異教の地「日本」 ~二つの愛する”J”のために!

言論宗教の自由が保障され、ひとりひとりの人権が尊ばれ、共に生きることを喜ぶ、愛すべき日本の地であることを願う。

「いじめから逃れるためにお金を払わされていただけで、いじめではない」~金銭要求「いじめ認定困難」=教育長が見解、原発避難-横浜

2017-01-21 22:42:14 | 教育 学校 家庭 いじめ

金銭要求「いじめ認定困難」=教育長が見解、原発避難-横浜

 
 東京電力福島第1原発事故で福島県から横浜市に自主避難した中学1年の男子生徒がいじめを受けた問題で、横浜市教育委員会の岡田優子教育長は20日、「(同級生からの)金銭要求をいじめと認定するのは困難」と述べた。市議会の委員会で質問に答えた。
 生徒側は、いじめと認定するよう求めているが、岡田教育長は「第三者委員会の答申を覆すのは難しい」と述べた。
 男子生徒はいじめを受けていた小学5年の時、同級生から「賠償金をもらっているだろう」と言われ、自宅から現金を持ち出して1回5万~10万円を渡していた。
 市の第三者委が昨年11月にまとめた報告書は、「金銭授受はいじめから逃れるためだった」と指摘した上で、「おごりおごられる関係で、いじめとは認定できない」と判断した。生徒側は今月10日、いじめと認定するよう求める要望書を提出していた。(2017/01/20-19:33)

 

 

https://1kando.com/44289より転載

「いじめから逃れるためにお金を払わされていただけで、いじめではない」

東京電力福島第1原発事故で福島県から横浜市に自主避難した中学1年の男子生徒がいじめを受けた問題で、横浜市教育委員会の岡田優子教育長は20日、「(同級生からの)金銭要求をいじめと認定するのは困難」と述べた。
生徒側は、いじめと認定するよう求めているが、岡田教育長「第三者委員会の答申を覆すのは難しい」
男子生徒はいじめを受けていた小学5年の時、同級生から「賠償金をもらっているだろう」と言われ、自宅から現金を持ち出して1回5万~10万円を渡していた。
市の第三者委が昨年11月にまとめた報告書は、「金銭授受はいじめから逃れるためだった」と指摘した上で、「おごりおごられる関係で、いじめとは認定できない」と判断した。生徒側は今月10日、いじめと認定するよう求める要望書を提出していた。

 

!!!!! すごい結論を考えたもんだ!!!!!!!!!!

 タカリとかゆすりとかカツアゲしても、”おごってもらったと言えばいいんだ!!

 

http://toptwitter.com/ja/%E9%87%91%E9%8A%AD%E8%A6%81%E6%B1%82

@hi_su_i_cl 🔁小学生が1回 5~10万円を「おごりおごられる関係で、いじめとは認定できない」

本気でそう思っているなら教育長やめた方がいい。

「異常です」

 

@k_RAI_nokakera 🔁これはひどい。
1回5万~10万の金銭を要求されて尚、「いじめじゃない」と言われてしまうとは・・・

 

@hayabusamai 🔁5千円1万円でも十分「カツアゲ」認定だよ?おごりおごられる?違うよ、おごらせられおごらせるだよ。一回で5万10万を「おごる」って社会人でもありえないからそれ。

 

 9 時間9 時間前

刑法犯なので警察へどうぞでしょうか。
教育長は横国大岡田名誉教授、影山弁護士、県立保健福祉大小林教授、田口弁護士、竹内医師、市中央児童相談所田﨑部長、星槎大西村教授、武蔵野藤森教授、東海大芳川教授の方々のせいにしてますが大丈夫?

 

 

 

 

 

 


≪なぜトランプが当選したのか≫ 「田舎の力をバカにしてたよね」 、パックンが語る“日本人の知らないアメリカ” 〔BuzzFeed 2017.1.20〕

2017-01-21 21:37:30 | シェアー

https://www.buzzfeed.com/daichi/pakkun-talk-about-trump?utm_term=.wnemmwd7g#.hdByylo2vより転載

BuzzFeed

「田舎の力をバカにしてたよね」 なぜトランプが当選したのか、パックンが語る“日本人の知らないアメリカ”

なぜ、トランプは当選したのか

1月21日、ドナルド・トランプ大統領が誕生する。あの過激な発言は、大統領になっても続くのか。お笑いコンビ「パックンマックン」のパックンこと、パトリック・ハーランさんに聞いた。ハーバード大卒のパックンは、アメリカ歴代大統領のスピーチを分析した「大統領の演説」を昨年、出版している。

Jun Tsuboike / BuzzFeed

——いよいよ、トランプ氏が就任ですけれども。

だいぶ落ち込みましたよ! 僕はオバマ大好きでしたし、ヒラリーの方が得票率が高かったから、余計に。オバマはスピーチの名人だったから解説しても面白いし、本にもなった。でもヒラリーとトランプじゃ、どっちにしても本にはならないかな。名演説を集めた僕の本の価値は変わらないと思うよ(笑)

——就任演説は、どんなものになりそうですか?

