。

・この写真の中にあるかも、。お暇な方は、幸せを探して見てください。

 

 

 

 

 

 

 

・まだ咲けぬ芝桜あり初夏過ぎし

 

 

・岩を這ひ芝桜の尾垂れ下がる

 

 

・芝桜へほつほつと咲く夏雪草

 

 

 

 

・咲かぬ箇所ある芝桜慎ましき

 

 

 

 

 

 

 

 

・藤3枚は少し離れたご近所さんの藤棚より

 

 

・藤棚を抜け垂直に藤の花

 

 

 ・芝櫻(8枚)+藤(3枚)

 

 

 


夏雪草ほか・(・延ふことも人生にはあり夏雪草)写真12枚・俳句8句

2016年06月02日 16時40分51秒 | 俳句と写真で美を求める=句写美じぃじ

・春の花から夏の花へと様変わりを感じがする。

・この「夏雪草」にしても、5月から7月まで咲き継ぐ花で、この純白の花が、まるで雪を思わせるのである。

・原産はヨーロッパの山岳地帯に自生すると言うが、さもありなんと思わせる。

・花にも流行があるらしく、先日土を買いに行った苗木やさんで、ポットにわずかな苗が入って

・「いま・流行の花」と書いてあった。それで、「今はやりなんですか。私の所では20年前から咲いていますよ。」

・と言ったら、「これ高いんですよ。たくさんあるんですか?」というから、

・「他の、草木を手入れするのに、踏んづけています。」といって、笑ってきました。

・苧環は「西洋おだまき」は背が高いので好きになれない。この「深山おだまき」は背が低く利尻からのものである。

・札幌では現在「ライラックまつり」をやっている。

 

 

 

・夏雪草(4枚)

 

・夏雪草溶岩に添ひ這ふひ出せり

 

 

・延ふことも人生にはあり夏雪草

 

 

 

・紅をもて割込む妬みアルメリア

 

・おだまき(3枚)

 

・一群の西洋苧環足長し

 

 

苧環(3枚)

・海の藍思はす深山をだまきぞ

 

 

・リラ(5枚)

 

 

 

・彩淡きリラに雨来る空低し

 

 

・張詰めし花房にほふリラ日和

 

 

 

 

 

・リラ冷えの美枝子の遊ぶ楽土かな

・「リラ冷え」と言う季語は、榛谷美枝子さんの作しものなり。

 

・写真12枚・俳句8句