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実家からの荷物の中に、絵葉書が入っていました
『石炭博物館』で販売されているもので
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先日『世界記憶遺産』に登録された《山本作兵衛の炭坑記録画》の絵葉書
本物の展示は、博物館が開いているときに帰省したら見に行くことにして・・まずはこの絵葉書に見入ってしまいました
ほとんどが明治時代のものですが、絵だけでなく絵のそばに書かれている文章からも当時の様子がうかがいしれます
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「入坑(母子)」をちょっとご紹介すると
【図案】先に入坑した夫にお弁当を届ける母子の姿が描かれています。
【説明】幼児をおぶっているのは10歳そこらの兄ですが、その理由は・・・
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大人がおんぶすると安全ではあるが、坑道が低いので幼児が頭をうちつけるから。
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他人に幼児を預けると10銭かかってしまう。
【補足】
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この年頃の子供は~そういう訳で~学校を休みがちとなってしまっていた。
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明治末期には《預児院》といって託児所を設備する炭坑もちらほらあった。
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表情豊かで持ち物や服装も詳細な絵といっしょに、こんな感じの説明が旧漢字、カナ混じりで記載されています。
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手元の絵葉書は十数枚。これは確かに《記憶遺産》にふさわしいと思いました
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何より世界遺産登録に向けて申請した《田川市》に頭がさがります。
いつか本物をきちんと見せるとして、これも子供たちに一読させてみようと思っています