きっとね、トランプは目の前にいる人たちがどんな人かによって、話すことを変えると思いますよ。就任演説は、スピーチライターを使って、まともなことを言うでしょう。具体的な政策を挙げず、怒りを煽らず、アメリカを再び偉大にしよう、仕事を取り戻そう、という内容でしょうね。

——過激な発言は……?

Twitterは続けるでしょ。あとは、「本当のトランプを見たければ、集会に行け」。彼を支持している人は過激な発言を好む人たち。だからメディアもそんなに注目しない支持者の集会に行けば、トランプ節は聞けるでしょうね。まあ、トランプ節って、「イスラム教徒は出て行け」とか「メキシコ国境に壁を作る!」とか、暴言のことなんだけどね。

■「田舎の力をバカにしてた」

——なぜ、事前の予想を覆してトランプ氏が当選したんでしょう。

地方での世論調査の精度が落ちているんですよ。日本と違ってアメリカには全国紙というのはほとんどなくて、地方の世論はローカルメディアが支えている。でも、ネットの普及で地方新聞の衰退が日本以上に激しい。

よく報道されているように、得票率はヒラリーの方が多かったんですよね。でも、選挙結果が読めない、「スイングステート」と呼ばれる接戦区を落とした。だから負けた。その接戦区はどういう地域かというと、広い面積の中に人口の多い地方都市があって、そのほかは田舎、っていうところ。僕の故郷のコロラドもそう。同じ州の中に、都会対田舎、という構図があって、その2つは同じ州であっても全然違う。

じゃあ、アメリカで起きた分断、ってなんだったのか。

アメリカって、広いですよね。多くの人が見てるテレビはどこで撮ってますか?

——都会ですよね。

そこでコメントしている人は、どんな人ですか?

——都会に住んで、企業や大学に勤めている知識人ですね。

そうなんですよ。そういう人たちは、田舎の力をバカにしてたんだよね。でも、人口が少ない町は半分以上の支持をトランプが集めていたんです。

僕の故郷のコロラドだって、いっぱいトランプ支持者がいる。
田舎の町は、「God, guns and gays」と英語で言うんだけれど、宗教重視、銃所持支持、そしてアンチ・ゲイ。これが主な政治的イシューであり、主張なんです。あと中絶は認めない、という。地下鉄なんかはもちろんなくて、みんなクルマに乗る。そのクルマには「神の思し召しのままに」というステッカーが貼ってあって、カーラジオをつければ、クリスチャンロックや、聖書の言葉が流れ、道の脇には、「最近、神と対話しましたか」と教会の看板がある。ニュースは(保守的な)FOX。そういう世界。

今でも思い出すのは、中学生か、高校生くらいの時だったかな。近くの町が、キリスト教の中でも、すっごく保守的な福音派のコミュニティを誘致したんです。人口を増やすために税率も優遇した。気づけば、郊外の普通の住宅地だったのが、あっという間に、右派の街になっていた。

日本からメディアを通して見るアメリカって、ニューヨークだったり、ハリウッドだったり、都会ばかりだから信じられないかもしれないでしょう? でも、これもまたアメリカ。トランプを勝たせたアメリカなんですよ。

——「トランプを勝たせたアメリカは」とは、具体的にどういうアメリカ?

けっきょく、貧しくなっていく普通の人たちの意見を吸い上げられてなかった、ってことだと思うんだよね。だからトランプだけでなく、「社会主義者」を自称し、今の政治のあり方を激しく非難する、バーニー・サンダースも支持された。

世界中で自由に貿易をして、移民も受け入れて、グローバリゼーションを進めていきましょう、とやってきた結果が、今までずっとアメリカの田舎にいた労働者の人の利益になっていない、見捨てられている、その実感が、「民主党ダメじゃん」につながったんだと思います。

そういう人たちにとって、メディアやセレブ、シリコンバレーの起業家みたいな人たちが「トランプやばいぞー。自由の国なのにー」と叫んだところで、「だってあなたたち、みんな金持ちじゃん。私たちの気持ちなんかわからないよね」としか映らないんです。

「今の世界は、ワンメッセージで語るには、限界がある」

——そうした人たちは、なぜ生まれたんでしょう?

