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何か折り目のときに(細い月、上弦、満月、下弦、月食など)、月にレンズをわたくしは向けたくなる。多分、中学生のときに手製の屈折望遠鏡で月面を眺めたときの感動が心の片隅に残っているからであろう。また、「芭蕉葉を柱に懸けむ庵(いお)の月」との「美」に対する芭蕉の積極性に感嘆しているからだ。ちなみに、満月(望)になる頃、月は夕刻に近くの尾根から昇る。
さて、14日、月は上弦に達した(14時18分(正午月齢7.6))(群馬天文台HP > ぐんまの暦)。
ここでは、20時頃と22時頃の撮った画像をアップする。
20時頃(薄い雲が月の位置に浮かんでいたので、月面は赤味を帯びていた)
22時頃(雲が離れたときに)
ところで、上弦のときは、月面にX字型などの模様が浮かび出る。このことについては、layout3さんのgoo blog「煙草と珈琲とお月様 」をご覧いただきたい。
layout3さんの画像と説明を頼りにして、その模様の位置を「→ 」で示してみた。Xは三つのクレーターでの稜線が太陽光を浴びて浮き出ることに起因するとのこと。画像は望遠レンズ(320 mm 相当)と一眼レフで撮ったものをトリミングで拡大した。
余談ながら、Xの下には字体Lに見えるような模様が写っている。
先月、上弦から2日後に撮った画像を添えた。この画像において、X模様は言われれば判然できる程度になっている。
上弦に近い時間帯で月をターゲットにするならば、もっと早い時刻に撮るべきであった。しかし、太陽光を受けていない部分での地球照(地球からの太陽光の反射)を、わたくしは同時に撮ってみたかった。そのため、天空が暗くなってから撮影をはじめた。
22時にて (かなり地球照部分に近づいた)
食は22時30分からはじまるとのことであったが、その頃には厚い雲が月の位置に流れてきた。結果として、おとめ座 β 星の位置が判別できなくなった。この天体と地球照が接する場面を待ったが(蚊の攻撃を受けながら、無念)。
今日は早朝から雲一つ浮かんでいない空模様になっている。庭ではネジバナ(捻子花)やキレンゲシュウマ(黄蓮華升麻)などが強い日差しを浴びている。午後には日陰となる位置で育てているので、これらの草花にとって午前10時頃までの日差しがプラスの方向に作用することを願っている。ちなみに、11日において当地のアメダス測定所は全国観測値ランキング第一位の最高気温(33.2℃)を記録した(気象庁HP)。
アップした画像はある年に撮った「赤城山での新緑」である。今週での気温次第のことながら、当地(桐生)の最高地点(黒檜山・山頂)がある赤城山で新緑とレンゲツツジの対比を楽しみたいと思っているが.....
覚満淵と大沼(奥)、正面奥の山並みは五輪尾根、右側は最高峰、黒檜山(1,828 m)の山腹
覚満淵はかつて大部分が高層湿原であった
覚満淵付近でのレンゲツツジ(鳥居峠にて撮影)
小沼と黒檜山
長七郎山(1,579 m)で眺めた、地蔵岳(1,673 m)
フェンスで囲まれているアンテナ設置箇所は高山植物の保護地でもある
白樺牧場とレンゲツツジ
牧場の秋景(2015年10月上旬)
このときは、クサタチバナ(草橘、キョウチクトウ科カモメツル属の山地に生える多年草、関東以西に分布)との出会いも印象的であった。
花がミカン科のタチバナを思わせことからこの名がある(山渓ハンディ図鑑、山に咲く花)
撮影 : 2014年6月下旬
再画像: RAW → JPEG、2024年6月13日、現像ソフト:キャノン DPP 4(カメラ附属)
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ある団体に多少なりとも会員として何かをしたいと思い、今までに撮ってきた画像を会員誌用に投稿する計画を立てた。今後「あるときに」とのタイトルを添えた場合、かなり以前に撮った画像が多く、これまでの記事でのものと重複する場合がある。ご了解いただきたい。
