くろちゃんの甲府城つづりⅡ

やまなしの甲府城跡や文化財のようすや活動を、
くろちゃんと仲間たちがなんとなく紹介するため再登場!

3.11  あの日を忘れずに.....

2016年03月11日 | 甲府城日記

5年前の今日は、決して忘れてはいけない日ですね。
東日本大震災。  多くの人の命が亡くなり、多くの街が無くなり、ごく当たり前の日常が奪わ
れた大災害でした。5年たった今も、まだまだ以前の生活を取り戻せない方々も、たくさんい
らっしゃるとお聞きします。

甲府も震度5と揺れましたが、我らが甲府城は、強い揺れにもびくともせず、野面積みの石垣は、詰め石一つ落ちる事もありませんでした。安山岩の堅い地盤に守られていたからなのでしょうね。

安山岩は アンデス山脈で多く産出されることから、「安的斯山脈(アンデスさんみゃく)の岩」の意味で、マグマが地表の浅い地下で短時間で冷やされ固まることによって、形成された火成岩だそうです。
耐火性に優れ堅く、国内トップクラスの石材「本小松石」と並び、「甲州小松石」(山崎石)などが、安山岩の代表的ブランドなんだそうですよ。

城内のあちこちに見える安山岩の露頭も、知識のない時は「どうして こんな邪魔な所に 石が?」なんて
思ったものですが、今は心強く感じられます。







被災者の方々に一日も早く平安な日々が戻りますように   (か)
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