民主党は1980年代以降、レーガン2期、パパ・ブッシュ1期と大統領選に勝ててなかった。景気が徐々に良くなる中で、ビル・クリントンは、貧しい人にも優しい高福祉国家を目指す民主党の路線を少し変えて、企業を優遇する中道寄りの方に向かった。その路線はオバマにも継承されています。

そうした中で、忘れられていたのが、グローバリズムの恩恵を受けられずに、逆にその影響で貧しくなっていった、工場労働者の人たちだった。これは民主党の失策だよね。だって、リベラル政党が貧しい人を救えなかったら、大元の支持基盤を失うんですから。

よく言われているけれど、バーニー・サンダースとトランプは似ているよね。共通しているのは、「反エスタブリッシュメント」。既得権益と闘う、という姿勢。貧しく、今の状況に不満を持っている人たちに支持されている、ということ。でもね、今の時代、カウンターカルチャーが流行ったニクソンの時代より、ずっと複雑だから、そんな単純じゃないと思うんです。

ISISやポピュリズム、ナショナリズム、ロシアや中国の台頭。移民の問題。今の世界は、「政府が悪いんだ!」「資本家が悪いんだ!」ってワンメッセージでシンプルに語るには、限界がある。それをやり続けるには、「怒れる人」というイメージで狂犬を演じて、常識人じゃないよ! ってアピールを続けなきゃいけない。これはとってもつらいと思うんだけどね…。本当に、トランプ後のアメリカが心配ですよ。

un Tsuboike / BuzzFeed

「メディアにも格付けが必要」

——日本も、アメリカと同じように、ポピュリズムが台頭するんでしょうか?

日本の人たちは自覚がないと思うけれど、やっぱり素晴らしい国です。誰もが受けられる義務教育のレベルが高いし、倫理観も高い。官僚も他の国に比べたらずーっと腐敗していないし、優秀ですよ。

アメリカとの関係でいうと、やっぱり憲法改正は、しばらく大きな政治トピックになるでしょうね。アメリカ側から見ると、戦後、日本がまた暴走しないように、GHQの指導のもと、平和憲法を作った。でも今となっては、アメリカだけで軍事大国をやるのには無理がある。中国とロシアも強い。だからその近くの日本に頼りたい。でも、憲法が邪魔になっちゃってるんだよね。だから、「日本の皆さん、自分たちで憲法変えてー」とお願いしている。

日本側も「憲法があるから軍隊出せないんですよ〜」というこれまでずっと使ってきた頭のいい言い訳は、今でも通用すると思うんですけどね。「ごめんなさーい」と言いつつ、工場建設やインフラ構築のような日本が得意な人道支援に集中すればいい。

——ただ、トランプ大統領はそれを許さないですよね。

トランプがいろんなことを要求してくるでしょうけど、その対応を選ぶのは日本の人たちですから。

でもね、ちゃんと国民が正しい判断をするためには、正しい情報が必要なんです。メディアは、抑制と均衡の中で、ブレーキ役を担ってほしいですよね。

今は、フェイクニュースがあふれる時代。マケドニアの少年たちがお小遣い稼ぎに、嘘ニュースを配信して、Facebookで拡散して、それが選挙結果に影響するような時代です。かといって、インターネットが悪いというのはナンセンス。だから僕は、債権格付けのムーディーズみたいに、メディアにも格付け制度を作ればいいんじゃないかと思うんですよ。「あそこは嘘記事書いたからC」「あそこはAプラスだね」。ニュースそのものが信頼に足るものかどうか、普通の人には検証なんかできないからね。

それくらい、情報って大事なんですよ。それを基に、国のリーダーが決まっちゃうんだから。

意見は、みんな色々持っていていい。でもそれは事実に基づいてないと、ダメですよ。ウソを基にした意見は、有害なだけです。BuzzFeedさんも、頼みますよ!

