こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

雲間から昇る待宵月 2023年9月

2023-09-29 | 月、月光彩雲



月面への軟着陸が競われている時代になっても、夜空に明るい月が昇る場面はロマンに満ちた景色であると、わたくしは思っている。昨夜は十四夜の月(待宵月)が近くの尾根の上空に漂っていた綿雲(積雲)の背後から昇る場面があった。

日の入り30分後、深いブルー色を帯びた残照の夕闇に、中秋の名月と思えるほどの月が昇った。


綿雲の縁が明るい月光によって美しい彩りを帯びた。










28日午後6時過ぎ(日の入りは午後5時半頃)
撮影条件: ISO感度 1600-2500、シャッター速度 1/25秒〜1/60秒、絞りf値 7、RAW → JPG。

現像においては、残照による夕闇の色を再現するために、ホワイトバランスは白色蛍光灯に設定した。明るい月に露出を合わせようとすると、ホワイトバランスがオートおよび太陽光では、空が暗闇として写るからだ(参考資料、Canon Image GateWay「夕闇の月風景を演出させるカメラ設定の妙義とは」)。


現在、晴れているが、月が昇る方向は厚い雲(積雲)で覆われている。それでも、今夜の月(十五夜)が「中秋の名月」に相応しい輝きを放つ場面に出会えることを、わたくしは期待している。


追記(9/30)
昨夜は上空が厚い雲で覆われたために、名月を眺める機会はありませんでした。関東地方において、選択的に当地での空模様は良くなかったようです。

追加した画像は、明るく輝く「待宵月」に露出を合わせたときのものです。ホワイトバランスは上の画像と同じです。ISO感度 800、シャッター速度 1/500秒、絞りf値 9、RAW → JPG。






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2 コメント

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Unknown (こつなぎ)
2023-09-30 09:11:51
ハリーさん、おはようございます。
待宵月をタイトルに入れました当方の気分を察していただきありがとうございます。
このときはまだ幾分か明るさが残る空の色とその雰囲気をどこまで表現できるかと思っていましたので、「空の群青色が吸い込まれそう」とのコメントに感謝いたします。
ところで、昨夜は厚い雲が上空を覆ったために、名月を眺めることができませんでした。
コメントありがとうございました。
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Unknown (ハリー)
2023-09-29 16:06:03
待宵月…まつよいのつき、明日の満月をワクワクした気持ちで待ちながら目の前に輝くお月様を楽しんでいる。趣きがあって豊かな気持ちになりますね😊「その時」よりも待っているときのほうが意外に気持ちは膨らむ気がします
空の群青色が吸い込まれそうでステキですね✨
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