こつなぎの写真ノート

身近な自然の彩りを楽しみながら

逆光で引き出される魅力から、ハグロトンボ

2015-09-05 | 鳥/蝶/トンボ

近くの山林では、ハグロトンボがひらりひらりと飛んでいた。あたかも残暑の時を惜しむかのように。生息環境の変化(水質汚染や河川改修)によって、一時期、このトンボの数は減ったが、近頃は羽ばたく姿をよく見かけるようになった。 なお、日本のレッドデータ検索システムによると、東京都ではこのものが絶滅危惧種I類(絶滅の危機に瀕している種)に指定されている。

 

 

木の葉に止まったハグロトンボを逆光で撮ってみた。

 

 

均整のとれた形と生気に満ちた有様、翅(はね)を支えている筋(翅脈)の輝きなどの美しさに、私は感動を覚えた。強い日差しによって翅の模様が木の葉の上に映っていたことは、撮り手とって望外の喜びである。

ハグロトンボ(羽黒蜻蛉、カワトンボ科アオハダトンボ属)は9-10月(とくに、7-8月)に活動する。雌の体色は黒褐色であり、雄のそれは光沢のある緑色である。

 

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山道での花や景色から。

キキョウ(桔梗)。僅か一輪の花でも、このような姿には心を動かされる。

 

ミズヒキ(水引、タデ科イヌタデ属の多年草)。花の列は上から見ると赤いが、下から見ると白い(花名の由来)。

 

 

霞む市街地(浅間山や八ヶ岳連峰が見えることも期待したが)。

 

撮影、9月4日午前、近所の尾根にて。

 

昨日は久し振りに青空が見えたが、屋外ではむし暑かった。今日の早朝は爽快であったが、今は上空に積乱雲が広がり日差しが弱くなっている。

 



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