 
 
バズフィード・ジャパン 副編集長
お問い合わせ Daichi Ito at daichi.ito@buzzfeed.com.
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世界の首脳の中で唯一人無条件でトランプにすり寄る安倍首相~マハティール元マレーシア首相にも習近平の外交の足もとにも及ばない 〔天木直人のブログ2017.1.21〕

2017-01-21 18:42:23 | 外交、国際

http://天木直人.com/2017/01/21/post-5935/より転載

天木直人の公式ブログ

世界の首脳の中で唯一人無条件でトランプにすり寄る安倍首相

2017年1月21日

 きのうの夜、日刊ゲンダイの記者が聞いてきた。

 トランプの米国はどうなりますかと。

 たまたま私はその日(1月20日)の読売新聞が掲載していたマハティール元マレーシア首相のインタビュー記事を賛意を持って読んでいたので、その中の次の言葉を紹介した。

 「トランプ氏が何をするか。トランプ政権の真価の見極めは100日間では足りない。2年はかかると私は思う」

 そしてこう答えた。

 誰も分からない。だから何でも言える。しかしそんな予測をするよりも明日からのトランプの政策を見極めていく事だ。それが評価だ。

 マレーシアのマハティール首相は、私が外交官人生の中で接した首脳の中では傑出した政治家の一人だ。

 90歳を超えてなおトランプ大統領に対する的確な評価を下す、その器量はさすがだと思った。

 まさしくトランプ大統領の政策は誰にも分からない。

 おそらく本人も分からないに違いない。

 どうとでも変化していく可能性があるのだ。

 トランプ大統領の政策は、世界各国の動きと連動して、良くも悪くもなるのだ。

 だからこそ、各国の首脳はみな口を揃えていう。

 トランプの出方を見極めると。

 そしてその後で必ずこういう。

 米国第一主義のトランプ大統領の政策が我々の国益と反しない事を願うと。

 そのようなトランプ大統領との米国と良好な関係が出来るようにしたいと。

 これは、言い換えれば、米国との関係は重視する。しかしトランプ大統領の米国が自国の国益に反する政策を取ってくれば、自国の国益を守るために戦う、ということだ。

 しかし、そんな事になればお互いが損をする。

 そんな馬鹿な真似をトランプの米国がしないように外交努力をしていきたいということだ。

 あたりまえのことである。

 そして、この事を、最もはっきり、繰り返して言っているのが、中国の習近平主席である。

 そして、中国のように、米国の軍事覇権に挑戦できるようになった大国でなくても、どの国もトランプ大統領の米国に向かい合う立場は同じであるに違いない。

 そして、これこそがまさしく正しいトランプ大統領の米国に対する対応策なのである。

 ところが、そのような世界の大勢の中で、ただひとり、無条件で、トランプ大統領の米国と軍事同盟を強化していくと、世界に公言してる首脳がいる。

 それが日本の安倍首相だ。

 トランプ大統領はその就任演説でこう言った。

 古い同盟国との関係を強化するとともに、新しい同盟国をつくっていくと。

 この言葉の意味するところは、米国の外交関係の再構築である。

 古い同盟国との関係は当然視し、あらたな同盟国との関係構築に力を入れるということだ。

 対米従属があたりまえの日本は、何を言っても従うから、ますますトランプ大統領の眼中から消えていくだろう。

 これが、戦後レジームから決別し、強く美しい日本を取り戻すと公言している安倍首相の成れの果てである。

 日本を取り戻す絶好のチャンスだと言うのに、自らそれを放棄している。

 トランプ時代には最弱、最悪の首相であるということだ。

 安倍首相の外交が習近平の外交の足もとにも及ばない理由がここにある(了)

 

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安倍・トランプ会談は、統一教会のルートによるものだった! 〔新潮45が伝える 2017.1.18〕

2017-01-21 15:02:09 | シェアー

http://dailycult.blogspot.jp/2017/01/45.htmlより転載

2017年1月18日水曜日

安倍・トランプ会談は統一教会の手配だった!新潮45が伝える

 新潮45・2月号表紙と目次
 

昨年11月18日(日本時間)に実現した安倍首相とトランプ次期大統領の会談。


 その会談について、トランプ当選を予想していなかった政権サイドが統一教会(家庭連合)のルートを使って会談に漕ぎつけていたことを本日発売の新潮45が伝えている。

当該記事は『安倍・トランプ会談を実現させた「カルト宗教人脈」』
執筆者はジャーナリストの時任健作氏、カルト取材の先駆者だ。

副題として「ルートがなかったはずのトランプ氏と当選直後に会談できたのは、霊感商法や合同結婚式で知られる韓国系新興宗教のおかげだった」と記し、安倍・トランプ会談の内幕を暴いている。

