by中村 公信さんFB
http://blog.goo.ne.jp/raymiyatake/e/d235f5c117d87fa5cef74b82f307e8a9より転載
【感涙!】NHK世論調査。「立憲主義を知っていた」が過半数!「立憲主義を重視すべきだ」が7割!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/18/e1/d00a88822f11f46e2ac06b1d6d69e958.png)
安倍政権になってから、憲法改正が必要だと思う人がガクンと減ったのがわかる。
そして今年初めて「必要ない」が「必要ある」を上回った!
NHK世論調査。憲法改正「必要ない」が「必要ある」を上回り、9条改正「必要ない」が「必要ある」の2倍に!
前の記事でも取り上げたNHKの世論調査では、日本国憲法、いや近代憲法の基本中の基本である「立憲主義」についても聞いています。
この「政府の権力を制限して国民の人権を保護する」という立憲主義を知っていたかどうか尋ねたところ、
1 「知っていた」が16%
2 「ある程度知っていた」が37%
3 「あまり知らなかった」が30%
4 「まったく知らなかった」が11%
でした!
国家権力の手を縛って国民の人権を保障するという立憲主義について、「知っていた」人と「ある程度知っていた」人を合わせると、なんと53%で過半数ですよ!
なにしろ、自民党の憲法改正草案を作った磯崎陽輔首相補佐官がこの草案を作るときに立憲主義とは何か知らないどころか、言葉を聞いたこともなかったんですから、この国では国民の方が政治家よりよほど賢いことがわかります。
戦後憲法学の第一人者芦部信喜先生も草葉の陰で号泣しておられるでしょう。
磯崎陽輔首相補佐官が「関係ない」と言っちゃった法的安定性はなぜ重要なのか。
NHKは一昨年も同じ項目の調査を行っていますが、立憲主義を「知っていた」「ある程度知っていた」という人の割合はいずれも増加しています。
これはまさに立憲主義を踏みにじって、解釈で集団的自衛権の行使を容認するとしたアベ政治の、良い意味での副産物ですね。
さらに、この世論調査で、憲法解釈や憲法改正を議論するにあたって、立憲主義の考え方を重視すべきかと思うか聞いたところ、
1 「重視すべきだ」が69%、
2 「重視する必要はない」が12%
で、回答したおよそ7割の人が「立憲主義を重視すべき」だと考えていることがわかりました。
いやあ、素晴らしい!
野党共闘が立憲主義を旗頭の一つにすることは、実に国民の要求にかなっていることがわかり、ほっとしました。
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立憲主義を大切にすべきだという訴えはちゃんと国民に届いていたんですねえ。
国民の過半数が立憲主義について知っているなんて国は、世界中で日本だけじゃないでしょうか。