今年もようやくコチョウランの花による香りが居室に漂いはじめた。これまでに何度か書いているが、花期の終わったものを手に入れて、翌年にはどんな花が咲くだろうかとのスリルを感じながら育ててきた。アップした画像は今年の部分的な結果である。
唇弁(リップ)が赤系の色を帯びている。しかし、その色は室内(LED照明)において艶やかに見えない。ところが、室外で朝日を浴びると、リップの色は蛍光を発していると見紛うほどまで輝く。そして、ペダルやセパルの色は純白そのものである。突起の色も美しい。
舞台裏まで入れた花の姿である。百円ショップで入手した透明なプラスチック容器に20箇所ほど通気口を開け、その中にバークチップを入れて苗を植え込んでいる。容器の土台は通気性がある素焼き鉢である。
コチョウランの葉は日焼けしやすいので、日差しを長い時間浴びさせることは避けたい。それでも、わたくしは室外で朝日を浴びる花をゆっくりと楽しみたいとの誘惑に駆られている。
ところで、近くのスーパーの花コーナーで、コチョウランをはじめとするラン類の苗が出品されると、苗はすぐに消える。多分、自分と同じような思いで苗を育てる人が多いのだろう。
追加: 他の鉢でも蕾が開きはじめた。このもののペダルはより大きい(6/7)
追加: 今朝全開になった花。セパルとペダルが淡い赤紫色を帯びている(6/9)
先日、隣街(足利市、栃木県)での会合に参加するために、久し振りにJR両毛線を利用した。その際、ぶらりとした気分でスナップ写真を撮ってみた。
両毛線は桐生市内においても高架化されている。駅構内を出て速度を上げはじめる電車は、突然視界が開けるかのように、目抜き通り上の高架橋を通過する。しかし、高架橋からの眺めは数秒間の車窓限定版である。そのため、何気なく車外を眺めていると、この場面はほとんど印象に残らない。
直線状の道路は高架橋から2キロメートルほど北方向に伸びている。
「500メートルさきに「桐生伝統的建造物群」」との案内板が写っている。
最奥の山並みは1000メートル峰の連なりである。その奥は日本海側の平野まで山岳地帯になっている。
到着した「211型6両編成」
桐生駅ホームにて(北方向)
足利駅までの途中で、赤城山の大きさを実感する。
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会合が終わった後、足利駅に近い史跡「足利学校跡」を撮ってみた。
文化庁指定「日本遺産 足利学校」
宣教師フランシスコ・ザビエルは、日本国中最も大にして最も有名な坂東の大学として、足利学校を世界に紹介した。
足利学校の創建については諸説あるが、15世紀、上杉憲実(のりざね)は学規を定め、現在「国宝となっている漢籍(かんせき)」を寄進するなどして足利学校を再興した。戦乱の時代においても全国から多くの学徒が集まった。その教えは、儒学を中心としながらも、易学・兵学・医学など多岐にわたり、日本最古の総合大学と呼ぶにふさわしいものであった。
江戸時代になると、足利学校は貴重な書籍の宝庫として幕府から保護された。足利学校の自由で開放的な学びと自学自習の精神は、近世の学校の原点と言える。明治5年に廃校。
(足利市ホームページ、文化遺産ホームページ「近世の教育遺産群 ...」から抜粋引用)
足利駅前にて
往年、このものは直流型電気機関車として、両毛線や高崎・上越・東北本線で活躍した。かつては、パンタグラフが残っている状態で保存されていた。
「現在でも完全形で静態保存されている貴重な存在です。」との説明文には似合いそうもない画像として、手持ちのカメラは機関車をディスプレイに映し出す。当方のカメラは非情である(苦笑)。
ー5月下旬ー
JR両毛線は「高崎駅(群馬県、北陸新幹線、上越新幹線、高崎線・上越線、信越線、吾妻線、八高線、上信電鉄)」と「小山駅(栃木県、東北・北海道新幹線、山形新幹線、秋田新幹線、東北本線(宇都宮線)、水戸線)」をターミナルとするローカル線である。しかし、同線は高崎市、前橋市、伊勢崎市、桐生市、足利市、佐野市、栃木市、小山市(合計人口は100万人以上)を結んでいる(一部、複線化)。足利駅の隣には「足利フラワーパーク駅」が新設されている。桐生駅は「わたらせ渓谷鐵道(旧JR足尾線、旧足尾銅山)」のターミナルである。