記事の要旨はこうだ。

 「昨年11月9日夜、米大統領選での電撃的なトランプの勝利宣言に慌てた安倍晋三首相が激怒。外務省を含む官邸ブレーンがヒラリー勝利を予想し、トランプ陣営へのアプローチについて全く準備をしていなかったからだ。
 その安倍首相の怒りを収めたのは、統一教会=国際勝共連合と近しい安倍側近議員。統一教会=勝共連合がトランプとのホットラインを持っていること知るこの側近の進言で、安倍首相は勝共連合の“重鎮”に電話を掛けトランプ陣営への取次ぎを依頼。
その重鎮から統一教会の韓鶴子総裁を経由してトランプの娘婿に繋がり、その結果、15時間後の翌10日午前7時55分から20分間に及ぶ安倍・トランプの電話会談が行われ、18日(日本時間朝)NYトランプタワーでの直接会談が実現した」

安倍・トランプ会談のお膳立ては、全て統一教会人脈によって取り図られたことになる。

「不愉快な非公式ルート(外務省幹部)」で実現した
「安倍・トランプ会談」(産経ニュースより)
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
  
 記事は、岸信介の代から安倍晋三へ連綿と続いてきた統一教会=勝共連合との関係にも触れている。その中で、やや日刊カルト新聞や週刊朝日、FORUM21 で本紙鈴木エイト主筆が寄稿した一連の記事の内容、北村経夫問題や教団名称変更、安倍側近と同教団との関係、トランプの次男と文鮮明の四男・七男との関係、そして世界戦略研究所についても言及している。

トランプとの外交ルートを持っていなかった外務省の幹部は、この統一教会ルートについて「不愉快な非公開ルート」と評している。

霊感商法や偽装伝道などで日本国民に多大な被害を与え続けてきたカルト教団と安倍政権との関係はより緊密なものとなったと云える。

 

 

 

 


福澤諭吉は民主主義者ではなく軍国主義者だった 〔dot. 2017.1.19〕

2017-01-21 11:54:17 | 戦前回帰 明治 国家思想

https://dot.asahi.com/wa/2017011800026.htmlより転載

福澤諭吉は民主主義者ではなく軍国主義者だった

(更新 2017/1/19 07:00)
福沢諭吉 (c)朝日新聞社

福沢諭吉 (c)朝日新聞社

 

「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」。人間の自由平等を説いた福澤諭吉。明治の偉人だが、その実体は超国家主義者だとしたら……。『マンガまさかの福澤諭吉』(遊幻舎)の作者・雁屋哲氏が、検証した福澤のウラの顔を本誌に語った。

──「美味しんぼ」の原作者がなぜ福澤諭吉に関心を持ったのですか。

 中学高校で教わった通り、福澤諭吉は民主主義の先駆者だと思い込んでいました。ところが30年ほど前にあるきっかけから福澤の「帝室論」「尊王論」を読むと、日本国民は「帝室の臣子(家来)なり」と書かれていて驚いた。世間の福澤諭吉像を覆すような文章がどんどん出てくる。それが興味を持った始まりです。

──あの名言も実は福澤の言葉ではなかった。

 代表作「学問のすすめ」の冒頭には「『天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず』と言えり」とあります。「言えり」は伝聞体で、本人の言葉ではない。一説によるとアメリカの独立宣言の一部を意訳したとも言われている。つまり、もともと福澤の思想から出た言葉ではないのです。このことは福澤が創立者となった慶応義塾大学のウェブサイトにも明記されています。

──「まさか」ですね。

 まさに、まさかの連続でした。「学問のすすめ」だけを読んでも「分限(身の程)を知れ」「(自分の)身分に従え」など、およそ自由平等とは程遠い言葉が次々に出てくる。教育のない者を「無知文盲の愚民」と呼び、そうした人々を支配するには力ずくで脅すしかないと言いきっています。独裁者でもここまで露骨なことは言えません。

──「学問のすすめ」は、教育の大切さを説く本です。なぜ、そんなことを言ったのでしょうか。

 教育といっても、福澤は政府が政治をしやすいような人間になるために学問を推奨し、その結果、国民に報国心を抱かせようとしていた。そうなると「天は人の上に人を造らず、人の下に人を造らず」は単なるキャッチコピーに過ぎません。最初にこの言葉に興味を持った人を、民主主義とは反対の方向へ導こうとする。これでは思想的な詐欺と変わりありません。「学問のすすめ」では「大名の命も人足の命も、命の重きは同様なり」など、人間本来の平等を説いている部分も何カ所かある。これは人が経済的、社会的に成功するかどうかは智を持っているかどうかで、生まれつきの違いはないと福澤が考えていたからです。こうした思想は、中津藩の下級藩士だった父親が身分格差から名を成すことができなかったことが影響しているといわれています。一方で智なき愚人は嫌悪の対象とし、当時の平民を「表向きはまず士族と同等のようなれども、(中略)その従順なること家に飼いたる痩せ犬のごとし」と見下しています。

──福澤が明治15年に立ち上げた時事新報は、当時の新聞が政党機関紙化していたなかで独立を掲げ、一躍日本を代表する新聞になりました。

 ところが福澤はその新聞発行の趣旨で、自分が一番やりたいことは国権皇張だと言っています。これは日本の権力を他の国に及ぼすという意味。つまりアジア侵略です。侵略される側からしたらたまったものではありません。日本最大の新聞を発行し、慶応の塾長も務めた人間がこんなことを堂々と述べていたのです。もともと福澤の大本願は日本を「兵力が強く」「経済の盛んな国にする」こと。そのために天皇を国民の求心力の象徴として利用しました。

──富国強兵ならぬ強兵富国とは。つまり民主主義者とは正反対の考えを持っていたということですか。

 実際に、日本が朝鮮支配を進めるために福澤が果たした役割は小さくなかった。詳しくはマンガを読んでほしいのですが、朝鮮宮廷内で起きたクーデターを計画したうえで実行にも加担し、明治政府が仕掛けた日清戦争では言論であおりまくった。戦争に勝つと国権皇張ができたと嬉し泣きしています。そのうえ軍は天皇直属であり、日清戦争は外交の序開きだと言うなど、侵略している意識すらなかったのです。戦争になったら国のために死ぬことが大義だと言い、教育勅語を歓迎した人物が民主主義者のわけがありません。福澤は天皇制絶対主義や皇国思想を日本人に浸透させ、朝鮮人、中国人への激しい侮蔑心をあおった。そのレールの上を走り、日本は第2次世界大戦に負けました。アジア蔑視は、現代の日本人にまで尾を引いています。

──しかし、福澤はそうした軍国主義的な思想を自分の新聞で堂々と述べています。それがなぜいまや民主主義の礎を築いた偉人に?

 昭和に入り福澤諭吉を高く評価し、その研究に多くの時間を割いた丸山眞男氏の罪です。丸山氏は福澤の言葉のなかから、自分の都合の良い部分だけつまみ食いしました。例えば「市民的自由主義」という言葉を使っていますが、福澤の文章のどこをとってもそんな表現はない。逆に福澤が「人民は政府の馬だ」と述べた部分は一切省いている。丸山氏は福澤の文章の行間を重視したり、著書をバラバラにして再構築する方法を採ったと述べています。それでは一体、福澤が何を言いたかったのかわからなくなります。

──なんのためにそんなことを?

 丸山眞男は戦後を代表する知識人。日本に民主主義を根付かせるために、あえて福澤を誤読したとも言われています。ですが、そのためにオリジナルの主張を捻(ね)じ曲げているとしたらとんでもない。多くの人は原本を読まず、丸山氏ら学者の権威に従って福澤を偉人と思い込んでいるのです。

──福澤の思想が、現代の保守政治家たちにも影響を及ぼしているのが問題だと。

 安倍晋三首相は2013年の施政方針演説で、福澤の「一身独立して一国独立す」の言葉を使い、日本を強い国にすると言いました。また日本会議は天皇を中心とする大日本帝国的な社会に戻ることを目指しています。これらの考えの最初の一歩を始めたのが福澤諭吉。つまり、福澤が明治の人々に行った洗脳はいまだ続いています。いま日本は、駆けつけ警護という訳のわからぬ言葉で、自衛隊が海外で敵と思った相手を銃撃できる国になりました。人を殺す戦争のできる強い国を目指すのは、まさに福澤の思想です。

──日本会議は皇室を敬愛する国民の心が日本の伝統にあるといいます。でも明治時代前の日本人は、殿様は知っていても天皇は知らなかった時代が長かったのでは?

 日本会議の言う日本の伝統とは討幕後の明治時代に意図的につくられたもの。大日本帝国時代のわずか80年の歴史だけをもって、日本の伝統ということ自体がおかしいのです。

──いま福澤を知る意味はなんでしょうか。

 日本がなぜこうなってしまったのか。まずそれを考えるには、その大本の思想をつくりだし、日本人を洗脳した福澤を正しく理解することが必要です。そのうえで真の日本のあるべき姿を議論できると考えています。(構成 桐島 瞬)

週刊朝日  2017年1月27日号